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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:【碁】棋士評伝
算砂の跡を継いだのは算悦(1611-1658)。
もっとも算砂が死んだときは11,2歳で、中村道碩が後見人となって育成し、二十歳ごろ本因坊家を継ぐことができた。そのとき上手(名人の定先、七段)だったという。 この人で特別なのは囲碁史上初めて「争碁」を経験したということ。安井算知(2世。名人算知)との間で争われたもので、いまだによくわからないことが多い(たった6局を9年かけて対局した)ようだが、ともかく算悦の時代から家元同士のしのぎを削る戦いが幕を開けたといってよい。 ※碁の第6局は個人的に結構好きな1局である。ごらんあれ。 結局この争碁はお互い得番勝ちで結果でず、その後は算悦・算知の並び立つ時代が続いた。算知が名人の座に着くのは算悦死後のことである。 道悦に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/03/08 11:23:25 PM
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