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カテゴリ:映画ほか
「コンプライアンス 服従の心理」というのを見に行った。 アメリカの某ファストフードチェーン店で実際にあった事件。 詳しくはこちらにて。 どうして?なんでそこまで?ほんとにそんなことあったの?? どれどれ?どうしてそーなっちゃったのか確かめてあげるわよっ! ・・といったノリで鑑賞した。 映画自体は、淡々と静かに事の次第を映してゆく。 後で実際の事件の映像も見たがほぼ同じ。殆どセミドキュメンタリー。 そこに映るのはこんな問いかけ・・権力的な物言いの人間になぜ人は従ってしまうのか? おかしいな?とは思わなかったのか?誰か止められなかったのか? お?これってこないだ見たあれに似てるぞ。「実録 連合赤軍」に。 というわけで実に忠実に淡々としているこの作品ですが。 今回の被害者女性のキャラ設定に少し監督の作為が感じられたのは気のせいかしらん? どちらかというと女性店長のほうに少しだけ寄り添っている風に見えました。 映画での被害者の彼女は今時のちょっとてきとーに遊んでる感じで、バイトも仕方なくやってる風。 店長や仕事に対しての敬意が感じられない、それと若くて綺麗。 店長自身もその子に対しどことなく面白くなく思っていた雰囲気がアリアリ。 そこへきて「警察官」からの「窃盗疑惑」の電話。 かばうどころかすぐに同調するあたりその心理が見え隠れ。 実際の事件の子はもう少しはかなげで真面目な雰囲気だったのでこの辺監督の「悪意」が感じられるような気がするw ストレスばかりの職場を女だてらに切り回し、しかもその日に限って大忙し、挙句に日ごろ何となく気に入らなかったバイトの窃盗疑惑、これ以上問題が起こったら大変!! 何とかしなくちゃここで収めなくちゃ! こういう女性店長の心理に犯人は見事に付け込んだんだねえ。 しっかしこの犯人、何の目的でこんなことを? この女性が特に好きで狙ってた・・というわけでもなく。 なにしろこういった事件が全米で70件以上あったそうだ(!)から。 一体こいつ何がしたかったんだろう~? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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