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横浜は燃えている!

横浜は燃えている!

人気店を次々攻略






       ●2005年10月15日(土)

     ワンの散歩と餌をいつもと同じ6時頃に済ませる。宿泊地近くにはコンビニも
    歩ける範囲には存在していないので我々人間はこれから朝食をゲットしに那須高原
    へと車で出かける。那須には美味しいパン屋が多いとの情報を得ているので可能な
    限りチェックしたいと思っている。





     まずは地元栃木のネット掲示板情報からのイチオシのようであるパン屋へ。
    「ペニーレイン」というペンションやカフェも併設しているパン屋だ。那須の
    パン屋は開店時間が10時前後という所が多く、それでは朝食だか昼飯だか
    分からんので、せめて8時頃には開店する店を探したらこの「ペニーレイン」と
    翌朝行く予定の「シェレンバウム」という2店舗しか見当たらなかった。


     泊まっている那須塩原から那須高原へは車で順調なら50分程なので
    「朝食を買って戻る」というのはこの後の予定からして時間的、距離的にも
    ムダだし、天候も雨が降ったりやんだりなので朝食を買って併設されたカフェで
    食べて昼飯まで入場も駐車場も無料の南ヶ丘牧場で時間を潰す予定で出かける。






     こんな所にパン屋なんてあるの?と言いたくなる車も行き交うのが難しい
    細道を入っていったペンションが建ち並ぶ所にあった。情報では8時開店で   
    あったが、我々は8時10分位前に着いたら開店していた。外ではお店の人が
    「いらっしゃいませ」と挨拶してくれて、外のベンチ等の掃除をしている。

     「ペニーレイン」という名の通り、ペンションのオーナーがビートルズの
    ファンだとかでパン屋もペンションもカフェも自慢のビートルズコレクション
    が飾られているらしい。パン屋の方は拝見できたのだが、カフェとペンション
    は「宿泊客の朝食時間だから」と断られてしまった。私は別に構わなかったが
    ビートルズファンの旦那は残念そう。

     恐らく開店とほぼ同時に来店したが、パンの種類は割と出ていた。やはり
    開店する以上ある程度のパンは揃えておいて欲しいものだし、それがプロの
    仕事でもある。その意味でもこの店の姿勢は優れている。
     店の看板商品のブルーベリーブレッド、クリームパン等々を買込む。本来
    ならもっともっと買いたいが、朝食に食べきれる量にしないと後々訪問予定の
    パン屋に行けなくなるのでセーブする。店の中をクマの様にウロついている間
    にも続々とパンが焼き上がってくる。ただ、残念ながら甘いパンばかりで
    じっくりと見ていると嫌になってきたのも確かであった。

     併設のカフェは朝は残念ながらやってなかった。外のベンチでパンを食べる
    のは構わないとの事なので近くの自販機で飲み物を購入してパンを食べる。
    食べているとペンションの方が親切にもおしぼりとお皿を貸してくれた。
    
     確かに情報通りどのパンもなかなかの高水準だ。しかしながら看板のブルー
    ベリーブレッドは美味しいけど「そんなに騒ぐ程のもんじゃない」レベルかも。
    中に織り込んであるブルーベリージャムはとても美味しいのだが、パン生地が
    堅く、パサパサしていた。朝焼いたパンでなかったのだろうか、という印象。
    どのパンも「次回来るとしたら絶対食べたい!!」というのは無い。今回お目に
    かかれなかったピースマークにチーズが入ったパンなどは食べてみたいが。
    感想としては「甘いパン、柔らかいパンの店」。次回来店予定は微妙。

     食べている間、向かいの建物に犬連れの人がどんどんと入って行くので
    どんな所かと思っていたら、この「ペニーレイン」と同系列のワンと泊まれる
    ペンションなのだという。庭のドッグランに牛の様に大きな犬(グレートデンと
    グレートピレネーズだった)がいて、側で見て見たかったのだが、あっさりと
    断れてしまった。カフェといい、当たりはソフトなのだが「宿泊客じゃ
    ないんだから面倒な事言ってこないでよね」という感じ。








     朝食を済ませ、昼食までの間を「ペニーレイン」近くにある南ヶ丘牧場で
    過ごす予定が悲劇を生んでしまった...。

     9時過ぎに牧場に着いて案内板に沿って我々はブラブラと歩いていた。
    奥に行くに従って砂利の下り坂になっており、私はあっという間に砂利で
    滑った。あわてて痛いと思われる右足の服をめくると膝下には500円玉
    二個分の範囲の皮がめくれている。旅行の出発日の外来で担当医が
    「ステロイドの作用で皮膚が薄くなっているから」と注意を受けたばかりで
    あった。まだ朝が早かったから傷の割に出血はまだそれ程でもないが、時間が
    経てば大出血は目に見えている。

     牧場の売店の人に最寄りの薬局の場所を聞く。怪我をして手当もしないが
    出血が少ないのをいい事に、怪我の所である右足の服を膝上までまくり上げて
    片足丸出し状態で売店で牧場の牛乳を飲んでる始末。ちなみに牛乳はここで
    飲んでビンを返却すると瓶代が戻ってきます。味は...普通でした。

     薬局は翌日訪問予定の「寿々木商店」近くにあった。普通の町の薬局で
    10時前であったが余裕で営業していた。傷の手当は車の中で済ます。本当は
    店内でしたかったが、何だか迷惑そうな顔をされてしまってやめたのだ。
    怪我の為の消毒薬等を購入した為にせっかく入場料と駐車場が無料の南が丘牧場
    ではかえって高い物についてしまった。



     怪我をしてしまった為に本来なら南ヶ丘牧場で昼ご飯まで過ごす計画が
    すっかり狂ってしまった。怪我の為にあちこち動く訳にもいかないが、かと
    いって塩原に戻る訳にもいかないので昼ご飯を予定しているお店で時間を
    潰す事にした。旅行後に調べたら那須IC近くにマックスバリューという
    ジャスコ系の24時間営業の大型スーパーがあったんだよね。そこだったら
    医薬品ももう少し種類もあったし時間も潰せたろうに~。




     傷の大きさと深さに加え、ただでさえ免疫が落ちているので旦那は
    大いにブルって慌てた。私は旦那の会社で貰った「那須のしおり」に
    書いてあった病院を思い出した。土曜の午前中だったから開業医の
    皮膚科でも管理人さんに紹介して貰っても良かったが、退院してから
    怪我の処置にすっかり慣れてしまったので物さえ揃っていれば自分で
    処置しても一緒だろうと思った。これから余りにも血が止まらなかったり
    痛いようだったら、唯一の救急病院である大田原病院に行けば良いと
    考えた。救急病院が一カ所だけというのは将来住むにあたって不安材料に
    なるので那須移住は微妙だ。







     昼ご飯はTVにも「行列の出来る店」などと紹介されたり、ネットの掲示板の
    情報でも絶賛されている「瑞穂蔵」である。今回の一番期待している店だ。

     売店は早くから開店しているが、食事処は11時開店となっている。かなりの
    人気店と思っていたので待っている人もいると思ったが、早くから開店を待って
    いるのは我々の他に三組程。近隣からは朝食を抜いてまで来る気合いの入った
    人も居ると言うが本当にそんなに美味いのか期待と疑問でいっぱいであった。
    ちなみに我々は前述の不測の事態につき、9時半頃から駐車場で待っていた。

     この店は米屋がやっているレストランなのでとにかく「ご飯」が美味しいと
    いうことだ。釜で炊くからおコゲがもれなく付いてきて、それが美味いらしい。
    おばちゃん達が作るおかずや漬物もセットになっている「田舎膳」がウリである。
    更に単品で団子汁があり、田舎膳の味噌汁の代わりが団子汁やすいとんになった
    セットもあり、メニューはこれら3セットと潔い。単品注文は団子汁に納豆や
    温玉等とシンプル勝負。
    
     大食い夫婦は田舎膳の進化した団子汁のセットとすいとんのセットを注文する。
    セットの納豆は温泉卵と選択可である。納豆好きの旦那はもちろん納豆、私は
    旦那の為に納豆を選択(私は食べられない)。この納豆も手作りという事らしい。

     注文してすぐに料理が運ばれて来る。ご飯はお櫃に入っており、おかわりが
    自由である。ちょうど季節がら新米ということであった。ご飯の上には噂の
    おコゲが「入ってますよ」と乗っているが多くはない。ちなみにおかわりしても
    おコゲは入って来なかったのでおコゲは最初の時だけであった。最初のお櫃は
    人数分+αといった量だが、おかわりは「何膳分か」と聞かれ、キッチリと
    その量しか入ってこない。私は堅めに炊いたご飯が好きなのでこの店の炊き方は
    好感が持てたが、柔らかいご飯が好きな人や年寄りにはこの店のご飯は堅めかも。

     おかずはどれも薄味で美味しい。塩分制限のある私にはちょうど良い感じだが
    普通の人は大丈夫なのかなぁという感じ。茄子としいたけの煮物が一番良かった。
    茄子の漬物も堅めで美味しかったが、少量とはいえ全食する訳にはいかないので
    申し訳ないが残させていただいた。元を取れるはずは無いとは思うが、抜かりなく
    ご飯のおかわりをお願いする。おかずの量も多いので元気であればご飯のおかわり
    も二回位はいけたかもしれないが、今回は一回だけ。
   
     確かに美味しい店だとは思ったが、この程度でキャーキャー騒いだり並んだり
    するかと疑問。逆にこの程度で「美味しい美味しい」と絶賛する人は普段一体
    どんなご飯を炊いて食べているのかと不安にすら思う。ましてやこのご飯に
    ありつく為に朝食まで抜いて来るかなぁ...。観察してみていたらご飯のおかわりを
    したのは我々だけだったし。

     すいとんはそこそこであったが、団子汁は正直マズイ。団子の粉に米粉が
    使われているせいかザラザラした団子で、大きさも大きいので非常にツライ。
    どちらも味噌汁にすいとんや団子が入っているといった所。オーダーするには
    田舎膳が無難かもしれない。

     それとこの店の雰囲気を大いに盛り下げたのは躾けの出来てない子供(多数)
    と躾の出来ない親だった。食事をしている周りで店の廊下を走り回り、非常に
    不愉快極まった。まぁそんな自分の子供を注意もしない親を見てみるとジャージ
    を着て食事に来るような常識の無さそうなヤツラであった。次回来店予定は微妙。

     






  
     午後にかかると怪我の出血量も徐々に増えてきたが、塩原へ戻る前に今回の
    那須のパン屋で一番期待してきた「夢見鳥」へ。ベッカーマイスターだとかいう
    方がやっているパン屋なのだ。ベッカーマイスターなんて初めて聞いたがドイツ 
    辺りで修行したのかなぁ。

     お店は那須街道を少し入った所のピカピカのログハウスであった。事前に
    このお店のHPをプリントアウトしていくと割引で購入できる(もちろん持参)。
    瑞穂蔵で腹一杯食べた後なので購入意欲が収まってちょうど良かった。13時頃の
    来店だった割にちょいと品数が少ないようで、空いている棚が目立った。
    店員さんは若い元気な女の子達なので非常に気持ち良い接客態度だ。客が我々
    だけでも「○○が焼き上がりました!」と言って棚に並べたり、パンの説明を
    求めてもキッチリとしてくれる知識も持っている。パンを選んでいる間に噂の
    ベッカーマイスターの方も「いらっしゃいませ!」と我々に声を掛けに出て来た。
    写真だと怖そうな感じだったが、実際はそんな感じは受けなかった。人見知りの
    私は声をかける勇気はなかったが...。この時点でも怪我した傷口からの出血が
    服に付かないように右足の膝下の服をまくり上げて足丸出し状態で非常に怪し
    かったろうになぁ(手当はしてあったが)。

     もちもちパン、ハイジのパン、究極のクリームパン、元祖那須あんパン等を購入。
    D&Dも購入したかったが思ったより大型パンだったので断念。明日帰るのだったら
    迷わず買ったのになぁ~。この時点では明日も来店を予定していたのでかなり
    少なめの購入(1000円程)。

     購入後那須塩原の宿泊地に戻り、小腹の空いた15時頃に食べる。
    たまたま購入したのがそうだったのか、この店のは「白くて柔らかくてモチモチ
    したパン」という感じ。もちろん美味しいが、こればっかりだとちょっと工夫
    して欲しいなぁと思うのも確か。那須のパン屋を全店見て回ったワケではないが
    どうも那須のパン屋はこの傾向が強いようである(ネット掲示板でもそうある)。
    ヨーロッパ系の周りがガリッとして中がモチモチというのは受けないのかなぁ。

     究極のクリームパン、微妙だ。通常だとパンの中にクリームが包まれているが
    ここのはパンを横にスライスして焼き上がった後にサンドしている方式(これも
    那須で多く見られる手法)。その為か、せっかくのパン生地がパサパサで究極の
    意味が分からない。同じく小さめのフランスパンにカマンベールとブルーベリー
    のジャムをサンドしたのも食べた。私にはジャムが必要なく、その分チーズを
    たくさん欲しい感じがした。フランスパン自体は美味しい。

     不思議な事にこのお店のプライスカードにはパンの名前と値段しか表記して
    いない。パンの名前も「ふたごの天使」だとかだから名前から想像するのはチイと
    難しい。パンの生地に何を使ってるだとか、何が挟まっているかなど食べてみて
    初めて分かる事ばかりなのだ。もちろん質問すれば丁寧に教えて貰えるのだが、
    それも少々煩わしいのでは?と気を使ってしまうので多少は表記して欲しい。
    購入したフランスパンにカマンベールがサンドされたのも食べたらジャムまで
    入っていて「何だ?これは」とちょっと驚いたのだ。プライスカードにはただ、
    カマンベールとしかなかったしさ。
    
     この店のお気に入りは「元祖那須あんぱん」。購入を非常に迷った(高いのだ)
    けれど、買って大正解。舟和のあんこ玉を愛する私はこのあんパンというよりも
    餡子爆弾のようなパンが気に入った。大きさは普通のあんパンなのだが、手に
    持つとものスゴイ重さだ。パン生地はほとんど無く、餡子の塊の中に大きな栗の
    甘露煮がある(個人的には栗は不要)。餡子は粒あんで、甘さ控えめでとても
    美味しい。次回もきっと購入するだろう。次回来店予定あり。

     
    




     塩原に戻る。旦那は付属施設のクアハウス(使用料200円)に出かけるが
    私は怪我の為に風呂すら入れないので部屋で家からプリントアウトしてきた
    旅情報(ほとんどが食だが)を更に更にチェックしておく。

     小腹が空いたので先程の「夢見鳥」のパンを食べていると旦那が戻ってきた
    のでパンを半分こずつして感想を述べ合う。プールは消毒の臭いが立ちこめて
    いて「とても泳ぐ気分じゃない」ということで(会社の情報でもそうだった)
    サウナしていたそうだ。いくら利用者が少ないからといって清掃を怠るという
    のは感心できない。






     クアハウスで体脂肪を量った旦那は自分の数値に大いに驚き、改めて
    自分が肥満体だと自覚したらしい。夕飯前に「観光がてら塩原を観に行こう」
    などと言いだし、出かける事にした。「30分以上歩かないと脂肪が燃えない
    からね」と助言するが、怪我している私も付き合う事にした。

     塩原のメインストリートは歩道スペースが無く、車も結構なスピードで
    通過して行くのでブラブラするのはチョイと危ない。けれど1本裏に平行
    して川に面して遊歩道があるのを発見し、そちらを歩いて行く事にした。

     
     遊歩道は川に面しているが、ホテルや旅館の舞台裏にも面しており
    厨房などが丸見え。表はキレイでも裏はとんでもなく古くて汚かったり
    する。途中に紅の吊り橋という大きな橋があり、向こう側に渡る。

     少しして妙雲寺というボタンが有名なお寺に出る。庭には小川や滝が
    あり、本堂は自由に上がれるようになっている。妙心寺の系列とあるが
    あの京都の妙心寺なのだろうか。日本史を取らなかった私は歴史に疎いが
    ここは平家をかくまった尼寺だそうだ。

     郵便局のATMを使いたかったのでもう少し先まで歩いたのだが、
    いいかげん疲れ、この時点で既に一時間以上経過しており、脂肪は燃えて
    いるだろうという事で引き返した。途中妙雲寺の近くに密かに目を付けて
    いた「めろん亭」というパン屋を発見。外から見ると17時頃だったが
    かなりの品揃えであった。






     夕方のワンの散歩と食事を終えると降ったりやんだりだった雨が降り続く
    ようになってしまった。今夜の夕食は昨日予約をしたスッポン料理の「河童」
    というお店だ。メニューはすっぽんのフルコース(4000円)のみで、完全
    予約制だ。完全予約というのは「すっぽんを捌く都合上連絡して欲しい」と
    いう事なので堅苦しく考えなくて良いという事だ。

     旦那の下調べでは「歩いて行ける距離」という事で真っ暗な塩原の歩道も
    無いトラックの行き交う道を傘をさして歩いて行く事になった。本来なら
    行きは旦那が運転して帰りは私が運転なのだが、今回はそうもいかない。
    歩いても歩いても道はどんどん真っ暗になっていき、不安が大いにつのる。
    「本当にこっちで良いの?電話してみてよ」と言う。旦那のうろ覚えの
    「橋を渡ったらすぐ」という情報にも振り回されるが、橋は3本も渡った。
    この後も何度も店に確認の電話したが結局一時間以上歩く事になった。
    日頃運動は控えているから筋力が落ち、足が弱っている上に今回の怪我と
    先程の散歩の疲れで私は口も利けない程ヘトヘトになった。

     お店に着くと今夜の客は私達のみ、貸し切り状態だった。お店の人は
    我々が塩原から歩いて来たと知ると大変気を使って下さり(特に私が疲れの
    為に口も利けなかったのが不機嫌と取られたのだろう)、おそらくコースに
    ない物も沢山出してくれたようだった。ほぼ100%手作りの物ばかりで味も
    薄味でどれも美味しい。前菜がどっさり出た頃に小さいグラスに入った
    すっぽんの胆汁と生き血がにそれぞれ運ばれる。胆汁はキレイな緑色を
    しているが猛烈に苦いので一気に。生き血は焼酎等で割ってあり飲みやすく
    生臭さは全くない。カクテルの様で生き血と言われなければ分からない。

     すっぽんコースのメインであるすっぽん鍋は前菜を食い尽くしている間に
    お店の方で火を通した状態で出してくれるのですぐに食べられる。すっぽんを
    あらかた食べた頃に野菜の盛り合わせが出て来るのでこれは自分達で投入して
    食べる。我々の今回のすっぽんはメスであったから鍋の底にはタピオカの様な
    卵がいくつも沈んでいる。これはいくらの様にプチッとした歯ごたえで、味は
    鶏の卵の黄身といったところ。軟骨好きの私はすっぽんのゼラチン質の所を
    大いに食べ尽くした。

     「最後は雑炊で締めます」というので我々はスープを倹約してすっぽんと
    野菜ばかり食べていたらお店の人に「これではスープが多過ぎてしまうので
    もっと飲んで下さい」と言われてしまった。雑炊は残ったスープと共に一旦
    土鍋ごと下げられ、出来上がった状態で持ってきて貰える。溶き卵も入って
    いてご飯(雑穀)もとっても美味しい。旦那は「那須の食事ではここが一番
    美味しい」と主張している。

     美味しくて腹一杯になって動けなくなった我々をお店の方は恐縮にも
    車で宿泊地まで届けてくれた。あんなに大変な思いをして歩いた道も車だと    
    あっという間であった。次回は絶対車で来店予定あり!
     


  
     昼の瑞穂蔵といい、夜の河童といい、那須の味付けは薄味で大変良い。
    これなら塩分制限も気にしなくて良いかもなどと思ってしまう程だった。
     







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