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テーマ:読書備忘録(1349)
カテゴリ:乱読、積読日記
うつくしが丘の不幸の家 妻と結婚して23年、今の自宅を新築して16年。 農家中心の古くからある集落の、彼らの田圃を潰してできた新興住宅地に家を建てた。 この小説は、どちらかというと都会のベッドタウンとしてできた、都会に通うにはいいが住むにはちょっと不便な新興住宅街でおきた出来事を描いている。 美容師の譲さんと美保理さん夫婦は築25年の3階建ての一軒家を購入した。一階の部分を店舗に改装するのが精一杯で、住居部分は古いまま。 それでもオープンに向けて頑張っていた。しかし、いつしか街の噂が聞こえてきた。 二人は5代目の所有者になるらしい。前の4代はみな不幸になって出ていったから、「不幸の家」と呼ばれているらしい。 その不幸な話とは・・・ 1代ずつの決して不幸とばかりは言えない人生譚を町田流に描き出した作品。 さすが本屋大賞作家。 最初の所有者と譲さんに繋がりがあるところが秀逸。 オススメです☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.07 06:52:14
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