私はとても美味しそうにものを食べるのだそうです。
そのためか、よく友人の家などで昼食や夕食をご馳走になりました。

「本当に美味しそうに食べるわよねえ」
「おかわり、どう？」
「また食べにきてね」

“友人のお母さん”がたにはえらくウケの良い子どもでした＾＾；。

自宅でも、「美味しい、美味しい」を連発していたので母は嬉しかった
と思います。反応があるというのは幸せなことです。


今、私は毎日食事を作る立場にあります。
朝昼晩献立を考えたり、栄養を考えたり、味付けを工夫したり、
買い物も調理も好きなほうだと思います。でも毎日なのでうんざりする
日だってあります。献立を考えるのも面倒になって、放り出したくなる
日もあるのです。

そんな時、「何が食べたい？」と聞くと、ダンナは必ずといってよい程
「何でもいい」と返してきます。ええい、献立を考えたくないから聞い
ているのに！
……でも私も子どものとき、やはり同じように答えていた様です。
そんなこと聞かれても、即座に答えられませんよね。

息子はおかずが気に入ると両のほっぺに手をあてて、可愛いポーズを
見せてくれます。わがままも、度を越したイタズラも、きれいに忘れる
ことができ（る時もあり）ます。
ダンナも感想を口にします。黙っていても食べ方で判りますが、言葉に
してくれれば励みになります。

別に感謝して欲しくて努力しているわけではありませんが、何事も
反響があれば張り合いが出るというもんです。

なんて、偉そうに書いている私自身が感謝の気持ちを忘れているような
気がしてきました。反省……