カテゴリ:読書
図書館で借りた薬丸岳著「天使のナイフ」を読みました。 ケーブルテレビかな?で最終章を少し見て、面白そうだったので、図書館で借りたものです。 これだったのかな? 少年法によって、14歳未満の犯した犯罪は、名前が公表されずに、更生すれば、それは、前科ではなく前歴なだけとなる。 その連鎖が描かれていました。 以下ネタバレです。 主人公の桧山の妻が少年たち3人に殺されます。 4年後に、少年3人のうち、2人が殺され、1人は未遂に終わります。 でも、それは、妻の殺人には、指示した人がいて、 その指示した人も、妻が少年の時に起こした殺人事件の被害者の娘でした。 妻は、4歳の頃に、幼馴染のお友達を少年によって、首を絞殺されています。その目撃者でした。 少年には手に変わったあざがあったことで、逮捕されます。 その少年は更生して、苗字を変えて、猛勉強をして、司法試験を受けて、弁護士になっていました。 そして、妻の少年時代の事件の弁護士でした。妻は手のあざを思い出します。 妻は、高校生になったころに、幼馴染の家を訪ね、焼香し、老いたその両親の 一度も焼香に彼は来ないという言葉を聞きます。 妻は、担当弁護士に焼香に行くように勧めますが、拒否されてしまいます。 妻は、被害者宅に焼香に行こうとして、被害者の娘が重い心臓病と知ります。渡米しての移植が必要と知り、弁護士を脅迫し、渡米に不足している金額の半分のお金を出させ、残り半分を自分の貯金から 渡米費用に充てるように振り込みます。振り込みの名義は、幼馴染の母の名義で。 担当弁護士は、妻に素性をばらされるのではないかと不安になり、 心臓移植を終えて治療中だった被害者の娘に 父を殺した加害少女は、結婚して子供も生まれて幸せに暮らしていることを伝えます。 未遂で生き残った少年は、実は、偶然、入院していた被害者の娘と知り合っていて、 そして、被害者の娘は、少年たちに、妻を殺させる指示を出したのでした。 凄い悲しい連鎖。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月13日 19時16分18秒
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