でんきやかん

2011/06/17(金)04:11

もう大丈夫なのか

どうも世界的な噴火の冬が到来するおそれは無いようだ。イエローストーンは安定状態でした。イエローストーンは生きていたより 1950年代の末になって、ハーバード大学大学院生のフランシス・ボイドが、溶融した凝灰岩(ぎょうかいがん)の地層を見つけて興味を抱いたことで、新しい光が当たることになる。 凝灰岩は火山灰が高温で圧縮されてできるが、ボイドは目の前の地層が、地質学的な意味で“最近の”噴火による火砕流で形成されたと考えた。  1965年には、ボブ・クリスチャンセンが2つ目の溶融凝灰岩の地層を発見した。その翌年、クリスチャンセンは同僚とともに3つ目の地層を発見する。 クリスチャンセンらは、岩石の年代測定に一般的に用いられるカリウム・アルゴン法で、3つの地層がそれぞれ別の噴火の痕跡であることを突き止めた。  1973年、イエローストーン湖サウス・アームにあるピール島を調査していたボブ・スミスと同僚たちは、奇妙な光景に気づいた。 湖畔の樹木の一部が水没し、枯れていたのだ。スミスは56年にもこの一帯を調査したことがあり、その時に使用した桟橋を今回も使うつもりだったが、桟橋は水没し、使える状態ではなかった。一体、ここで何が起きているのだろう?  興味をかきたてられたスミスは、1923年から公園全域に設置されてきた水準点を調べることにした。その結果、イエローストーン湖北側のカルデラに広がるヘイデン渓谷が、過去50年ほどで約75センチ隆起していることが明らかになった。 一方、湖の標高の低い地点は全く変化がなかった。つまり、湖の北側が隆起したため、水が南側に集まり、水位が上がったのだ。 1985年に群発地震が発生して以降、イエローストーンの地面は10年ほどで20センチ落ち込んだが、その後、以前よりも速いペースで隆起し始めた。2004年からは、年に8センチほども隆起している地点もある。 これは、1970年代に詳細な観測が始まってから、最も早いペースの隆起だ。2008年末から11日にわたって群発地震が発生したが、地面は現在も隆起を続けている。 イエローストーンのマグマ溜まりは、次の噴火が起こる前に地下深部から新しいマグマの補給を受ける必要がある、と科学者たちは考えています。噴火が起きる場合にはどの程度の前兆が現れるものかは分からないという。 イエローストーンの地下に潜むホットスポットは、これまでずっと、米国西部の薄い地殻にカルデラを繰り返し形成してきた。だが現在、ホットスポットはロッキー山脈の山塊がそびえる厚い地殻の下に位置しているのだ。 韓国の地震回数に根拠 ここ20年の間に、震度3.0以上の地震が174件発生している。2010年2月にはソウルの西側で震度3.0の地震が発生した。ソウル市内では、敏感な人が2~3秒ほど揺れるのを感じたという。リゾート地で知られるチェジュの海でも地震発生が増えている。  1978年には5回しかなかった地震が2009年には80回以上に増えた。東海岸を中心に震度3.0以上の地震が5回以上起きている。韓国気象庁が観測を始めて以来、最大の震度記録は震度5.3である。1980年1月、北朝鮮の平安北道で発生した地震だ。これに次ぐものとして、2007年1月には北朝鮮に近い江原道で震度4.8、2004年5月には慶尚北道で震度5.2を記録している。 潮汐力 防災科学技術研究所の地震学者、田中佐千子(写真、静岡の海を前に)らは、世界で起こった2000の地震と、潮の干満との相関関係を調べた。 その結果、75パーセントの地震が、基準海面よりも1.8メートル以上と、潮位がかなり高い時に起きていたことがわかった。 「地球潮汐はいつも断層をさまざまな方向に小さく揺り動かしている。40ヘクトパスカル(大気圧の約25分の1)の力は地震を起こす力の1,000分の1程度にすぎないが、断層にたまっているひずみのエネルギー がある限界に達したときに地球潮汐が最後のひと押しをするようだ」と田中氏は言う。 「インド洋地震をはじめ、大地震が起こった場所では周囲でも地震が散発していることが多い。地球潮汐との相関を時間的空間的に分析すると、大地震の前から周囲にも限界近くまでエネルギーがたまっていることを示唆するデータが出ている。ある地域で地球潮汐と地震の相関のデータを取り続け、相関が強くなったら、大地震が起こると予測できるかもしれない」と。 もう大丈夫なのか 3月11日に起こった世界の地震は、月と地球が最接近するスーパームーン現象が関係していたのかも知れない。一部の科学者はスーパームーンと自然災害の関係を示唆していた。次回は2016年の11月14日だが、それまで終息する様子もない 「過去の巨大地震の後、離れた場所で巨大地震が続いた例が多くあります。明治三陸沖地震(M8前半)の二カ月半後に内陸で陸羽地震(M7・2)が起き、安政の東海地震(M8・4)の十一カ月後に安政の江戸地震(M7前後)が起きました。 「本震の後に、日光白根岳や乗鞍岳などの活火山で、小規模な地震が急増しました。富士山の南でもM6・4の地震が起きており、本震が、国内の火山のマグマだまりに影響した可能性があります」(鎌田浩毅・京大教授) 地震の発生確率算出などを行ってきた政府の地震調査委員会は六月九日、評価の見直しを発表した。つまり当たらないのは規則性の例外が多すぎるためという。

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