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Aug 8, 2006

【試写会】マーダーボール

テーマ：映画館で観た映画(8570)

カテゴリ：映画／ミュージカル

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友達から試写会

のお誘いがありました。
「マーダーポール」観に行かない？と。
「マーダーポール？」=訳「殺し屋ポール」？＝「ホラー映画」？と思ったら
「マーダーボール」＝「殺人球技」との事でした、苦笑
ホラー映画はＣＭも目をそらすほど大っ嫌いなので。。。

舞台はアメリカ、Quad Rugby（クアド・ラグビー）選手達のドキュメンタリー映画です。
クアド・ラグビーとは四肢麻痺や頸髄（けいずい）損傷といった身体障害を持つ人々が車椅子で行うラグビーのことです。
障害者が行うスポーツなので安全且つやさしいスポーツだと思ったら大間違い。メタル仕様の戦車の様な装備の車椅子に乗り、ぶつかり合ってボールを奪い合い、ゴールを決めなければなりません。　その過激さから「マーダーボール（殺人球技）」と呼ばれていたそうです。（スポンサー受けが悪いと「クアド・ラグビー」又は「ウィルチェアーラグビー」になったようですが、個人的にはマーダーボールの方が好きです。ホラーっぽいけど・・

）

２００４年アテネのパラリンピック世界一を目指しての激しい試合の映像を見てるだけでも素晴らしい

何人かの選手や選手を取り巻く家族や友人の話も出てきます。
ポスターにも登場する顎髭＆タトゥーと存在感あるケビン．カヴィル氏は根っからのスポーツ青年でした。　ある日親友の運転（飲酒）する車で事故に遭い、突然車椅子の生活になってしまいます。　事故以来親友とは顔を合わせず、同窓会にも親友は現れません。
ケビンの両親も「あれは事故だったんだから」と親友を許し、ケビンも彼に試合を見に来て欲しい、自分は歩ける頃よりも今の自分の方が好きだ、と言うような事を言っています。

車椅子の人生になったからと、失う物なんて何一つ無い、むしろ得る物、見えてくる物の方が多いんじゃないか。そんな気持ちになりました。

誘ってくれた私の友達は隣で爆睡してました。。。（信じられません・・・）
反対隣の女性二人組はアメリカ人とアジア系の女性だったのですが、泣いたり笑ったりで大変そうでした、苦笑　あんな風に公共の場でも素直に自己表現出来るのって羨ましい(^^)

パラリンピックは何かとオリンピックの陰に隠れてしまいがちですが、この映画を期にもっとパラリンピックも広く世の中に広まっていけば良いと思います。
映画の中に日本人選手も出てきます。　この映画を観るまで日本にもクアド・ラグビーという競技が存在してたなんて知りませんでした。
映画ではあまり日本チームは写りませんでしたが、なかなかカッコ良かったですよ