このあたりでは１月２日の朝、必ず食べるものがある。それは……





去年１月２日の日記参照

「すりぞめ」にしても他の習慣にしても、土地の人に聞いても
「さあ、何でだろう」といわれるばかりで由来などはよく判らない。
かなり長いこと行われてきたために、元の理由が忘れられてしまったのだろう。

２日の朝、そして「すりぞめ」という言葉からは「書初め」を連想させられ
る。書初めの代わりなんだろうか？
胃にやさしい、というけれどもとろろは水に溶けないタイプの食物繊維を多く
含んでいるから、おなかが膨れた感じになってしまう。胃に優しいものは他にも
あるだろう。

一緒に飲むのは「さ湯」であってお茶はいけないとされているけれども、
かつては「とろろとお茶」の食べ合わせで脳溢血になるといわれていたから
の様だ。
どうも迷信というか、そんなことはないというのが最近の考え方らしいので
別にお茶でも構わないのでは……

まあ細かい理屈はともかく、とろろごはんは美味しい。
お節に飽きたらぜひどうぞ。