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カテゴリ:起業・ベンチャーの本
ニュービジネス活眼塾
本著は、大前研一氏が主催するアタッカーズ・ビジネススクールの講義録である。本書で数回引用されている『企業参謀』をもう一度読み直したいと思った。 <読書メモ> ○事業市場規模の評価方法で目安となる基本数字 ・日本の人口 1億2000万人 ・世帯数 4500万世帯 ・給与所得者 6700万人 ○自己資金が無い場合の事業資金 ・BOT(ビルト・オペレーション・トランスファー)又はPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とも言われる資金調達方法で、自己資金を注ぎ込まずに、巨額の事業が遂行できる方法。 →テナントや広告主から将来支払うであろう金額を現在価値に直して前払いしてもらい、事業資金に充てる資金調達法。 ある金利水準に将来のリスク率を加味した利率で割り戻すので、テナントや広告主にとつても将来の支払い金額と比べて相当割安になり、損な話ではない。 →そのためには事業や空間が魅力的であり、集客力があるという条件が必要。 ○起業家に必要な資質 ・飽くなき知的好奇心 ・1つのことを最後まで集中してやり抜く情熱と持続力 ○起業家の最低条件 ・事業アイデアに対し、それをコンセプトにまで深めねばならない コンセプトとは、それ自体が「必要十分条件」として、他に真似ができないもので、収益が出る事業計画でなければならない。 ○事業計画書作成へのアドバイス ・アイデアを盛り込みすぎない 事業計画書の目的は賛同者、出資者を募ることで、従来と違う点(ノウハウとスピード)をまとめるべき →事業展開のスピードが速くて競合相手が、システム的にも技術的にもついていけないものかどうか? ・まだ存在していない事業を出資者に説明できるよう、何度も話す訓練をする ・素晴らしい事業計画書を書くためのポイント ユニーク、説明はシンプル、市場のセグメンテーションが考え抜かれている ○同業他社に対してどうディフェンドするか ・誰よりも早いスピードでいく →スピードが差別化の大きな要素であり、事業にはスピード感覚が必要 ・必要十分条件として、差別化していくときに絶対によそができないものを身につける →技術的な差別化、顧客ベースによる差別化 ・永続できる事業では差別化の要因として、顧客が自分のビジネスに繋がっていることが顧客の得になるような要素が必要。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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