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内と外や、室内の空間を仕切り、部屋の印象を左右する『壁』。
石膏ボードにクロスを貼る家が多いですが、日本では戦後の高度成長期以降の事で、それ以前は土壁や漆喰の塗り壁がほとんで、竹小舞などの下地に、地域で取れる土を何層にも塗り重ねて壁としたものでした。 日本国内で見れば、世界最古の木造建築と言われる『法隆寺西院伽藍』の壁画下地も小舞下地土壁によるものです。また、世界的に見ても石や土を主原料とした塗り壁が古くから見られております。 ところが、塗り壁の工程は、下塗り~斑直し~中塗り~上塗りと、塗っては乾かすと言う工程を何度も繰り返す為、石膏ボードにクロスを貼るだけの乾式工法と比べて、時間と手間がかかる事と、熟練の技が必要である為、戦後は簡単なクロスが普及していった訳です。 ところが、ここ数年の『自然素材』の人気が高まる中で、塗り壁の良さが見直されて来ています。 土壁や漆喰だけに限らず、石膏ボード下地に直接塗れる「珪藻土」や繊維質系の塗り壁など、多種多様の塗り壁材があり、接着剤を使用しないので、有害な化学物質による汚染やシックハウス症候群の対策としても効果を発揮します。 また、日本は高温多湿の気候風土ですから、湿気を吸ったりはいたりする調湿効果があったり、臭いを吸着する効果もあります。 インターデコでは、スペイン産の『セルロースファイバー』の塗り壁を採用しております。 塗り方による仕上げも、色も、お好みに合わせて調合して塗る事が出来、室内の質感に温もりを与える事が出来ます。 塗る場所や塗り方など、細かい対応が可能で、仕上げのバラエティーに富み、手仕事の温もりを感じる事が出来ます。 手形を付けたり、自分で塗るなどすれば、家の思い出・家族の思い出を刻む事が出来ると思いませんか? そんな家って、そこに住む家族の温かさを感じる事が出来る、素敵な家だなって思いますね ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月15日 10時35分59秒
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