「料理研究家」たち という本
“「料理研究家」たち” という本を古本屋さんで見つけ購入しました。最近書店の料理本コーナーでも・料理の種類別だけではなく、個人名別で本が並んでいる事がありますねこの本にも登場する藤野真紀子さんや根元なほみさん、有元葉子さんも個人名での料理本が多数ありますが、共通点としては(面白い事に)料理研究家になろうと思っていたのではなく、自分の人生を見つめていく作業をしていたら「道」が開けて・気付けば料理研究家と呼ばれる立場となり本を出したりするようになった という点が非常に興味深いのです。著者の宮葉子さんという方が直接料理研究家の方の自宅やキッチンスタジオ、ある時はフランスにまで足を運んで取材されたこの一冊。何度も何度も取材を重ね、自分の感じた事までもが丁寧にまとめ上げられている文体が珍しく、どことなく小説の様な感じもしました。料理研究家の方々の人生観までをも深く感じる事が出来る一冊だと思います追伸:小説やエッセイもそうですが、その著者の生き様や考え方に共鳴すると読むスピードが早くなったりするのかもと思います。(買ったその日の内に一気に読み終えました)「自分のやりたい仕事とは何だろう?」と迷った時にもお勧めですね~