上の奥さん
熊王さんのデジカメぶっ壊しコメントを見て思い出しました。僕はその昔某メーカーにおり、そこで設計の仕事をしていたのです。専門は映像信号処理回路。電気のハード屋さんです。社宅に住んでいた頃の話です。僕が住んでいた社宅は10数世帯ほどの小さな借り上げアパートでした。社宅なのでみんな同じ会社の人ですし、場所柄ほとんどの人が同じ事業所。しかし、設計の仕事についているのは僕だけでした。小さな社宅だったので、ほとんどの人は顔見知りなんですね。年齢も比較的近い人が多くて(入居年数が決まっていたから)、家族ぐるみでお知り合い、って感じの社宅です。あるとき上階の奥さんから電話が。「ちょっと来ていただいて、いいですか?」なんだろ?とりあえず部屋まで行ってみると、「ビデオが動かないんです~。」設計部署にいるからって、修理を頼まれたんですわ。(T_T)道具も測定器も無いけど、とりあえず見てみることに。すると専門の電気ではなくて、メカ(機械)の不具合のようだったんですね。こりゃ困ったな~、と思いつつも、どうおかしいのか見続けると、あ、部品がひとつ外れてしまってる。これが無いから変な動きになってるんだということが分かりました。それでその部品を元に戻すと、見事ビデオは直りました~!「さすが設計の人ですね~。」なんて株は上がりましたが、専門外なのでたまたま直っただけなんですけどね。それにしても奥さん。旦那さんもいなくて一人きりの家に呼ばないで。。。なんかこう、緊張するじゃないですか。いきなり旦那さんが帰ってきて誤解されるとかさ~。とは言え、そういう近所付き合いができていたってのは、平和だったんですね。