わんころりん☆にゃんころりん

犬猫のボランティアって　何なのだろうか？


不幸と言う名のエリアに置き去りにされた犬猫を　幸せと言う温かい家庭に　家族と言う仲間のもとへ送り届けるだけの作業

それには　保護した段階で入念な健康チェックが必要になる事は言うまでもない
ワクチンは最低限
疾病がある場合は治療も必要である

フードやシートや砂など　当然消費される消耗品

保護場所別に完全隔離は必須
万が一の感染防止にはこうするしかない

消毒を徹底すれば　それにも費用はかかるが　病気をされることを思えば　微々たる金額でしかない



某所では　差し押さえられた１３０万円があれば　５０頭のレスキューは可能であると言っている
不妊去勢手術代程度にしかならない金額である
幾らボラ価格でして貰えたとしても１頭当り２万そこそこで十分なケアなどできる訳はない
まして状態のよくない犬であればこそのレスキューのはず
いつもの事ながら理解に苦しむ



個人ボラは自分が可能な数しか受け入れられない
全て自費で細々ながらも長期間継続していけるのは　時間や経済に破綻をきたすほどの無理は　一時的なことでしかなく　慢性的にそんな状態を継続する事はしない
まさに己を弁えた　身の丈活動である事が多い

それが　２人　３人と同志が集まると　自費でする事が激減する昨今の愛護・保護の活動


支援のお願いをすれば　すぐ話に乗ってきてくれる御仁も多いようなので　資金確保に事欠かない
言ってみればそれだけ優しい人が多いのだろう


３人いれば１０万円ずつ出し合って　３０万円の活動をすればいい
自分が好きで始めた事なのだから・・・
健康診断　不妊去勢手術費用　ワクチン接種費用など　譲渡先に請求するのであれば　経費は消耗品のみでしかないと思えるのだが・・・

手を広げれば　感染症の危険性も直ぐ隣にある
多くを救うと言いながら　多くを死なせる結果にもなりかねない



助けるつもりで保護して　感染症で亡くなってしまった例は多々ある
喪わなくてもいい命まで　葬らなければならなくなる

人間の力なんて自然の前では　本当にちっぽけなものである
無力である事は初めから解り切った事実
しかしその事実を乗り越えようとする愚かな行為は止められないらしい


掻き集めて不幸を嘆くよりは　確実に救うことの出来る範囲の保護を考えてみては如何なものだろうか？


引取りはしていない
こう言い切る所も多い
きりがない・・・　そんな理由だろう


センターから引き上げるのも　拾ってしまったものの飼育不可能な人を助けるのも　１つの命を救うことには違いないはず


私は変わり者なのだろう・・
出遭った命に拘った
持ち込まれた命も引き受けた

ただ　自分が見つけた命を人に知らせれば　知らされた人が同様に飼育する事ができなければ発見者と同じ思いをしなければならないという事だけは必ず理解して貰った

お気楽に保護してもらっても困るのである
命に手を出すと言う事は　それだけ重たい責任が付いて廻るのである

見過ごす事しか出来なければ　一生その重さを背負っていけばいい
助けたいと思うのなら　自分で何らかのアクションを起こせばいい


遺棄した人間は良心の呵責もない・・・？　　
それなのになんで自分が　命を前にして苦しまなければならないのか・・？
誰か他の人が助けてくれるかもしれない・・・


思いは様々・・・



気軽に人に託して　自分は命を救った心優しい人と自惚れるのだけは　やめて頂きたいのである
命を預かる責任は　地球より重い・・・


縁あって助けたのなら　大変だ　大変だ　寝不足だ　疲れた　そんな言葉は吐かないで
せいぜい楽しく　命と付き合うようにしたいものである