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午前中の訪問。 1時間半の掃除です。 先に2階のご主人さんの寝室から。 ご主人も上がってきて 話しながら掃除してました。 初めて介護サービスを受けるようになって 3回目の訪問です。 ご夫婦ふたり暮らし。 ご主人さんは脳梗塞を患ったけど 普通に生活できてます。 子供さんは二人いて 二人とも結婚して県外。 ひとりは大学を卒業した子供さんがいるそうです。 もうひとりは東京に住んでいて 高校生と小学生の子供さんがいるそうです。 「高校生と小学生、歳が離れててね~」と楽しそうに話されてました。 すると 電話が。 「脳腫瘍?」 「それは天命と思うしかない・・・・・」 「おぉ、そうか・・・・・」 「気を落とさんようにと言ってもそうはいかんやろうけど・・・・」 驚きながら深刻に話してます。 電話を切ってご主人さんが 「孫が死んだっていう電話じゃった」 と。 びっくりして 「大学卒業した子ですか?」と聞くと 「小学生の孫・・・・」 と。 なんとも かける言葉がありません。 病気だったことも知らなかったそうです。 「心配するから、言わなかったんじゃろう。そーいえば今年のお正月には帰ってこなかった。去年の夏に会ったのが最後になってしもうた」と言われ 「嫁に知らせてくる」 と1階に下りて行きました。 責任者に電話して 内容を伝え 「もう帰った方がいいですかね?」と聞くと 「いえいえ、普通に時間までしてください」と。 え~~~、こんな状況でそれはできない・・・・ 孫が死んだ知らせを受けたときに 掃除機をガーガーブーブーできません。 まだ1時間以上あるし。 結局 「ご主人さんが帰っていいと言われたら帰ってくださいね」とOKがでて 寝室の片づけが終わって1階に下りていきました。 リビングにいるご主人に 「大変なことになりましたね。今日はもう帰らせてもらいましょうか?」と聞くと 「う~~~ん、そーやな、帰ってもらおうかな。仕事は1時間半したようにノートに書いておいていいから」 と、気遣いまでされて・・・・ そう話してると 奥さんがリビングに入ってこられました。 泣いてます。 まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったでしょう。 「ご自分の体も気をつけて・・・・」 と声をかけることしかできませんでした。 帰りに事務所に寄りました。 責任者、ケアマネ(この利用者さんの裏の家で、今回の介護サービスを紹介した人です)がいました。 その話しの真っ最中でしたよ。 こんなことが起きるなんて・・・・・・ なんとも 心が痛みます。
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