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テーマ:気になるテレビ番組(2922)
カテゴリ:おぼえがき
小さいころ、祖父の膝の上で見た人形アニメが忘れられない。
アンデルセン童話集にも入っている 『パンをふんだむすめ』 というおはなし。割と知られているのは、何度かNHK教育テレビで放送されて いるからだろうと思う。 靴を汚すまいと水溜りにパンを落とし、その上を渡ろうとするインゲル。 地獄に落ちたインゲルは…… (ストーリーはこちらでどうぞ。絵本仕立てで素敵です) 最後には救いが用意されているのだが、なんともやるせない気持ちにさせら れる。そして思うのだ。 「たべものを粗末にしてはいけない」 「親は大切にしなければいけない」 「決して驕ってはいけない」 それから、 「どんな人間にも蜘蛛の糸を垂らしてくれる人がいるものだ」 と。 アンデルセンには救いの無い物語が多いのだが、中でもこの『パンをふんだ むすめ』と『ナイチンゲールとバラ』を読むと切なくなってしまう。 数年前に岩波書店から出ているアンデルセンの童話集を全てそろえたのだが、 まだ全部読みきれていないのは、冊数が多いからだけではないと思う。 「あの歌がトラウマに……」という声も多い、このおはなし。 NHK教育 11/11(金) 午前9:15~9:30 こどもにんぎょう劇場 にて、後編が再放送される。 今回、残念ながら前半を見逃したのだが、以前録画したビデオテープがどこか に眠っている筈…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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