コーラスこの手の同じ業界のお話、というのは数々観てきたがロクな物が無い。 まぁ音楽家っちゅうのが「実はこんなヤツだったのか...」という裏話的なのが 多いからねぇ。 しかしながら音楽に携わっているとついつい観ておかないと気が済まない。 この「コーラス」は教科書にのっているような有名な音楽家ではない。 ちょっと昔のフランスの学園ドラマではある。 話自体はコーラスで学生達をまとめ上げる、というもの。この微妙な年代の 男の子達が果たしてコーラスなんぞに興味を持ち、自ら打ち込む事なんて 有り得んの?なぁ~んて考えてはいけない。 いろいろな問題が起こってはいくが、取りあえず物語に身を任せていこう。 案外退屈しない映画なので最後まで決して退屈はしない。 ソリストのジャン=バティスト・モニエくんもこの映画の撮影では吹き替え だろうが実際コーラスをやっている音楽家らしい。彼も勿論素晴らしいがこの ソロパートを指揮するジャック・ペランは良かった、すごく。ソロパートを 導く彼の指揮は文句無しに良い!こういった指揮には普段音楽で仕事をして いてもなかなか出会えない。このシーンは何度も見返してしまった。 |