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Jun 1, 2011
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カテゴリ:スポーツネタ
先日の指導者のためのスポーツジャーナルからいくつか。

「スポーツとキャリア」をめぐる視点では
これまでTOPレベルの競技者に対して、「スポーツを一生懸命やっていればなん
とかなる」「メダルさえ獲得すればあとはなんとかなる」などど真顔で言うこと
ができたが、これからは「スポーツだけやっていたのではどうにもならない(生
活は自分で何とかしろ)」「メダルを1個獲得したくらいではなんともならない
(あと2,3個は必要。でなければその後のキャリアは自分で何とかしろ)」

こういう状況を鑑みると特に若年選手のスポーツ指導にかかわる指導者には、
社会的・経済的状況と実態を理解し、競技だけでなく選手のキャリアについても
適切な助言を行うことが求められていると思う。

昨年広州アジア大会でフェンシングエペ団体で金メダルを獲得した女子の下大川
さんは元々中学まではバレーボールをしていた。もう少し背が高ければ春高バレー
からVリーグそして日本代表を目指していたかもしれない。

フェンシングは高校から始めた、何度もバレーをやれば良かったと後悔を繰り返
しつつ。だが、体育の先生になるためにフェンシングで進学した日体大で精神面
を厳しく鍛えられて「簡単に折れない心」を身につける。

と、大学2年生くらいから自然と力がつき成績もアップしてナショナルチーム入り
を果たすまでに成長。

寄稿の為末選手は
にほんのスポーツ界はI字型の人材が非常に多い。良い点は何か1つだけを極めて
いると言うこと。悪い点は視野狭窄です。量の質転化(ある一定のエリアまでは
量を積み重ねる事で質を転化すること)はいつまでも続きません。どこかで工夫
しなければいけないところがやって来ます。質によってしか質が得られないという
事です。

量の質転化が終わる時に、アスリートの中身が問われていきます。勘の良くない
アスリートは淘汰されていき、自らを自らの手で成長させる事のできるアスリー
トのみが生き残っていきます。それが20歳前後になるでしょうか。

I字型人材の弱さはこの段階に来た時にブレイクスルーを生み出しにくいという
点にあります。自分の競技からしか刺激が入って来ないために発想も限られ、何
かはっと思う様なことが少なくなります。だからI字型の競技者は成長が止まっ
てしまう事が多いのです。

日本のアスリートは競技以外の事をあまり知りませんし、また触れる機会もあり
ません。私はそれが日本のアスリートを量の質転化レベルに置いている一番の理
由かもしれません。

バレーの現役選手でこういうことを考え、発信する人ってほとんど少ないような、
そして指導者にも同じことが言える気もしますけどね。

ジャーナルの中にはまだまだネタになるようなことがいっぱいあります。





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Last updated  Jun 1, 2011 09:18:33 PM
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