光と交わる家 尾張旭G邸の場合
光と交わる家をテーマに多くの住宅を手がけてきました。こちらの施工例は具体的に以下のような手法を使っています。「手摺は重要な住宅の要素だ」「窓から入る光を想像出来れば、毎朝快適だ。」「光は反射して回りこんでくる性質がある。」吹き抜けの上部東の窓から朝日を入れている2階手摺をカーボンでつくって光をやわらかく通過させている。リビングに接する和室からの二次的な光の差込を期待している。2階の子供室にふすまを設け、開放すると居間と交われるようにしている。2階の廊下から反射して南と西日を入れいている。ガラスブロックを子供室と廊下の間に使い、個室からやわらかく廊下に自然光が差し込む。キッチンの横から反射光を入れている。意図した建築的手法を使うことでリビングは「光と交わる空間」になることが可能なのです。シダジュンエイ建築設計事務所 建築家 信太淳英