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2011年11月06日
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カテゴリ:テレビ
 昨夜テレビドラマ化され放送された「火車」は堪能した。
 宮部みゆき原作になる長編ミステリーのドラマ化であるが、テレビで一度放送して終わりでは惜しいような感じでした。

 二人の女性の人生が交錯する瞬間を見出すのが物語の主要な題材なのですが、その解明へのプロセスがテンポ良く、しかも丁寧に描かれていて好感が持てました。
 刑事と息子との絆の物語もしっかりと描けていましたし、亡き妻との関係も諸所に決め台詞を散りばめつつ、抑制の効いた演出で描かれていました。

 色彩の使い方はテレビ的ではなく、特にラストシーンの光と色の使い方は、まるで上質な映画のそれを髣髴とさせるものでした。
 寺脇のそつの無い演技やゴリの熱演も又、この重厚なドラマにしっかりと沿ったものでしたね。

 近年は時代ものにシフトしている宮部さんですが、直木賞受賞作「理由」や映画化作品「模倣犯」など、やはりこの人のミステリー作品はどれも素晴らしい。
 ガリレオシリーズなどの東野氏と双璧をなす、現代ミステリー作家の第一人者であることは間違いありません。
 ちょっとした2時間ドラマなのでは味わえない奥深さを感じさせてくれます。

 さて、今夜は昨年の日本アカデミー賞5部門授賞作である「悪人」がテレビに登場ですね。
 公開を待って劇場に駆け付け、その演技陣の凄みに圧倒された作品です。

 今夜も再び、妻夫木・深津・柄本・樹木・満島・岡田・・・錚々たる出演陣の渾身の演技に、ゆったりと身を委ねて見たいと思います。
 原作は芥川賞作家吉田修一です。





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最終更新日  2011年11月06日 18時26分24秒
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