2007/11/13(火)23:12
フジコさんを聞きに。
うちのベランダを飾るバラ
小さいですが、苗木を植えた頃より花がしっかりしてきた気がします。
寒くなってきたこの頃の方が、匂いが強く感じるのはナゼ?(そういうもの?)
ひときわ鮮やかな色合いを見て、なんだか元気になってみたり
先週、イングリット・フジコ・へミングさんのチャリティーコンサートに行ってきました。
学生時代より音楽はと~っても苦手で、
(そして今でもそれが改善されたとは思えないが)
楽器や曲目なんか皆目不明なオンチだったりするのだけれども、関心だけはあるわけで。
しかもチャリティーということで、誰にでも優しい、参加費も優しい(笑)
場所は池袋にある≪東京芸術劇場≫。
私は初めて行きました。
音楽に親しい友人と待ち合わせ、大ホール3Fで彼女を待ちます。
ステージには、ポツンとピアノが1台。
やがて満員となり、休憩をはさんで約2時間、彼女のピアノを堪能しました
(途中でうっかり眠くなってしまったのは、決して演奏のせいではない)
音楽に疎い私が彼女の名前を知っていたのは、テレビドラマで有名になっていたからで、
聴覚が不自由になり色々と苦労をされたらしい彼女は、
日本人好みのドラマ性を持っていると思われます。日本人だし。
私もやはりミーハーなもんです。
演奏を聞いた友人の意見をとても興味深く聞きながら、改めて着目してみました。
演奏がどうこうよりも、自ら何かを発することができる人、に、
私はいつも、とても言いようのない敗北感とジェラシーを感じてしまいます。
(こう書くと不健康な聞き手だなぁ)
会社には自分の机があるし、家では猫は懐いてくれるし(爆)、それはそれでいいんですけれど、
人を感動させたり、安心させたり、驚かせたり、奮起させたり、
やっぱり何かを表現したいし、やっぱり何かを認められたいんだろうな。
そういう憧れをずっと抱いている気がします。
でもきっと、それは解消されない憧れで、だからいつでも何か追い続けることになるのだと。
分かったような分からんような(笑)思いを描きながら、
ミーハーなきっかけでもまた聞きに来よう、そう思いました