でんきやかん

2015/01/13(火)17:23

地鳴りと箱根火山

 相模原西部では年明けほぼ毎朝、地鳴りの様なド~ンド~ンという低周波音が聞こえるという。地下の臨界水蒸気の爆発が地表に伝わって地面が振動しているのである。福岡ではまれに阿蘇の地鳴りが聞こえ、微振動も感じられるようだ。 この地鳴りは箱根山の地下10kmあたりに、マグマだまりらしきものがあり、群発地震が起こるたびに、そのマグマに起因すると考えられる山体膨張が発生しているからだ。 箱根山の噴気が活発に出る場所が、有名な大涌谷ではなく、その北側の斜面にあり、さらにそれが移動していることが確認されている。  最近、箱根の火山活動は活発になったが、それで箱根山が大噴火するというものではない。火山の歴史が証明している。箱根で大噴火があったのは、約6000年前の縄文時代です。当然、文献記録には残っていません。そのときは、火砕流で周囲の低い山地が埋められて平らな仙石原になり、芦ノ湖が形成されました。 箱根では数年おきに群発地震が起きていますが、最近では昨年の1~3月で、体に感じない地震を含めて合計2000回もの地震があったという事です。4月になっても神奈川県で地鳴りや地響き、轟音がするといった報告が絶えなかった。 ところが気象庁の地震記録には無い。この現象は微小地震と言うのだそうです。  ちなみに関東大地震と箱根山噴火は何の関係性もありません。関東大地震は周期的な海底地殻変動であり、相模湾の断層破壊によるものである事は寺田虎彦という学者が書いている。 現在、関東大地震の震源地であった三浦半島の西側が地盤変動と隆起が発生しており、相模湾海底大陥没の影響である。相模湾における海底地殻変動が関東地震の原因ということは早くから言われていた。当然ながら関東大地震も間近である。相模湾(平塚沖)に、首都直下地震のメカニズム解明のためのケーブル式海底地震計・水圧計を整備・運用しているのは防災科学研究所と海洋研究開発機構がある。別法人であり、別途費用がかかるため統合したほうがよいのだが・・

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