Covia CTV-42L1 の修理02
経験上多分電源基板が壊れていると判断したが、具体的な故障箇所は分からない。正直電源基板以外は部品も細かいし修理できそうも無い。有名メーカー品と違ってオークションにも使えそうな中古やジャンクは無かった。eBayにこの基板そのものが出品されていたが、海外だと不安もあるし、流石に会社所有のものを修理するのに海外オークションを使う訳にもいかない。自分に修理依頼がある前に、メーカーへ修理に出そうかと思ったらしいが、故障調査だけで1万円と言われて更に修理となると新品を買った方が良いので断念したそうだ。テスターで調べてみると、5Vのは出力は生きているがその他の電圧は全く出てこない。5Vは制御系の電源らしくタッチスイッチは使えるようだ。しかし、電源ONにしても5V以外は出てこない。仕方なくまずは部品交換で修理してみることにした。まあ1万円程度までなら会社がお金を出してくれるし、怪しそうなパーツを片っ端から交換してみた。怪しいと思われ手に入るパーツはほとんど交換したが、それでも状況は変わらない。手に入らない部品もあるし、流石にこれ以上お金をかける訳にもいかない。基板修理は諦めることにした。元々ダメ元なので、最後の手段として考えていたことを試すことにした。まず、電源基板の仕様だが、この基板は(使われているものだけ)5V1A、12V3A、16V1.5A、24V7Aの4種類が出力されるようだ。つまり4種類の電源を用意して接続すれば動くかもしれない。まあ一か八かという感じで・・・。丁度古いパソコン用の電源があったので再利用したい。デスクトップ用12Vが2個とノート用16Vが1個、あと何に使っていたか不明な5VACアダプタがあった。これを使えば必要な電源は取れそうだ。12VのACアダプタ2個から24Vを作りたいので、簡単な基板をかなり適当に作ってみた。ついでに電源を全部まとめてしまおうと思う。出力側は電源基板の出力に無理矢理半田付けした。かなり強引な感じになってしまった。気楽なダメ元、完全に自己責任です。(^_^)v試しにパソコンを接続して電源を入れてみるとおーー何とか映った!後ろの小さい画面はミラーリングしているパソコンです。いつもこの瞬間は嬉しいものだ。しかし、最初に電源を入れた時は数分で画面が固まってしまい使えそうに無かった。ダメかなーと思ったが何度か電源を入り切りしてみるとだんだん固まるまでの時間が長くなっていくのが分かった。何度か固まったら電源を入れ直すことを繰り返したら完全に動作が安定した。コンデンサは多少の自己回復力があるそうなので、もしかしたら放電しきっていたコンデンサが復活したのかもしれない。何とか修理できたが、長く使えるは不安だ。それに、修理出来たとは言え電源アダプタ4個はちょっと邪魔だ。まあうまくいったので電源接続部分は更に改造したいと思う。安く直したから何かご褒美くれないかな~