トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

2020/12/06(日)16:47

セッションバーへ業態変化(ライブハウスの生き残り戦略)

ビジネスのアイデア?(125)

先日の読売新聞の1面トップに「コロナ禍 生き残りへ新業態」というデカデカと掲載されていました。 副題に「ライブハウス 客が演奏楽しむ場に」と書かれています。 日本で販売部数第1位の大手新聞の1面トップというのは、相当重要な意味を含み話題性もあるという事です。 ライブハウスの「客が演奏楽しむ場に」というのは、知らぬ客同士が一緒に即興演奏するという事で、正に「セッションバー」状態という意味です。 本来ライブハウスはライブを行うための場所で、ライブに出演する方法には主にブッキングライブ、自主企画ライブ、イベンター企画の3つがあります。 しかし現状のコロナ下では、ライブハウスでそういったライブを行う事が難しくなり、一時的な苦肉の策として「本業に近い業態」としてセッションバー的なスタイルに変更したのでしょう。 この「本業に近い業態」へ一時的に変化するという考え方は、ビジネス的に非常に重要です。 何故なら、本業と全く関係のない分野へ変化すれば、元に戻ることが出来ないからです。 空手の受けの基本でも、相手からの攻撃に対し正中線(左右対称形の生物体で、前面・背面の中央を頭から縦にまっすぐ通る線)を中心に身体をコンパクトに少し回転させて避けるという教えがありますが、正中線の軸を崩してオーバーに避ければ自分の体勢が崩れて反撃が出来ません。 コンパクトな最小限の動きで相手の攻撃を避けるのがポイントというのは、正に「本業に近い業態への変化」と言えると思います。 だから、直後に反撃出来る(元に戻れる)のです。 正中線=本業・・・自分の軸をブレさせないのがビジネスの基本と言えるでしょう。 弊社の場合トランクルームが本業で、171室あるトランクルーム貝塚の2棟の建物を使って「音楽スタジオ」2室(2021年2月に3室目を増設予定)、「卓球場」3室、「テレワーク&自習室」4室と3つの副業を展開していますが、副業がダメになればいつでもトランクルームに戻せるようにしているのは、そういった考え方からです。 弊社が自社運営してる岸和田市東ケ丘の22台の月極駐車場も、月極では全台埋まらないので苦肉の策として「時間貸し」もしていますが(建て替えやリフォームの工事車両、法事、来客用)、不法駐車が許されない規制が一番厳しい用途地域(第一種低層住居専用地域)の800軒近くある同地区では、時間貸しをしている同業者はいないので想定外の独占状態が続き売上も月極に迫る勢いです。 音楽スタジオも卓球場もコロナの現状に合わせて現在臨時休業していますが、スタジオは12/15、卓球場は1/31に再開します。 万一、本業と3つの副業の全てがダメになってもイイように、私自身が不動産の独占業務国家資格である宅建士の資格(他にFP、不動産コンサル、損保募集人、住宅ローンアドバイザー、倉庫管理主任者も)を所持して物件調査から契約締結まで自分の脳ミソ1つで稼げる自己完結型の不動産仲介業という「保険」も掛けていたのです。 という事で、コロナによる不透明感が世界を覆い尽くしていますが、本業を死守しながらも血眼になって「それに近い副業(兼業)」を探すというビジネススタイルは今の時代に合っているかも・・・? 職種に寄りますが、確かに「本業(この道)一筋!」というのは立派ですが立派だけではメシは食えず、本業が傾いても他に打開策を探さない(努力をしない)というのは、単に怠惰なだけで放っておけば倒産の道へまっしぐらです。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798  mail: info@sasatani.com にほんブログ村  にほんブログ村 にほんブログ村  大阪府 ブログランキングへ

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る