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テーマ:マラソンに挑戦(5666)
カテゴリ:ログ。
続き・・。
歓喜のスタート!!シャガールでも描けないBlueな青空の下・・。 3万人体制のスタートラインは胸が躍った。 ブロック”E”丁度真ん中辺りからのスタート。 周りは意外と年配者や自分よりも年上が多かった。ベテラン組? と言うか20代とかの若者が皆無だった。 スタート”音”が発生しても全然前には進めない。 将棋倒しにならないようにマナー守っての始まりだった。 石原都知事に大きな会釈をしてGo!!!!! 一気に人間大集合が散らばった!!華が咲くかのごとくに。大輪だ。 この光景はランナーでしか味わえない。エネルギッシュな朝だった。 新宿都庁から皇居に向かう。沿道には多くの観衆が拍手喝采している。 すごく心が躍っている。初のマラソン大舞台。ビックイベント!! デビューにしては100点超えだよ。100点取るしかないな!! 5km30分を死守する。そんな厳命を背負って腕時計確認しながら走っている。 コレを守らなければ5時間オーバーの大失態してしまうので・・。 協力者との信用失墜どころか顔もあわせられなくなる。 ・・。スタートしていきなり”暑さ”で身体が黄色信号発生・・。 想定外な暑さだった。寒さ対策でのホカロンが暑すぎ・。 ゴミ箱に手袋・ストッキング(長い靴下)ヒザ当てを捨てる。 今までの9割以上が寒さ対策での夜中・深夜練習だった。 結果。はずれ・。ああまりにも暑くて捨てれる物は捨てた。 東京タワーやなんか大きな公園・・。気付いたら最初の折り返し地点。 そこで知った。自分の後ろにあきらかに1万数千人以上のランナーがいる事を・・。 圧巻。今の自分のポジションが分からない。きっと前の方だろうけど・・。 折り返し地点から戻る途中の光景は今、自分がココにいる証拠だった。 中間地点@銀座から浅草方面に向かう・・。なんか視線感じる・・。 ダイバー仲間が応援に来てくれた!!マジ嬉しい!! なんか直感が働いた。よくお互いが気付いたな。そう思った。 とても乾いていた心が潤いに浸った。Thanks!! 100万人の沿道の観衆よりも大きな”力”を得た。 ランナーの波が変わるのがなんか分かった。 浅草。ランナーも観衆もココがピークのように人間大集合!! 我に振り返り時計は常に確認している。 冷静になれ。まだ飛び出すな。スピードを安定させろ。 あまりの暑さで給水所のスポーツ飲料や水を頭からかぶる。 暑い・。暑い・・。想定外な暑さだった。 ・・。ペースメーカーの音楽が止まった・・。 MP3プレイヤーが水没・。頭から水・。浴びすぎ・・。 捨てた。ふと沿道の観客の声が大音量で我を後押しする。 気付くのが遅かった。チョコや黒砂糖をもらい走り続けている。 絶え間ない観衆の声援。自分がドラマの主人公のように錯覚する。 場違いな浦和レッズの大きな旗を振っているサポーターがいた・・。 思わず We Are Reds!!なんて叫んだ!!大声で!! 応えてくれるように声援が胸刺す様に突き刺さった!! 自分が選手として走っている!!実感した思いを身に染みた。 次回はスタジアムで会おう!だからRedsが好きだ。馬鹿ばっかだから! 銀座のど真ん中を走るとは・・。とても気持ちが良い。 なんか疲れていない。スピードが安定して”乗って”いる。 そしてゴール方面のお台場に向かう・・。晴海を越える・・。 マラソンは30kmを越すと苦しくなると言われている。 けどそんな感じはしない。むしろ楽しい♪♪乗っている♪♪ ランナーズハイで苦しさが快感に変わっているのがよく実感できた。 コンナ経験・。努力と抽選に選ばれ”運” がなければ達成しない。 そんな思いを破壊するかのごとく・・。 ゴール手前に”坂”が連なっている・・。嫌がらせ?! 今まで安定していた5km30分の安定したスピードが壊れた。 精神論で”走れ・止まるな”と自分に激を入れる。根性の世界。 参加できなかった人の分・。ココで止まるな・。 協力者との約束のため休憩禁止は守れ。止まるな!走れ!! 5倍の抽選で選ばれた”自分”。ランナーとして本当に出たいのに出れなかった人の分・・。”歩けない”・・。そう・・。歩けない・・。 抽選に外れて出れなかった仲間の顔がリアルなCGのように眼前覆う。 ゾンビの集団の坂道。周りのランナーも息が上がっている。 どいつもコイツも”切れ”が無い。とてももったいない時間だった。 ゴール手間・。反則のような坂道だった。って言うか反則だよ。 この先のビックサイトが目前なのに。本当にもう・。数kmだった。 42.195kmのうち38kmは安定した走りだった。 前評判狂わす4時間前半代のスピード。時計の針が剣のように突き刺さる・・。痛い・。痛い・・。針は冷静に進んでいる。血が無い証拠。 あと・。たった数kmが満身創痍だった。不完全燃焼禁止だよ・・。 身体能力以上の精神論でこの坂を登った。 こんな坂道Dash!!10何年振り以上だよ・・。 ・・。あの日の坂道Dash・・。も・。暑い真夏日だったな・・。 途中・。沿道の観客から黒砂糖や梅干をもらった。 生き返る!!感謝!熱烈感謝!!止まる訳にはいかない!! みんな・。みんな・・。天使に見えた。ありがとう。ありがとう。 たった1km先のゴールが途方も無く遠く感じた・・。 続く・・。 報告@この写真はダイバー仲間のマロ君。mixiで知り合ったザル殿提供です。 Thanks!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月27日 23時05分26秒
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