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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:【碁】プロ棋戦
昨日の放送はNHK杯は準決勝第1局張VS淡路戦でした。勝てば決勝という対局ですが、もう一つ大きな意味合いがあります。それはNHK杯上位2名に与えられるテレビアジア選手権への出場権です。国際棋戦が盛んな現在、どうしてもNHK杯も「アジア杯の予選」と見てしまいます。
昨日の対局もちらちらとしか見ていなかったので、細かいことは分かりません。黒の淡路九段が厚く打ち、打ちやすそうに見えましたが、攻められれば攻められるほど地が増えていくという張名人本因坊にありがちなパターンだったらしく、しばらくして局面を見たら白が優勢になっていました。名人本因坊の充実はかなりのものです。 来週は依田碁聖が登場。個人的には国際棋戦で通用する日本棋士の一,二番手は張・依田だと思っているので、是非ここは依田碁聖に勝ってもらいたいです。 その張名人本因坊はNEC杯でも優勝。今月に行なわれるLG杯に向けて好調を維持しています。相手の兪斌九段には分が良いようなのが好材料です。ただし兪斌九段は、昨日書いた「準優勝どまりの中国棋士」に当てはまらないので要注意。兪斌九段は中国の中でも必ずしもトップにいるわけではありません。(トップグループにはいますが)したがって国際棋戦でそんなに頻繁に上位に来るわけではありませんが、決勝進出したときは勝負強さを見せて優勝してしまうので。李昌鎬には勝ったことがなかったのに決勝で当ったら勝ってしまったり。張名人も大舞台で自分を見失ったりすると足をすくわれるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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