まあぼの交差点

2007/01/15(月)21:57

創竜伝7 黄土のドラゴン(田中芳樹)

読んだ本(その他・日本)(37)

「6染血の夢」(→日記はこちら)の続きになる,田中芳樹の「創竜伝7」を読んだ。 今回は,中国奥地に入り込み,黄大人の兄を救出する。最後には,ドラゴンの顕現もある。 しかし,しかし,小早川奈津子の迫力の前に,すべてがかすんでしまったと思えるのは自分だけだろうか? 60キロ以上ある西洋甲冑を着て,2丁のチェーンソーを振り回す女傑!! 「をーっほほほほほ!」が耳から離れないぞ(笑) サンフランシスコからバンコク経由で香港に着いた一行は,2手に別れ,「茉理+3人+松永君」は香港の亜南飯店(黄大人が所有)で待機。 「四兄弟+王,李」の組は9月11日~18日まで西安のホテルに滞在。 小早川奈津子との衝撃の出会いのあと西に向かい,9月20日夜から21日未明に青海省の収容所から囚人たちを解放し,黄老将軍を救出。 老人の案内で西寧に行き,そこから地下を通って竜泉郷を目指そうとするが,軍の戦車砲による化学工場の爆破で,四兄弟はドラゴンになり,そのまま空から竜泉郷に向かうことになる。 敵役 日本の首相 一時は首相の座を下りようとするが,ほかに人材もなく,野党もだらしなく,元首相も中国で入院。ということでそのまま居座り,ますます元気になっているようだ。 タウンゼント どんどん「らしくなく」なっている。とくに,ランバート・クラークの牛面を見てから失調と無力を自覚。 ランバート・クラーク 香港に現れて茉理にちょっかいを出すが,彼女に救いを求めているような様子も見られる。 姿を隠している間に,一時的にではあるが,頭部が牛の形になるようになった。 小早川奈津子 鎌倉の御前船津の娘。北京の女帝とよばれていたとか,登場場面がグロテスクすぎたとか,すべてを吹っ飛ばして,2丁のチェーンソーをもった甲冑姿がすごい!! 突き落とされても,吹き飛ばされても,しばらくして再登場してくる!! ドラゴンの血の影響らしい。 エドガー・メイヒュー 四姉妹極東本部の南方地区担当員。9月20日にランバート・クラークの許しを得て亜南飯店を襲撃するが,失敗。茉理に文鎮で殴られて捕らえられる。 盧大奇(ルーターチー) 西安地区の人民解放軍司令官。小早川奈津子配下の示した400万ドルにつられて四兄弟を西寧まで追っていくが,奈津子のチェーンソーで首から切られて絶命。 「8仙境のドラゴン」は→こちらから。 時代,場所,登場人物などをフリーページの田中芳樹メモ(創竜伝)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 田中芳樹の他作品はについての日記は,フリーページ 読了本(日本) (田中芳樹)からごらんください。 楽天ブックス 創竜伝(7)     田中芳樹

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