カテゴリ:カテゴリ未分類
「コミュニケーションデザイン」だと思う。
人と人はもちろん、人と物、人と事、物と物、物と事…、そのすべてにおいて、相互に影響し合い、いかにより良い関係性をデザインすることが出来るか。それを、私は「コミュニケーションデザイン」として捉え、いまの自分の中でのテーマにもなっている。つまり、その対局にある「誰かの一方的なエゴから生まれるデザイン」は、懐かしい過去の思い出でしかないのだ。いや、もちろん、それがアートのたぐいならば、話は別。これは「デザイン」の話なのである。 少し前から「Interaction」(インタラクション)という言葉が、我々の間で流行っている。初めてこの言葉を耳にする人のために補足すると、それは、まさに「相互に影響し合う」を意味するもの。そんな時代の流れとリンクして、今では、このコンセプトに取り組んだデザイナーとその作品が多く現れて、業界を賑わせている。しかし、これがまだアートの次元を抜けきっていないことも確か。彼らの作品は、まだ、日常生活からは遠いところにあって、美しいが実験的な様相をしている。 その一方で、ここ「楽天市場」のような、雑多なコミュニティは、むしろ、身近な「Interaction」空間を実現させていると言える。それは、時にして混沌さも隠せないが、そこには、デザイナーの造形的な意図などは通用しない。そこに集う人や物や事のコミュニケーション的意図が、個々に強力で集約的な流れを生みだし、その空間とデザインを成長させる。 ところで、「時が解決してくれる」という表現を使う人がいる。しかし、時間は何も解決してくれない。たとえ、そのように感じたとしても、それは、誰かと誰かの記憶が互いに薄れたというだけ。言い方を変えれば、それは「コミュニケーションデザインの放置」にしか過ぎない。どちらにしても、問題は自らで解決するもの。だと、私は思っている。 …とは言え、多忙ゆえに連絡が疎遠になっている皆さま、本当にごめんなさいね。 画像:丸ビルのエントランスに設けられたBloombergのインスタレーション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
クリエイティブさとは縁遠い世界で仕事しているので
私には難しくてよくわからないのですが 何事にもInteractionという言葉は当てはまりますよね・・・ふんふん・・・そう考えると判りやすい? (2003年04月23日 20時16分11秒)
ごぶさたです。
「過去の遠い思いで」も相互作用のきっかけになることありますよ。 インタラクションとは、モノそのもののことではなく、きっかけから生じる時間と空間の共有でもあるのでは…。ですから、エゴから生じた「過去の遠いおもいで」を対極に置くのはちょっと違うのかな~と思うんですよ。 僕は、作家さんの作ったデザインも好きですし、それが、道具として、時間と空間の共有に繋がればそれはそれで意味のあることだと思うんです。作家さんのエゴを否定していくと、洋服も食器も部屋もみーんな同じ…。どこかのカルト集団の生活のようになってしまう。 ユニクロも無印もある意味大きなブランドなんですよね。そして、そのブランドを作っている組織の決定や決断を行っているのは、ひとり、ひとりの個人なんですよね。そう考えると、インタラクションとは、実は、エゴでもあり、過去の遠い思いででもあり、そういったものをいかに意味のあるコンテンツとして捕らえていくか…ということが重要なんだと思うんですよ。 モノやクウカンは単なるきっかけ、でそこから生じる思いでや記憶が生活の上での重要なファクターになってると思います。 じゃなけりゃ、アンドロイドぢゃないですか…。笑 つげ義春は、それを、「幽霊」とマンガの中で使ってましたが…。 デザインスコープさん。疲れてます?? 飲みにいきましょう。 (2003年04月24日 10時57分00秒)
カフェ子ちゃんさん
>何事にもInteractionという言葉は当てはまりますよね そうですね。 Interactionも、Communicationも、Designも、何事にも当てはめられるんです。 そう考えると、出来ることがたくさんあって楽しくなります。 (2003年04月25日 02時08分12秒)
Ca/Tokyoさん
>「過去の遠い思い出」も相互作用のきっかけになることありますよ。 ありますね。 相互作用に介在するものは物質の限りではありません。 >インタラクションとは、モノそのもののことではなく、きっかけから生じる時間と空間の共有でもあるのでは…。 agreeです。 モノ自体はインタラクションではありません。 >ですから、エゴから生じた「過去の遠い思い出」を対極に置くのはちょっと違うのかな~と思うんですよ。 何かが生み出されるまでのストーリーと、生み出された後のストーリーの違いではないでしょうか。 Ca/Tokyoさんが言っているのは後者で、私が言っているのは前者。 >僕は、作家さんの作ったデザインも好きですし、それが、道具として、時間と空間の共有に繋がればそれはそれで意味のあることだと思うんです。 これも、agreeですね。 実際、『物欲日記』のコンテンツは、そういうものばかりです。 しかし、『物欲日記』という場が、何かを生み出す時のきっかけや過程になる場合、これまでとは違う価値観が生まれるんです。 >作家さんのエゴを否定していくと、洋服も食器も部屋もみーんな同じ…。どこかのカルト集団の生活のようになってしまう。 「過去の遠い思い出」という言葉が刺激してしまったようです(笑) 否定はされていません。 別軸なんですぅ~ (2003年04月25日 02時43分29秒)
あー、つづき…
>ユニクロも無印もある意味大きなブランドなんですよね。そして、そのブランドを作っている組織の決定や決断を行っているのは、ひとり、ひとりの個人なんですよね。そう考えると、インタラクションとは、実は、エゴでもあり、過去の遠い思いででもあり、そういったものをいかに意味のあるコンテンツとして捕らえていくか…ということが重要なんだと思うんですよ。 これはちょっとした発見かな? インタラクションとは、協調ばかりではなく、エゴのぶつかり合い! なるほど。 >モノやクウカンは単なるきっかけ、でそこから生じる思いでや記憶が生活の上での重要なファクターになってると思います。 じゃなけりゃ、アンドロイドぢゃないですか…。笑 私が言いたかったポイントは、モノやクウカンが生まれる以前の段階でのインタラクションだぁ~、ということでご理解頂きたく(笑) >つげ義春は、それを、「幽霊」とマンガの中で使ってましたが…。 デザインスコープさん。疲れてます?? 飲みにいきましょう。 ふぅ~ん。 って、なんつう、結びだ? そもそも、長すぎるよ、コレ! どうせ疲れてますよ! 飲みに行きますかぁ~(笑) (2003年04月25日 02時44分44秒) |
|