2009/06/07(日)00:14
【メモ】今そこにあるリスク-
国立環境研究所主催の公開シンポジウム
「今そこにあるリスクー環境リスクの真実を語ろう」に行って来た。
午前中は例によって用事を済ませたので、講演の後半部分から。
入り口でまず消毒用アルコールで手指を消毒、受付を済ませ、
いざ会場に入ろうとしたら、知り合いにばったり。
ひとしきり話をしてから中で講演を聴く。
「環境汚染物質の測り方」では、
いままでの大型で大量のサンプル大気が必要な装置と比べて、
使いやすいパッシブサンプラーについての話が意外で面白かった。
毛糸で出来た大気捕集装置は、市販の毛糸とじょうご、それにネットで出来ている。
この装置が、より簡単に空気の中の汚染物質を吸着するのだそうだ。
一方で、ハイテク装置を組み合わせた測定法を用いることで、
複雑な前処理を省略出来るようになったとか。
この方の講演の後にこんなフロアからの質問が・・
「毛糸が汚染物質を吸着するのなら、
毛糸のセーターを着てあちこち歩き回って家に帰ると、
いろんな汚染物質がくっついているんですね?」
これには会場もどっと沸き、講演者は苦笑いしながら、
「そうかも知れない。。気になるならよく洗濯して下さい」
と答えていた。
またアレルギー疾患と環境汚染の関係についてのお話も身近で興味深かった。
講演終了後、講演やシンポジウム、環境リスクなどについての感想をビデオに撮られた。
本シンポジウムの記録DVDに使われる可能性があるそうだ。
「実は途中、居眠りしてて良く覚えてないんです・・・」
なんて言えなかったので、アワアワとしか答えられず。
ボツだろうな。。
ポスターセッションでは、研究者がそれぞれの研究を一枚のパネルにまとめ、
来場者からの質問を受けたり、説明したりしていた。
こちらはテーマが多岐にわたっていたので、全部を見るのには時間が足りなかった。来場者にとっては選択肢が多いけれど、もう少し数を絞っても良かったかもね。