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カテゴリ:こども
しばらく前から息子が私やお友達を噛むようになりました・・・。
それに、押したり叩いたりするようになりました・・・。 それらが徐々にエスカレート。 一年ほど前に少しの期間そういうことはあったものの、すっかりなくなっていたはずなのになぜ? 身の回りが慌しいのにストレスを感じているのかな? そう思っていたのです・・・。 うん、きっとそれはあると思う。 いろんなことで不安になっているはず。 ・・・でも、それだけじゃ説明がつかないような気がしていました。 私の気持ちは一時期に比べてすごく上向きになり、子供の前では安定させることができています。 息子に不安を感じさせないように明るくしています。 それなのにどうしてだろう・・・? そして気がつきました。 「虫歯菌」が、さらにその少し後から「鬼さん」が家に来るようになってから徐々に現れた変化であることに・・・( ̄Д ̄;) 鬼をそこまで頻繁に使役(こういう言い方をすると陰陽師になった気分です)してはいないつもりでしたが、ここ一週間ほどは、何もなくてもふとしたときに「おにさんくる~!おにさんこわいよう!」と言う回数が増えてきて「良い子のところには鬼さんやってこないよ」と言いつつも少し心配していたところでした。 うちの息子、すごくやんちゃで元気一杯です。 だから私は勝手に鬼さんくらい大丈夫だろうと思っていたけれど、そうじゃなかったみたい。 周りには『鬼来る派』のママ友さんが多いし、鬼のおかげでいい方向にもっていけている話もよく聞くから、それが悪いわけじゃないけれど、うちの息子には合わなかったみたい・・・。 昨日、児童心理の専門家にお会いする機会があったので、家に鬼が来ることについてどうなのか聞いてみたのですが 「それは脅しになりますから、できればやめておいたほうがいいでしょう」 と言われました。 そのときは鬼と噛み癖を結びつけていなかったのですが、一晩寝てから、それらが結びついている可能性が高い・・・そう気がつきました。・・・今頃(汗) 鬼を来させることが少々後ろめたくありつつも、それは教育的指導であると思って、さらにそこに微笑ましさまで感じていたけれど。 息子にとってはただの『脅し』でした・・・(TwT。) ああ、なんてことしちゃったんだろう。 大人にとっちゃ、鬼もお化けも虫歯菌もメルヘンですが、うちの息子にとっては深刻だったんでしょう。 子供なりに嫌なことを主張したり、理由があって怒ったりしているのに、それでよくわからない怖いものがやってくるとなれば、ストレスもたまるなぁ・・・。 児童心理の先生は「命に関わる危険なこと以外はできる限りポジティブにしましょう」と言ってらっしゃいました。 否定の言葉を使わない。 「~したらお友達も嬉しいよ」 「~できたらお母さんも楽しいよ」 と言う感じで。 「鬼さんが来るよ(だから~しようね)」は、恐怖を材料に子供と取引をすることになり得るそうです。 私は京極夏彦さんの京極堂のシリーズが好きなのですが、言葉が『呪(しゅ)』になって、人の心を縛るということを実感した気分です・・・。 一ヶ月弱、ときたま鬼が来ていたけれど、うちはもう鬼を出入り禁止にします。 かあちゃんは陰陽師を卒業します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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