【風立ちぬ】ジブリアニメ
公式HP大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬しいつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。詳細なあらすじは、コチラ ジブリだけど今回は「大人なアニメ」なので子供が観ても理解できないのは当然。勤勉でおマセなお子ちゃまなら堀辰雄の小説読んだり堀越二郎の半生を読んだり・・・する!?毎回ジブリ映画は時代も場所も架空が多いけれど今回は大正から昭和初期の日本で関東大震災なども盛り込まれているので大体の見当はつくようになっている。・・・が、結核という病気を知らないと?な部分もある。幸い・・・というか不幸にも・・・私の父方には結核を病んでいた伯父がいたのでどんなに大変な病気だったかを知っている。おまけに住んでいた街に結核病棟も在ったし。。現在では抗生物質などがあり完治する病気になったが昭和初期では「癌」と同様の不治の病だった。そういう事が解ってないと理解出来はしない 「飛行機を作りたい」そういう思いで勤勉な二郎は大学へ進みエリートコースで大企業へ就職し着々と飛行機を作るのだがそれが「零戦」になると いつ知ったのだろうか?・・・と私は映画を観ながら考えたのです。最後の「一機も戻って来ませんでした」この台詞が「永遠の0」と重なり思わずウルッとはしても・・・泣けない。。「零戦」ですよ!この頃の日本では飛行機を自国で作る事が出来てたわけで。敗戦してから作れなくなった・・!?色々と諸事情ありなので 後は ご自分で調べてください。 映画に話を戻しましょう。 映画を見ていると二郎が「煙草」を吸うシーンが何度も出てきます。そこで吸うか!?という場所&人前で吸うわけです。今や「喫煙者」は、どこかに追いやられ「喫煙所」でしか吸えなくなっているのでかなりの違和感。「どこででも煙草を吸いたいっ!」というメッセージなのでしょうか?宮崎監督はヘビースモーカーだとか!? 現実と夢を折り混ぜての演出なので一瞬たりとも目が離せないのに私のお隣に座ってらした女性は暫く夢の世界に浸っていらしたので終わった時 友達に「なぁ~もわからんかった・・・また来ないかん」。。吹き出しそうになりました(爆笑)爆睡してたもんね・・長時間。。。いつ起きるんだろ?って、メッチャ気になって仕方なかった(笑) リピでも楽しめる映画ですがリピする時は何かしらの情報を入れてからの方がいいと思います(^^;・・というより、観に行く前に情報を仕入れていかねば。。。 私的には、二郎の妹が「にいにい様」と呼ぶのがツボでした。主人公たちは決して貧乏な庶民ではなく結構裕福に暮らすセレブたち。 なんだか支離滅裂な感想になりましたが観て損はない映画です。 音楽も良かったです。荒井由実「ひこうき雲」 いつもジブリ映画を観ると思うのですがどうして声優が・・・なんだろう(^^;今回の次郎の声はバイオハザードの庵野秀明監督らしいけどう~~~ん。。。。。素人っぽさが欲しいのか?あまりにも声に特徴のある人も嫌だけどホラ・・あの・・・ハ。。。hahaha抑揚がないっていうのもね。。(ーー;)それを含めてもイイ映画だと思います。私的には好きな映画です(*^^*)