2012/05/12(土)10:06
55歳!上段回し蹴り!
空手をやっている者にとって、試合に使うかどうかは別にして、「回し蹴り」特に肩から顔面を狙う「上段回し蹴り」に結構執着している人が多いと思います・・・
実は私もそうです・・・
上段が出来れば、中段や下段が楽です・・・身体が硬いと、下段しか蹴れません・・・
それと上段回し蹴りが出来れば、カッコイイではないですか・・・しかし「左中段回し蹴り」は、人間の右脇腹の急所(肝臓、レバー)を狙うので非常に有効なのですが・・・
この思考回路はたぶん、50歳代の「ブルースリー世代」だからではないでしょうか・・・中高生の時に大ブレイク!・・・
このブルースリー大ブレイクの5年ほど前の小学生の時に、これも大ヒットしたキックボクシングテレビ中継や劇画「キックの鬼」という伏線があったのです(その後「あしたのジョー」「空手バカ一代」「柔道一直線」もありましたね)・・・
そういった10代の頃の当時の日本の背景の影響で、50代の空手や少林寺拳法、柔道、ボクシングなどの格闘技経験者のオッサンが多いのだと思います・・・
という事で未だにエエ年こいて、1センチでも上を蹴るために、ストレッチで1センチでも足を広げて、へそを床に少しでもつけようと奮闘しているのです・・・
そしてジムではマシンの筋トレで、瞬間的に力が入るキックやパンチに耐えれるような筋肉をつけようと(衝撃で関節が外れないように)・・・ついでに「ウインド用」と祭の「太鼓用」の身体作りも忘れずに・・・
今の空手の稽古では、本来の空手以外に武器(ヌンチャク、サイ、棒術、トンファ)や躰術(体捌き、取手)といった技術(テクニック)を要することもしますので、まだまだ師範から学ぶことが山ほどあるのです・・・
この「ちょっと無理して上段を狙う」という発想は、一般生活でも有効だと思います・・・楽な下段ばかり蹴っていても進歩がありません・・・この「ちょっと=自分の能力の10%増し」というのがミソで、ちょっと努力して「達成感」を味わって自信をつけるというのが、何より大事だと思うのです・・・
けっして、20%増を狙ってはいけないのです・・・失敗して自信を失うだけです・・・
しかし前提条件としてその前に、100%努力して「自分の能力の限界」を客観的に把握する事こそがモットモット大事ですが・・・
それにしても20代の頃に比べれば、スピードもパワーもガタ落ちですが、60歳になってもそれなりに出来るようになり、例え事業に失敗し一文無しの裸一貫になっても、ガードマンで飯を食っていけるようにしたいものです・・・
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