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京極夏彦メモ2

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京極堂シリーズ


本編

絡新婦の理-1996-  ⇒ 07/02/04の日記その2その3



1953(昭和28)年2~4月

場所
東京,千葉(興津町周辺)

言及される妖怪など
絡新婦,蓑火,否哉,丑時参, 百々目鬼

登場人物
レギュラー・準レギュラー(
→共通登場人物
→京極堂周辺  中禅寺秋彦,千鶴,淳子
→薔薇十字探偵社周辺  榎木津礼二郎,安和寅吉,伊佐間一成,今川雅澄,益田龍一,榎木津幹磨
→関口周辺  関口巽
→木場周辺  木場修太郎,青木文蔵
→警察関係  木下圀治,長門五十次,里村紘市,山下徳一郎(警部補から降格,所轄に),石井寛爾
→出版社関係  鳥口守彦

織作家  興津町明神岬(鵜原駅寄り)の「蜘蛛の巣館」
嘉右衛門  先々代。織作紡織機創立。
織作紡織機を軌道に乗せ大儲け。明治35年に御殿(「蜘蛛の巣館」)を建てる。
創業期の柴田耀弘に資金援助。
久代  五百子が産んだ子供。
伊平の婿入りとともに長子と名を変えて北条家の養子となる。柴田勇二の祖母。
伊兵衛  先代。柴田耀弘の盟友。聖ベルナール女学院創立者。
京都出身で,旧姓羽田。明治34年,30歳で婿入り。
貞子  伊兵衛の妻,真佐子の母。嘉右衛門が相模の女工に産ませた子。
雄之介  死んだ(3月)当主。合併後柴田財閥の幹部(柴田耀弘の片腕)。
越後生まれ,大正14年婿入り。伊兵衛が女工に産ませた子供で,妻真佐子の異母兄になる。
紫  雄之介の長女。昨年(27年)4月に死亡(28)。
柴田勇治との縁談があったが壊れる。生まれつき心臓が悪い。雄之介が外の女に産ませた子。

五百子  先々代嘉右衛門の妻。100歳近い。
真佐子(47)  雄之介の妻。
茜(28)  次女。
彼女の父は明かされないが,渡辺,麻田(殺された少女たち)のどちらでもない
一時東京で暮らし,薬学の学校に通い,久遠寺涼子と同級。
葵(22)  三女。女権拡張論者。
真佐子と出門耕作の子。半陰陽
碧(13)  四女。「聖ベルナール女学院」も参照。
雄之介,真佐子夫婦間のただ一人の子だが,いとこどうしの子でもある
是亮  茜の婿。系列会社の経営に失敗し,聖ベルナール女学院の理事長に。
出門耕作の息子だが,雄之介と耕作の妻との間の子

出門耕作(60~61)  使用人。是亮の父。
大柄で,少し外人染みたバタ臭い顔。実は葵の父で,是亮は雄之介の子
奈美木セツ  そそっかしい家政婦。自称「うら若き美貌の家政婦」。

柴田グループ
柴田勇二(29)  柴田耀弘の養子(昭和20年,22歳)。柴田グループの事実上のトップ。
元聖ベルナール女学院理事長。
増岡則之(→財界)  聖ベルナール女学院の事件の榎木津への依頼の仲介を京極堂に頼む。
海裳卓  柴田の腰ぎんちゃく。織作是亮ともつながりがある。

聖ベルナール女学院  興津町の隣
山本純子(30)  「目潰し魔」の3人目の被害者(12月,勝浦)。
世界史・道徳の教師(舎監)。
女権拡張論者。柴田勇二と婚約
本田幸三(46)  小夜子を陵辱した英語教師。「絞殺魔」の被害者。
妻は最初の教え子の一人で織作茜と同級生
杉浦隆夫(35)  厨房棟臨時雇用職員。
元小学校教諭で,柚木加菜子(→「魍魎の匣」)の隣人。
杉浦(伊藤)美江  隆夫の妻。
婦人運動に参加。離婚のため薔薇十字探偵社に隆夫の捜索を依頼。

中学2年
織作碧  「織姫」と呼ばれる。学院創立者の孫,理事長の義妹。
呉美由紀  水産会社社長の娘。呉仁吉の孫。
渡辺小夜子  網元の娘。
麻田夕子  「冒涜」を噂された生徒。政治家(代議士)の娘。
中学1年
坂本百合子  13番目の星座石の噂をした。美由紀と小夜子を「蜘蛛の僕」に案内。

興津町
川野弓栄(35)  「目潰し魔」の2人目の被害者(10月)。バー「渚」を経営。
ASの世話係兼指導係で,興津では少女売春の手引き。織作是亮の情婦
石田芳江  茂浦の「首吊り小屋」に住み,8年前(昭和20年)に首を吊って死亡。
昭和10年に川島家が彼女の子供を引き取る。
呉仁吉(63)  元漁師。美由紀の祖父。出門耕作の友人。家に伊佐間,今川を泊める。

目潰し魔周辺
平野祐吉(36)  目潰し魔として追われる。彫金細工職人。
白粉アレルギーであることが判明する。
平野宮  祐吉の妻。昭和23年に自害。
矢野妙子(19)  「目潰し魔」の最初の被害者(27年5月)。信濃町の地主(泰三)の娘。
川島喜市(29)  印刷職人。平野の友人。
興津町出身。石田芳江の息子で川島新造の義弟
酒井印刷所  川島喜市が働いていた信濃町の印刷所。
一時期(8月)杉浦隆夫が働き,社長が杉浦に「倶楽部花園」を紹介した。
社長は織作是亮の大学の同窓で,「武蔵野連続殺人」「柴田耀弘遺産相続」に関する報告書を印刷。
楠本君江(→「魍魎の匣」)  平野に宮を紹介した人形師を京極堂に教える。

左門町事件関係
前島(金井)八千代(28)「目潰し魔」の4人目の被害者(28年2月)。
前島貞輔  八千代の夫。日本橋の呉服店の主人。
多田マキ  四谷の淫売宿(第4の現場)の婆ァ。
中条高  中条質店の四代目。

池袋周辺
川島新造(→木場周辺)  四谷の事件に関わる。
潤(子)(→木場周辺)  「猫目洞」(池袋,木場の行きつけ)の女主人。
徳田里美  池袋の私娼。
降旗弘(→木場周辺)  里美のひも。失踪直前の平野の担当医。
高橋志摩子(28)  蜘蛛に狙われている娼婦。紅蜘蛛のお志摩。

警察関係
津畠  国家警察千葉県本部の刑事。虎魚のような面相。
磯部  国家警察千葉県本部の刑事。大きく,射撃上手を自称。
荒野  国家警察千葉県本部の警部。
加門  馬面の四谷署の刑事。
七条  栄螺のような四谷署の刑事。

その他
大河内康治(→京極堂周辺)  元進駐軍の通事。杉浦美江に榎木津の事務所を紹介。
大河内教授  康治の叔父。嗅覚の専門で一時織作茜が実験を手伝う。
川島大作  新造と喜市の父。川島家の養子。昭和10年に急死。


タイムテーブル

昭和18年
本田幸三,織作茜の同級生(当時18)と結婚。
昭和20年
A・S一般公募。石田芳江自殺。
昭和23年
平野宮自殺。
昭和25年
織作茜が是亮を婿にする。
昭和26年
春  平野祐吉,信濃町に借家。
4月  杉浦隆夫・美江結婚。
6月  杉浦隆夫神経衰弱に。
昭和27年
2月
杉浦美江小金井の家を出る。

是亮の会社倒産。
4月
織作紫死亡。
5月
2日  平野祐吉,矢野妙子を殺害。
川島喜市,茂浦の小屋を訪れ織作茜と会う。
織作葵,茂浦の小屋に行き平野祐吉と会う。
8月
織作茜が是亮の左遷先の小さな工場(小金井)に通う。(~9月)
中旬  杉浦隆夫,信濃町の酒井印刷所で働き,川島喜市と知り合う。
末頃  柚木加菜子の事故(「魍魎」)をきっかけに杉浦隆夫失踪。
9月
織作是亮ベルナール学院理事長に。
杉浦隆夫秘密クラブ(浅草の「倶楽部花園」)で川野弓枝と知り合う。
下旬  杉浦隆夫聖ベルナール学院に就職。
織作葵が平野祐吉を学院の告解室に移す。
本田幸三が渡辺小夜子を陵辱。
10月
十五夜  平野祐吉が織作葵に生徒(碧)が川野弓栄を黒弥撤で呪い殺そうとしていることを知らせる。
半ば過ぎ  平野祐吉,川野弓栄を殺害。
11月
末  織作茜が川島喜市と会う。
12月
下旬  平野祐吉,山本純子を殺害。
昭和28年
1月
川島喜市印刷所を辞め以降行方不明(「騎兵隊映画社」に居候を始める)。
2月 2~3月は織作雄之介の葬儀を起点にした日付で表します。
後半(-11日あたり)  早朝,四谷左門町で平野祐吉が前島八千代を殺す。
     深夜,川島新造池袋から逃亡。
-8日  杉浦隆夫,本田幸三を絞殺。麻田夕子墜落死。
2・3月不明
-6日  呉美由紀,織作是亮から暴行を受けるが,柴田勇二に助けられる。
-3日  織作是亮の横領発覚。呉美由紀,再び織作是亮に呼ばれ,祖父に手紙を書く。
3月
-2日  織作雄之助の急死。
-1日  織作雄之介の密葬。織作茜3度目に川島喜市に会う。
0日  織作雄之助の葬儀。織作是亮が呉美由紀と渡辺小夜子を脅迫。
+1日  今川・伊佐間が織作家に。杉浦隆夫,織作是亮絞殺。
     呉仁吉,学院に美由紀を訪ね1万305円を渡す。
     美由紀職員室で状況と推理を話す。
+2日  益田,杉浦美江,増岡則之が薔薇十字探偵社を訪れる。
     海裳卓が呉美由紀の新たな恐喝者に。
+3日  海裳卓渡辺小夜子を脅迫。
+4日  木場と加門が織作邸を訪れる。
     高橋志摩子が平野に殺され,伊佐間は負傷。
     榎木津聖ベルナール女学院に登場。織作碧登校。
     杉浦隆夫,渡辺小夜子を殺し,海裳を襲って榎木津に捕まる。
     益田,京極堂を呼びに走る。
+6日  織作葵,雄之介の後継者に決まる。
+7日  杉浦隆夫,織作碧を連れて逃げ,校舎屋上で榎木津に捕まる。
     京極堂聖ベルナール女学院に登場。
     碧,礼拝堂の告解室に逃げ,平野に殺される。
     警官に押さえられた平野を木場が殴り,中禅寺に止められる。
     織作家で,葵が出門耕作に,耕作が真佐子に殺され,真佐子は自害。
4月
織作五百子死亡。
1週間後  京極堂織作茜に蜘蛛の正体を明かす。
       茜,柴田勇二との結婚を断念。


塗仏の宴-1996-  ⇒ 07/03/20の日記その2



1953(昭和28)年1~6月

場所
韮山,下田,沼津,東京

言及される妖怪など
ぬっぺっぽう,うわん,ひょうすべ,わいら,しょうけら,おとろし,塗仏,燭陰,白澤

登場人物
レギュラー・準レギュラー(
→共通登場人物
→京極堂周辺  中禅寺秋彦,千鶴,淳子,多々良勝五郎,沼上,石榴,明石先生
→薔薇十字探偵社周辺  榎木津礼二郎,幹磨,総一郎,安和寅吉,益田龍一,司喜久男,伊佐間一成
→関口周辺  関口巽,雪絵
→木場周辺  木場修太郎,竹宮潤子,降旗弘,青木文蔵,川島新造
→警察関係  大島剛昌,木下圀治,里村紘市,石井寛爾,長門五十次
→出版社関係  妹尾友典,鳥口守彦,赤井禄郎,小泉珠代,山嵜孝鷹,中村
→財界  増岡則之,柴田勇二

戸人村関係  静岡県中伊豆韮山村の隣の消えた村。
佐伯癸之介・初音  当主夫妻。
亥之介・布由(昭和13年当時14,5)  当主の子供。
甲兵衛(82)  隠居した先代。
乙松  癸之助の弟。
甚八  分家の子。
佐伯玄蔵  甚八の父。漢方の医者。
壬兵衛  玄蔵の父。布由の大叔父。

三木屋  村の入口の雑貨屋。
小畠(馬を飼う家)  祐吉は当時25くらいの跡取り。
久能  久能政五郎など六軒。
八瀬  八瀬重慶など三軒。

津村辰蔵  巡回研ぎ師。昭和13年の噂の張本人で憲兵に逮捕される。
昭和14年夏死亡(43)。
光安公平  南千住で室内装飾業。
赤井書房を通じて関口に消えた村の調査を依頼。昭和12年春~13年5月まで派出所巡査。昭和25年に復員。
茹卵か巨大な赤ん坊といった形態の人物。

熊田有吉・要一  現在村に住む老人と下田に住む息子。有吉は村上貫一の叔父。
田山,村上,須藤  現在村に住む家。

沼津,下田  
一柳史郎(→狂骨の骨)  薬の行商。実家は富山の一柳薬品。
一柳朱美(→狂骨の骨)  史郎の妻。自殺しかけの村上兵吉を発見。
松嶋ナツ  朱美の隣人。

松村裕一  蓮台寺の外れで農業。凶器の縄を盗まれる。

華仙姑・みちの教え修身会・藍童子・成仙道・長寿延命講・韓流気道会・泰斗風水塾・徐福研究会周辺  
華仙姑処女(30)  霊媒師。有楽町。
何仙姑から。佐伯布由。15年前に東京に出て,昭和17年~26年まで築地の高級料亭の仲居。
尾国誠一  富山の薬売り。小川町。
佐賀出身。朱美の夫の仕事仲間(20年間薬売り)。加藤麻美子をしばしば訪ねる。
本名は雑賀誠一。元内務省特務機関山辺班

磐田純陽  みちの教え修身会の会長。岩田壬兵衛。
呂洞賓の道号純陽子から。実は佐伯甲兵衛の弟

彩賀笙  藍童子。
藍釆和から。照魔の術を使い警察に協力。
実は佐伯初音の子供で戸籍上の苗字はおそらく「雑賀」

曹方士  成仙道(山梨を本拠地)真人。
曹国舅から。実は佐伯甲兵衛
刑部昭二  成仙道タンキー。
帝国陸軍第十二研究所博士音響催眠術を研究。

張果老(通玄先生)  長寿延命講(条山房を本拠)を主宰。中国拳法家。
張果老から。実は佐伯玄蔵
宮田耀一  漢方薬局条山房(三軒茶屋)の漢方医。
帝国陸軍第十二研究所理学博士速攻性のある催眠剤を研究。

韓大人  韓流気道会(新橋に道場)会長。
韓湘子から。実は佐伯癸之介
岩井崇  韓流気道会師範代。
帝国陸軍第十二研究所中尉戸人村の住人の移送を担当

南雲正陽(正司)  経営コンサルタント。泰斗風水塾主宰。
泰斗風水塾の本部は豊島区大塚,名古屋と静岡(清水)に支部。
漢鍾離の字「雲房」と号「正陽子」から。実は佐伯亥之介
小沢  清水の土建業者桑田組の専務。
南雲に頼まれて,韮山の再開発を手がける。

東野鉄男  徐福研究会世話人。甲府在住。
李鉄拐(東華教主)から。実は佐伯乙松

加藤家周辺  
加藤麻美子(26)  「小説創造」(創造社)編集者を辞め稀譚社の新雑誌に移る。
昭和27年4月9日に娘が沐浴中に溺死。その2日前と20年前は祖父と「ひょうすべ」を見る。
加藤只二郎(78)  麻美子の祖父。林業,会社役員。
みちの教え修身会の会員で導き役も。磐田純陽の尋常の同窓生。
韮山の土地の所有者。
木村よね子  加藤只二郎の内縁の妻。
加藤繁代  只二郎の妻。
下沢太・香代  加藤麻美子が子供をなくしたときの小川町のアパートの隣人。

三木春子周辺  
三木春子  豊島の女工。
昭和26年から東長崎の縫製工場に勤める。
韮山の土地の持ち主。
工藤信夫  春子につきまとう大木新聞配達所配達員。
ひろみ,浜子  春子の同僚。

村上貫一周辺  
村上貫一(35)  下田署一係刑事。
熊野出身で,村上兵吉の兄。
村上美代子,隆之(12)  貫一の妻子。
村上福一  貫一の父親。
村上兵吉(29)  沼津での自殺を朱美に助けられたの男。
経営していた螺子工場が潰れ,みちの教え修身会に入会。
15,6年前14歳で新宮から家出。

羽田製鐵周辺  
羽田桝太郎  羽田製鐵(丹後)創業者(明治36年)。
隆三(三男),織作伊兵衛(→絡新婦の理)(次男,婿入り明治34年)の父。
羽田隆三  羽田製鐵取締役顧問。
津村信吾(26)  羽田隆三の第一秘書。
津村辰蔵の息子。昭和9年(7歳)に戸人村で東野鉄男を目撃。
織作茜(28)(→絡新婦の理)  織作伊兵衛の孫。

警察関係  
岩川真司  目黒署刑事。警部補。
木場の所轄時代の同僚。付和雷同で権威主義で卑屈。
貿易商の息子。
河原崎松蔵  目黒署二係の若い刑事。岩川の部下。
坊主刈りで浅黒く口ひげ。
音羽の酒蔵  香具師。河原崎が三木春子の保護を依頼した先。

淵脇  韮山村の若い駐在所巡査。

有馬汎  下田署一係の老刑事。自白わせの汎(ポン)さん。
15年前韮山村の派出所勤務で,山辺と再会。
緒崎  関口を取り調べた下田署一係刑事。
太田  下田署一係の若手刑事。
下山  下田署一係刑事。浅黒く無骨な顔。
西野  下田署警邏総務係長。
戸ケ崎,武居  下田署一係刑事。

木場石材店  
木場徳太郎  昭和28年3月に脳溢血で倒れる。
保田百合子  木場修太郎の妹。
保田作治  百合子の夫。役場の出納係。
留  木場石材店の老職人。

その他
宮村香奈男  和書専門の古書肆(薫紫亭,川崎)主人。先生(元教員)。
加藤の話を京極堂に持ち込む。
加藤が担当する新進の覆面女流歌人。「鉄鼠の檻」での京極堂は不在の宮村のピンチヒッターだった。

黒川玉枝(29)  看護婦(元久遠寺医院)。上野で司喜久男にひもの捜索を頼む。
内藤赳夫(→姑獲鳥の夏)  玉枝のひも。女衒の仁蔵の倅。
駱駝の先生  上野の乞食。浮浪者や掏模の顔役。
仏蘭西に留学したことのある元画家。

堂島静軒  50がらみの郷土史家。
関口,淵脇巡査とともに村を訪ねる。
帝国陸軍第十二研究所大佐
山辺継唯  村上の世話をした有馬の幼馴染み。
昭和23年死亡。元内務省特務機関で徐福伝説調査を計画
美馬坂幸四郎(→魍魎の匣)  天才医学博士。


タイムテーブル

昭和12年
春  光保が戸人村の,有馬が韮山の派出所勤務につく。
秋  尾国が初めて戸人村を訪れる。
昭和13年
6月20日  戸人村の大量殺人。
6月21日  有馬,韮山の派出所勤務から下田署に移される。数日後  戸人村の住民が村を出て宮城県に移る。
村上貫一が下田で暮らすようになる。
昭和14年
村上貫一結婚。
昭和17年
佐伯布由が築地の料亭で仲居となり,「能力」を発揮し始める。
昭和20年
日本国民に玉音放送(終戦の詔)(8月15日)
昭和23年
早春  山辺唯継が死ぬ。
羽田隆三が東野鉄男を中心に「徐福研究会」を設立。
津村信吾が羽田隆三のもとに推し掛け,秘書になる。
昭和27年
4月  加藤麻美子の子供が溺死。

昭和28年
1月
関口,京極宅で宮村と会う(3日)。
3月
初旬
関口,稀譚社で宮村,加藤と会う。
鳥口,華仙姑を調べ始める。
20日
木場,猫目堂で三木春子に会う。
22日
目黒署岩川が工藤信夫を逮捕。
31日
目黒署条山房に立入捜査。
4月
2日
条山房の捜査打ち切り。
12日
目黒署の岩川警部補が退官。
中旬
自殺願望の村上兵吉を一柳朱美が見つける。
下旬(織作茜訪問の数日後)
関口,京極堂で鳥口,宮村・加藤と会い,京極堂が華仙姑と尾国の企みを明かす。
5月
20日
気道会の記事(淳子)が載った「稀譚月報」発売。
22日
三木春子が(韓流)気道会に拉致される。
24日
淳子,華仙姑と知り合う。気道会から襲われるが,条山房の通玄と宮田に助けられる。
26日
気道会に襲われている淳子と華仙姑を榎木津が救出。
榎木津,羽田の秘書津村との約束をすっぽかす。
27日
織作茜,多々良と会ったのち,羽田と会って要請を受ける。
木場,猫目洞を訪れる。
泰斗風水塾の研修会が始まる(保田百合子も参加,6/15まで)。
28日
妹尾が関口に戸人村の取材を依頼し,数日後関口が光保を訪れる。
29日
木場が長期休暇に入る。小石川の実家に顔を出す。
河原崎,気道会から三木春子を取り戻し,音羽の酒蔵に預ける。
華仙姑が益田たちに布由子としての打ち明け話をする。
淳子・華仙姑薔薇十字探偵社から条山房に連れ出される。以降榎木津が行方を消す。
華仙姑,条山房に向かう途中で子供たちに拉致される。以降淳子は条山房と行動をともにする。
気道会,三木春子を取り返そうと条山房襲う。
多々良(塗仏の件),鳥口(淳子・華仙姑を保護した件),益田(淳子・華仙姑・榎木津の失踪の件)が京極堂を訪れる。
30日
淳子条山房とともに韮山に移動。
6月
4日
関口が戸人村取材のために伊豆に入る。
5日
内藤が尾国と静岡方面に行く電車に乗る。
条山房の通玄と宮田,いったん東京に帰る。
青木が初めて河原崎と会う。
6日
青木,河原崎が猫目洞で韓流気道会に襲われ,条山房に助けられる。
木場が三木春子を音羽から連れ出し,成仙道に。
尾国が村上兵吉を沼津から連れ出す。
夜  司が藍童子に連れ去られた内藤の行方探しで黒川玉枝の手助けを引き受ける。
8日
下田で成仙道が目立つようになる。
9日
織作茜,甲府で東野と会い,津村を見かける。
夕方  条山房が青木と河原崎を伴い韮山に。
夕方  宮田が下田で三木春子が街頭に立っているのを目撃。
10日
青木,韮山で目を覚まし淳子,河原崎から事情を聞く。
淳子,河原崎は条山房と下田に行き,青木は華仙姑,藍童子と話す。
午後  関口,堂島・脇淵と戸人村を訪れる。下田の本屋での目撃情報もある。
11日
青木,脇淵巡査に金を借りて東京に戻る。
関口,本屋で万引き。
深夜  織作茜が殺される。
12日
早朝  織作茜殺しで関口が逮捕される。
村上貫一,前日に息子に殴られ仕事を休む。
夜  薔薇十字社で益田が黒川・司(内藤の件),伊佐間(一柳の情報),羽田(織作茜の死と南雲,東野の確保を依頼)の訪問を受ける。
内藤,昼間から酒の只飲みでブタ箱に留められる。
13日
村上の妻美代子が成仙道に加わる。
14日
鳥口,光保,多々良,益田,青木,増岡(関口の逮捕)京極堂を訪れる。
村上と有馬が韮山に行き(成仙道と同じ列車),脇淵巡査に事情を聞く。
午後  韮山で成仙道行進。桑田組,韓流気道会と三つ巴でぶつかる。
15日
青木と鳥口が甲府で東野鉄男を確保するも,京極堂に怒られる。
益田,猫目洞まで京極堂をつけ,怒られる。
関口雪絵と増岡が京極堂を訪れる。
榎木津が再登場して京極堂をそそのかす。
千鶴子と雪絵と石榴が京都へ行く。
17日
鳥口,青木韮山に到着。
午後8時  人々が戸人村へと動きだす。榎木津本領発揮。
18日
未明  京極堂による憑物落とし。






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