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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8364)
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雨、…雨
薄暗い空から落ちてくるのは ただの水、のはずなのに、ひどく冷たかった 急ぎ足に通り過ぎる人々 その中の誰を追いかけることも出来ずに 次々とコートに染みを作る雨粒に打たれ立ち尽くす、自分 孤独、にも程があると、思った つと、招き入れられた室内 遠くなる嘆きの音を聴きながら 一人、が増したような気がしたのは、どうしてだろう そして、今 膝を抱えて座り、眺める窓の外は 相変わらずの、雨 窓を濡らす水滴と一緒に零れたのは 涙、なんかじゃない 世界が潤されていく 静か過ぎる、そのオトが鼓動に刺さって苦しい 本当は声を上げて、泣きたかった にゃおん こちらを見つめて鳴く黒猫に気付いたのは、そんな、折り 思わず、窓を開けた フローリングが濡れるのも構わず招き入れて 抱きしめた、肢体 冷たいはずのそれに、初めて温もりを感じた、気がした 例えばそれが優しい嘘でも もう、構わないと、思ってしまうほどに きっと、僕は、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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