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和洋の美術文化観察団

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Feb 24, 2007
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カテゴリ:雅楽・能・文楽
「胡徳楽ことくらく」は異色な舞いで、大半がセリフのない狂言のような

芝居
でした。

家の主人が4人の客人を招いて酒宴を開き、家来がお酌を勧めますが、

家来はその酒を盗み飲みし、酔っぱらうストーリーです。

家来は客人の盃を渡すのを拒む、飲んでいる邪魔をする、少ししか注がない、など

あからさまな態度に大きな表現なので、所々で笑いが起きました。


不思議だったのが、空間というか次元が3つあった事です。

1. 楽団たちの次元

2. 舞台で舞う人の次元

3. 芝居の舞う人の次元

3つめが特殊で、家来の舞いは次元に構わず芝居を続けます。


舞台に上がる、退出する時は決まった型の舞いがあるので

始まり終わりがその舞いでわかります。

客人4人がその舞いをして退出していると、

酔っている家来は舞いのマネをしたり、衣を引張って舞いを止めたりします。

この退出の舞いは、もう芝居ではありません、儀式の一部です。

それを邪魔している踊りには驚きました。

不思議だなぁと思っていると、家来は酔ったまま退出し、

楽団の鉦鼓(金属製の鼓)の方に倒れかかりながら、舞台袖へ消えます。

またまた違う次元の楽団の世界に入り込んだわけです。


家来の舞いはアドリブがあるらしいので、どこがそうだったのか知りたいところです。

でもお面が特殊なのでちょっとコワいから、
雑面:蘇利古の時に使われるような顔が記号のようになった面)
(真っ赤な顔で鼻が魔女みたいな面。遠くから見て天狗のようでした)
腫面:黒色?で醜い顔。遠くから見て凹凸が激しい)

笑わせてくれるんだ、というギャプもありおもしろかったですスマイル






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Last updated  Oct 30, 2017 07:03:09 PM
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