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横浜は燃えている!

横浜は燃えている!

旅館 銀閣にて



    
   ●2004年2月25日(続き)

    京都駅から歩いてすぐの所、東本願寺が見える所にこの旅館はある。
   駅近くと聞くと「騒がしいんじゃ?」と思ってしまうが、とんでもない!こんなに京都駅
   に近いのに静かな小道にあるとても落ち着ける旅館なのである。



    事前の情報からこちらのフロントではとても人間味のある対応をして頂けると聞いて
   思いっきりお世話になるつもりで伺ってしまった。お部屋でお世話をして頂ける優しい
   仲居さんも付くキチンとした旅館だ。○○が売っている店は?○○寺の辺りのおススメの
   食事は?など質問魔の私にも丁寧に対応して、的確に教えて下さった。挙げ句の果てには
   私が以前どっかから聞いた「西本願寺の入り口辺りでよく取れる耳かきを売っている
   おじいさんがいる」というあやふやな情報も結局「何かの間違いでは」と解決して
   くださった。





    京都二日目の観光を一通り終えた我々は夕方に旅館に戻ってきた(朝に荷物をすでに
   預けていた)。丁寧な仲居さんが館内の案内をしつつ部屋に通してくれる。部屋に入ると
   美味しいお茶を入れて下さる。「そうだ、心付けを渡さなくては!」と今更ながら思い
   つくのだが、気の利かない旦那は全く気づいていないようだ。仲居さんが部屋のドアを
   閉めるとすぐに「心付け渡さなくちゃ!!」と言うと慌てて追いかけて渡して来た。
   全く二人してこんな感じだ...。




    夕食は予約時にお願いすれば旅館でも夕食はいただける。木屋町通りの料理屋を予約して
   あったので夕方に外に出る。旅館を出る時にかなり雨が降っていたのでタクシーをお願い
   すると、素早く連絡をしてあっという間にタクシーが到着した。





    
   ●2004年2月26日

    朝食は部屋で食べられる。事前に何時頃が良いか尋ねられる。普段グウタラのくせに
   我々は一足早く起き出して東本願寺と西本願寺に赴く。ガイドブックでは6時から開門と
   書いてあったので6時に旅館を出ると、まだ閉まっている...。門には「冬の間は6:20
   より」というような事が書いてある!「じゃぁ西本願寺まで歩いて行こう、歩いて行く
   うちに門も開くだろう」と歩いて5分程の西本願寺を目指す。

   注)冬の間は西本願寺は6時より、東本願寺は6時20分より開門。(事前要確認すべし)




    私は中高この西本願寺系の女子校で学んだので「お西さん」は親しみがある。現在
   御影堂が大修復工事中なのでお寺というより何だか工事現場みたいになってしまっている。
   しかしシートの脇を入って行けば阿弥陀堂がズンと存在感を示す。ここが初めてという
   旦那は寝起きにも関わらず「スゴイスゴイ」を連発している。


    小さいおばあさんがキチンと靴を整え中に入って行くので私達もせっかくだから中に
   入ろうと中に入って行く。どうやら朝のお勤めが始まるようだ。他にも小さいおばさんが
   おり「もっと前に来なさい」と私達を前に来るよう勧める。あれよあれよと言う間にお坊
   さん達がズラリと入って来てお経が始まる。私だって浄土真宗で6年間育ったんだから
   と思っていたがブランクのせいか知らないお経みたいだ...。朝食の時間もあるので少しずつ
   後ろに下がり途中退場する。




    雨が結構降っている。念珠などを売っているお店(まだ開いてないが)が立ち並ぶ道を
   抜けて東本願寺を目指す。こちらももう少し先に修復が始まるそうだ。ここのお勤めも
   今からちょうど始まるようで人が御影堂(多分...)に入って行く。


    ちなみに同じ本願寺とはいえ西と東はちと仲が悪いらしいからなのだろうか、お勤めに
   来ている人も西に来ていた人よりちょっとコワイ感じがする。始まったお経もずいぶんと
   雰囲気が違う。○○奉仕隊と書かれた襷をした大勢の方が来ている。ここでも途中退場を
   して今度は旅館に戻る。





    旅館を出る前に歩きすぎで魚の目が大きくなってしまった私の為に旅館の方が絆創膏を
   用意してくださっていた。ありがたく足の魚の目に貼る。部屋に戻るとグウタラ夫婦が
   敷きっぱなしで出かけた布団を仲居さんが片付けてくれていた。恐縮してお礼を言う。
   もちろん夜も夕食で外出している間に布団を敷いて下さっていた。





    朝食はとても充実していた。仲居さんが手際良くたくさんの料理を並べていく、あっと
   いう間にテーブルは料理で一杯になる。朝から歩き回ったので全く残さずモリモリと
   大食い夫婦はよく食べる。ご飯も大変美味しい美味しいと二人してご飯をおかわりする。




    お世話になり過ぎた二人はまたしても旅館に荷物を預けて京都の町に飛び出す。その後
   どっさり食べ物を買い込んできた私達に「お使いください」と紙袋までくださった、本当
   に今から思っても申し訳ない事ばかりなのに丁寧に応対してくださった。またぜひお世話
   になりたい...。








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