ずっと君を愛してた

今月は、週に一回のパターンで歯医者に通った。

一箇所歯茎が腫れていて、その治療のためなんだけど

これがなかなか手強い腫れらしく

全く引く気配がないせいか

とってもとっても優しい歯医者さんは

私が最も恐れていた「麻酔の注射」という言葉を

私の耳元でささやいた。


私の注射恐怖症にはちゃんと理由がある。

数年前に、親不知を抜く際

麻酔の注射で具合が悪くなったことがあって

それがトラウマになっていたのだ。


でも「歯を抜く時ほど麻酔の薬は入れませんから」の言葉に

「もうどうなってもいいや」という気になり

医師の提案を受け入れた。

週一で通うのにも疲れていたんだと思う。


麻酔は思いの外、何事もなく終わったが

帰ってから寝る寝る。

次の日も寝る。

やっぱり、かなりのストレスだったみたい。


けど、これでもう麻酔の注射におびえる必要もなくなった。

思えば、長い長い、本当に長いトラウマだった。