カテゴリ:「異次元ホームズ探偵団」
<Ginga Opera へ Warp一押し、お願いします!~☆> ◆ 第二話 ◆ 「シンデレラ・コーストは未確認ゾーン?」 あの高級車~☆ 失踪 ??? <第二話> キサブローロードに着てみると、二人は迷ってしまった。 あのポストが見当たらないのだ。 「茜さ~、もういちど新聞の切り抜き見せてくれよ。おかしいな~。 いったいどこを撮影したんだこの記事。」 「ねえ、山陰民報新聞社に電話してこの記事を書いた人物に聞いて見る方が いいみたいね。」 「ああ、だけど田舎の新聞社ってこういう記事のネタはそうそう気軽には 教えてくれないよ。 いつもの八丁堀の須藤麗華女史みたいな切れ者部長 あればこその「勝手連」の活動ってのも実際のところだからな。 地下鉄大江戸線の界隈だけしか人脈効かね~よ。普通は...。」 「え~い、気弱な和都孫くん。君の推理力はどうにもならないね~。」 「かち~ん。分かりましたよ!あたって砕けろ!だね。だめもとだめもと...」 和都孫はそそくさと自分の携帯電話で市外局番サーチで、山陰民報新聞社の 番号を検索していた。 「はい、こちらは山陰民報新聞社広報係の竹下です。お伺いのご用件をお話ください。 係りに取り次ぎますので...」 「あ~もしもし、わたしは土居和都孫と言いますが、今日の朝刊に出ていた キサブローロードの若い女性の事件の写真の件でお電話したんですが。」 「ああ、あの件の記事を担当していた目黒記者は、今日朝の9時の飛行機で 東京の本社へ戻りました。そちらへお問い合わせしてください。」 「東京の本社?山陰民報新聞って、本社東京なんですか?」 「ええ、実はこの業界もリストラ旋風が激しくて昨年新聞社の運営権利を 東京の日刊スポーツNEWS社へ売却してしまって、今は名称だけこちらの 地域限定で印刷に使ってるんですよ。 その方が、こちらの地元では購買数が維持できると 見込んでですがね。実際紙面もかなりスポーツ記事増えましたし。」 「は~ん、そうだったんですか。そうすると目黒記者は実際には 日刊スポーツNEWSの記者なんですか? 実は私も東京パイレーツのファンで良く見てますよ。」 「そりゃどうも、そうです。本当はあんな事件記者ではなくて今度山陰で開催される ヨットレースの酒井港夜見ハーバーの取材にきたついでにキサブローロードの 関連特集も参考にして帰ろうということで、夕方キサブローロードに出かけて 取材していたんですが、 そこで行方不明の連絡を聞きつけて、こりゃ特ダネだってんで、 一晩警察の動きに付き合って朝帰りになってしまったという事らしいですよ。 無精ひげが生えていたのが印象的でした。それも格好良かったけど、いいね色男は、 彼は普段はきちんとした身なりの紳士で、結構なイケメン記者で東京本社界隈では 有名な方なんですよ。」 「へ~え、まあイケメンはどうでもいいんだけど、 あの記事には関心おおありなんで至急連絡取りたいんですけどね。」 「いったいどんなご用件なんですか?」 「じつはね、この新聞に掲載されたポストの写真なんだけど、ポストも着てみると 同じものはないし、 それにここの角っこに写っているこの物体ももちろん 見当たらないんですよ。そのことを確かめたかったんです。」 「はは~ん。それはね、ポストじゃないんですよ。丁度その現場にたまたま 彼が置いたままにしていた イミテーション・グッズのひとつでしてね。ただ、 その脇の銀色した物はうちの道具じゃないね。どこかから紛れた代物だと思うね。 彼に聞いて貰っても、その代物は知らないと思うよ。」 その後すぐに和都孫は聞いたばかりの新聞社の東京本社の彼の部署の代表電話に 掛けてみたのだったが、今日は出社していないようだった。 「ちぇっと、ざ~ねん。今日から有休とってしまってるらしいや。 出社は来週からだそうだ。 それも待てない気持ちはするが、慌てても無駄ってことらしい。」 「ご苦労様でした。ちょっと骨折り損ってとこかしら。 まあ、来週なら私達が東京帰ってからでも 良いんじゃないの~。この件は、まあこれくらいでENDかな?」 「おいおい、茜はいつも短絡的だな。君の直感は凄いが、 その淡白さというか身の軽さも天才的だぞ。 俺はむしろ、なにかひっかかるんだがな~。」 といったものの和都孫も今回はご利益はあまりなさそうだと思いはじめていた ところだった。 シンデレラ・コーストは夕日が素晴らしい避暑地だが、このところ 猛暑で海水浴やサマーキャンプの連中も退散してしまっているのか、 がらがらなのが海岸通りを飛ばしながら視線に入ってきていた。 遠くに今度のヨットレース参加チームの一派だろうかセイルが数隻見えているが、 練習の様子はそれほど子気味良くはない動きに見て取れた。 和都孫は、サングラスのお陰で多少まぶしさから開放された視野の中に、 山陰の秀峰大山の清清しい富士山姿に見える米子市からの眺めをふぃっと見た。 そして次の瞬間、反対の車線を一台のポルシェがすれ違って 高速でッキサブロロードへ 向かって走っていく姿を、バックミラー越しに確認していた。 「たしか、あの車は...。」 どこかで見た記憶があるような気がした。 でもそれはこの田舎のどこかではなかったという気がした。 次の瞬間再び後ろに視線を向けたときには、全く見当たらなかった。 「そんな~、この直線道路でいくら高速だからって、あまりに早すぎない~?」 (それはまるで、ポルシェが空中へ消えていった錯覚を感じた。) <未確認 惑星映像「水星」ワンショット> 水星(すいせい、Mercury)は、太陽系の第1惑星で、太陽に最も近い惑星である。 同縮尺の水星(左)と地球(右)太陽系の惑星の中では最も小さい。 水星へ接近した惑星探査機は、アメリカ合衆国のマリナー10号 (1974年 - 1975年) だけであり、地表の約 40 % ないし 45 % しか地図が作られていない。マリナーの撮影した水星は、クレーターが目立ち月と非常によく似ていると考えられた。2008年に探査を始めるアメリカのメッセンジャーや2013年に打ち上げ予定の日欧共同プロジェクトベピ・コロンボなど、今後の探査が期待されている惑星でもある。 歴史と神話 水星はシュメール人の時代(紀元前3000年)から知られており、Ubu-idim-gud-ud と呼ばれていた。古い記録ではバビロニア人により観測が行われており、gu-ad 又は gu-utuと名付けられていた。 古代ギリシャのヘラクレイトスは、水星と金星が地球でなく太陽の周りを回っていると考えていた。ギリシャで水星が5つの惑星の一つと認識が定着するのはプラトンの時代からのようである(『エピノミス』)。 古代ギリシア人は、水星にヘルメスを対応させた <映画芸術「謎の円盤UFO」魅惑の写真集から> 異星人はどこから飛んでくるのか~++**~☆☆★ 現在でもノスタルジーなUFOが堪らない****☆ <世界遺産「バルセロナのグエイ公園、グエイ邸とカサ・ミラ」from WISDOM> スペインは異国のミステリー・ゾ~ン そこは妖怪ストリートかも* ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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