美容皮膚科医に聞いた!マスクの下の美肌を保つ正しい洗顔方法
美容皮膚科医に聞いた!マスクの下の美肌を保つ正しい洗顔方法新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用が推奨されている。今夏は特に、マスク装着部の蒸れや汗、皮脂が気になるところだが、普段の洗顔方法から見直したい。「教えて!goo」にも、「洗顔は夜だけでよい?」と質問が寄せられていたが、1日の洗顔回数は人それぞれではないだろうか。また、皮脂、毛穴の角栓や黒ずみのセルフケアはどのようにしたらよいのだろうか。そこで今回は、美肌を保つ正しい洗顔方法や自宅でできる毛穴ケアについて、美容皮膚科シロノクリニックの大内恵理先生に教えてもらった。■正しい洗顔は1日何回なのか「朝だけ派」、「夜だけ派」、「朝晩2回派」など、洗顔をするタイミングはさまざまだろう。まずは正しい洗顔回数について聞いてみた。「過剰に洗顔すると肌の乾燥を引き起こし、結果的に皮脂の分泌を促す原因になります。ニキビが気になるオイリー肌だからと言って、1日に何回も洗顔する人がいます。しかしこのような場合も、普通肌の人同様、朝晩2回で十分です。女性より皮脂分泌が多い傾向にある男性も、1日2回の洗顔でよい人がほとんどです。洗いすぎは必要な皮脂まで洗い流してしまい、かえって肌の状態を悪化させてしまうこともあります。また、洗顔後の保湿はとても大切ですので、季節を問わず入念に行ってください」(大内先生)洗いあがりの爽快感は気持ちよいものだが、洗いすぎも問題だ。性別や肌質問わず、「朝晩2回+保湿」がベストのようである。■メイク落とし&洗顔のベストタイミング多くの女性にとってメイク落としが日課だ。家に帰ったらすぐメイクを落とす人や入浴前に落とす人など、そのタイミングもさまざまだろう。「メイクと汚れを一気に落とすのであれば、湯気で毛穴が開き、肌がやわらかくなっている入浴タイムの最後に洗顔すると、毛穴の中まですっきり洗えます。入浴時以外の洗顔ならば、ホットタオルなどで毛穴を開いてからクレンジングするのがおすすめです」(大内先生)洗顔料が入りやすい入浴時に汚れを落とすのは理にかなっている。では、どんな洗顔料でどのような方法で洗ったらよいのだろうか。「メイクをきれいに落とすためにも、メイクアップリムーバーで目元や口元の化粧を落とした上で、刺激の少ない洗顔料を使用するとよいでしょう。オイルクレンジングもよいですが、髪の生え際など、すすぎ残しがないよう注意してください。洗顔のコツは、皮脂分泌の多いTゾーン(額から鼻周り)からたっぷりの泡で肌を包み込むようにし手洗いし、体温程度のぬるま湯でこすらず優しくきちんと洗い流すことが重要です。高温のお湯や過度の摩擦は肌トラブルの原因となるので気を付けましょう。拭く際は、やわらかく吸水性の高いタオルを、肌にごく軽く押し当てて水分を吸い取るように拭いてください」(大内先生)お湯の温度や洗い方次第では、余計な肌トラブルを引き起こしてしまうのだ。■毛穴の角栓や黒ずみを取る洗顔方法毛穴の角栓や黒ずみが気になるときのセルフケアも、まずはホットタオルやスチームで毛穴を開くところからはじめるのが鉄則とのこと。「毛穴から分泌される皮脂量を抑えることや古い角質を除去することが重要です。洗顔前にスチームやホットタオルなどで十分に毛穴を開き、丁寧な洗顔を心掛けてください。余分な角質を除去する“ピーリング作用”のある洗顔料も有効ですが、やりすぎは禁物です。指や器具で角栓を無理に押し出したりすることも、お肌へのダメージが大きいです。皮脂の分泌が多いTゾーンは毛穴が目立ちやすいため、洗顔後は、皮脂の分泌を抑制する作用のあるビタミンC誘導体が配合された化粧水や、毛穴を引き締める作用のある収れん成分が入った化粧水などを使うのもおすすめです」(大内先生)今回の取材で、性別やメイクの有無に関わらず、朝晩2回の洗顔がよいこと、そして洗顔前に毛穴を開き、擦らずにすすぎ残しなく洗顔することが大切ということがわかった。毎日の丁寧な洗顔で、マスクをつけることが多い今も、季節を問わず美肌をキープしたい。相關文章:https://www.thebeautyhk.com/