御上先生 第1話を観た 上級国民予備軍って・・
【中古】 スーパー戦隊シリーズ 侍戦隊シンケンジャー VOL.12/八手三郎(原作),松坂桃李,相葉弘樹,鈴木勝吾,高木洋(音楽)あらすじはホームページから文科省官僚の御上孝(松坂桃李)は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。29人の生徒を前に、御上の授業が始まる。その場にいる29人の生徒は、それぞれの想いをもって、向き合っていくのだが、御上が投げかけるある問いが、波紋となり、生徒たちをつき動かすことになるーー。さて、感想であるが最近の学園ドラマ、私立高校が舞台となることがほとんどのような気がする。それも、いわゆるお金持ちの子が通う高校に、ちょっと家庭環境が複雑な子がいて、その子がおこす問題を解決するみたいな。本作品も、国会記者クラブ担当の新聞記者の息子が少々問題児。彼が校内でばら撒いた怪文書が、上級職試験場での殺人事件にもつながっているのではないか、一緒に教育行政の闇を暴いていくぞ、みたいなドラマのイメージ。脚本家も、御上先生に、隣徳高校は上級国民予備軍の集まり、とまで言い切らせる始末。ても、その真意は真のエリートになれということ。 「エリートは、ラテン語で『神に選ばれた人』という意味だ。この国の人たちは、エリートを、高い学歴を持ち、それに相応しい社会的地位や収入のある人間のことだと思っている。でも、そんなのはエリートなんかじゃない。ただの上級国民予備軍だ。エリートは神に選ばれた人と言った。なぜ選ばれるか。それは普通の人間なら負けてしまうような。欲やエゴに打ち勝てる人だから。自分の利益のためではなく、他者や物事のために尽くせる人だから。僕はそこに付け加えたい。真のエリートの寄り添うべき他者とは、つまり弱者のことだ。」そもそも、私立高校と公立高校に通う生徒の比率、全国平均は35対65。公立高校に通う生徒の方が多いのだ。東京だけが私立高校に通う生徒の方が多くて60対40。京都はほぼ半々、大阪は45対65、福岡、神奈川は40対60と大都市の多くは全国平均より私立高校生のほうが多い。何が言いたいか、私立高校ばかりを舞台にするということは、テレビ局を牛耳っている人間の多くが東京目線で番組を作っており、その常識を押し付けられている感じがしてならない。徳島県は私立高校が殆どないのか、4対96。そういった地域では、このドラマを観ても、都会の話だね、興味ないね、ということになるのではないだろうか。それはそうと松坂桃李。私の中ではいつまでもシンケンレッド。もう15年経つんだなあ。