カテゴリ:カタログの見方
撮像素子を構成するフォトダイオードは従来長四画形状を工夫することで、受光
面積を広げ、高感度化に成功したメーカーが富士フィルムです。 同社はフォトダイオードの形状を8角形にし、それを並べるというハニカム構造 のCCD(スーパーCCDハニカム)を開発し、自社のデジタルカメラに使用していま す。 CCDをハニカム構造にすることで、 1.感度が2倍前後(画素数により倍率は変わる)向上する。 2.フォトダイオードの配置が45度傾くため、フォトダイオード間の配置感覚 (ピッチ)が小さくなる。 という利点が得られます。 1の効果は、高感度化への対応のしやすさです。従来より受光感度が上がるため、 従来のCCDと比べて高感度時のノイズが少なくなります。(更に詳しくはこちら) 2の効果は、画像処理による画像拡大(例えば300万画素を画像処理して600万画 にする等)素をしたとき、画像の劣化が少なくなります。(更に詳しくはこちら) これらの効果により、FinePixシリーズは F10、F11でISO1600、最新機種の F30ではISO3200という高感度を実現しています。 携帯電話のカメラにもスーパーハニカムCCDが採用されている機種がありますね。 カタログに400万画素相当の画像出力、有効画素数200万画素という風に書かれて いたりするので、「な~んだ、200万画素か」と思われる方も多いと思いますが、 従来のCCDによる200万画素→400万画素への拡大にくらべ、遥かに劣化が少なく、 本当の400画素のような画像が得られます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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