最近の学生の貯金事情はどのようなものなのでしょうか?
●一人暮らしの学生の貯金額、意外とリッチ!?株式会社共立メンテナンスが昨年から実施している、東京都内の一人暮らしの大学生男女300名を対象にした「イマドキ大学生の一人暮らし生活実態調査」によると、貯金をしている大学生は41.3%で、平均貯金額は394,774円でした。貯金をしている理由は「将来の生活が不安だから」、「緊急の出費のため」がともに28.1%で1位という結果になり、ある目的のために貯金をするというよりも、漠然と抱く今後の生活の不安に対し、堅実な生活を送っているようすが見受けられます。●生活費の増減で影響を受けるのは「食費」なお生活費の平均金額は117,187円で、昨年の118,867円とほぼ変わらない結果になり、また、仕送りをしてもらっている大学生は全体の79.0%で昨年と変わらず、1カ月の仕送り平均額も79,375円と、仕送りに関しても昨年とほぼ変わらない結果となりました。1カ月の仕送り額が少ないと思っている大学生は9.7%で、88.1%は満足しているという結果でした(「その他」回答:2.1%)。「生活費が増えたら何に使いたいか」、「今後、節約したいのは」、「仕送りが減ったときに節約したものは」の質問では、「食費」がそれぞれ44.7%、57.7%、81.3%と挙げられ、生活費の増減は食費で調整をしている大学生が多いようです。 ●アルバイトは「したくてもできない」という人もアルバイト収入平均額は55,484円で、昨年の55,270円とほぼ変わらない結果となり、業種は1位「ファーストフード・ファミリーレストランなどの飲食店(23.3%)」、2位「家庭教師(18.4%)、3位が同率で「居酒屋・バーなどの飲食店(14.1%)」、「派遣バイト(14.1%)」などのアルバイトが人気のようです。 アルバイトをしている大学生の割合は54.3%ですが、そのほかに12.7%の大学生が「アルバイトをしたくてもできない」と回答しています。主な理由としては、「したくてもアルバイト先に空きがない」「就職活動中のため」が多く挙げられています。フリーターや海外からの留学生の増加による大学生のアルバイト求人の減少や、就職難の中、就職活動に専念している大学生も増えてきているとのことでした。