オープン戦@マツダ 広島3-8福岡ソフトバンク 遠藤投手5回途中4失点と課題残す。リリーフ陣もピリッとせず。
オープン戦@マツダ 広島3-8福岡ソフトバンク 遠藤投手5回途中4失点と課題残す。リリーフ陣もピリッとせず。【広島】開幕ローテ残り1枠を争う最終局面…遠藤淳志は5回途中4失点 小林樹斗は2軍戦で7回5失点3/20(日) 16:49配信スポーツ報知遠藤淳志◆オープン戦 広島―ソフトバンク(20日・マツダ) 広島の遠藤淳志投手が、開幕ローテ残り1枠を争う“最終テスト”で4回1/3を9安打4失点だった。4回までは毎回安打で走者を背負いながら、無失点。5回は甲斐、ガルビスの連打などで1死一、三塁から牧原大に適時二塁打、上林に同点打を浴びて降板した。 オープン戦ここまで4試合11イニング無失点に抑えていた。連続無失点は15イニングでストップ。登板4試合、防御率2・45で開幕前の登板を終えた。 もう1人のローテ候補の小林樹斗はこの日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)に先発し、7回10安打5失点。1軍でのオープン戦登板は3試合で防御率7・71だった。報知新聞社遠藤投手のオープン戦ラスト登板は、4回1/3を投げて4失点でした。今日は毎回安打を許す我慢のピッチングでした。1回は先頭のソフトバンクガルビス選手に四球を与え、三森選手のライト前ヒットでノーアウト1、2塁とされましたが、ソフトバンク柳田選手、グラシアル選手、栗原選手と強力な中軸を抑えて切り抜けました。3回1アウト1、3塁のピンチでは、ソフトバンクグラシアル選手をショートゴロ併殺に仕留めてここも無失点で切り抜けました。しかし、2-0で迎えた5回、4安打を集中されて2失点しました。ソフトバンク上林選手にライト前タイムリーを浴びて同点に追いつかれたところで降板しました。遠藤投手は終始我慢のピッチングでしたが、1回と3回に粘りの投球でソフトバンクの中軸を仕留めて無失点に抑えたのは評価できます。今日は調子は良くなかったと思いますが、ドリヨシ的にはなんとか5回までは頑張って欲しかったですね。遠藤投手と開幕ローテーション入りを争っている小林投手ですが、今日のウエスタンリーグの中日戦に登板し、7回10安打5失点と散々たる内容でした。従って、おそらく遠藤投手がローテーションの6番手として当確になったと思います。で、今日のリリーフ陣ですが、ピリッとしませんでした。遠藤投手から代わった2番手の森浦投手ですが、1アウト1、3塁のピンチで、ソフトバンク栗原選手にレフト前タイムリーを浴びて2-3。続くソフトバンク松田選手にセンター前タイムリーを浴びて2-4。さらに1アウト満塁で、ソフトバンクリチャード選手のサードゴロの間に1点追加で2-5とされました。今日の森浦投手はイニングの途中からの登板で負担がかかったかなと思いますが、ソフトバンク栗原選手は左打者なので、しっかり抑えて欲しかったですね。6回、7回は矢崎投手が登板しましたが、7回、ノーアウト2、3塁からソフトバンク松田選手にライトへの犠牲フライを打たれ、3-6となりました。ドリヨシは思うのですが、矢崎投手は頭使って投げているのかどうか、疑問が残ります。とにかくキャッチャーミットめがけて腕を振るだけとしか思えないのです。8回はドラ1ルーキー黒原投手が登板しましたが、1アウト2、3塁のピンチで、ソフトバンク牧原選手にライト前タイムリーを浴びて3-7。さらにソフトバンク上林選手にライトへの犠牲フライを許し3-8となり、試合が決まりました。黒原投手はバッターにタイミングを合わせやすいタイプのピッチャーなのかもしれません。オープン戦終盤になって、先発投手陣、リリーフ陣ともにしっくり来ない内容となっています。開幕までどれだけ修正できるかが課題ですね。打線は今日もつながりに欠けていました。1回は2アウト2塁で、松山選手がレフト前タイムリーを放ち、1-0と先制し、良いスタートを切りました。4回は坂倉選手が右中間スタンドへソロホームランを放ち、2-0としました。そして6回、1アウト1、3塁で末包選手のピッチャーゴロの当たりを、ソフトバンク杉山投手が悪送球し、3塁ランナーが生還して3-5としました。しかし、得点は以上です。やはり打線のつながり、あと1本が出ず、得点力不足は続いています。鈴木誠也選手の抜けた穴はかなり大きいですね。これでオープン戦の日程は全て終了し、我らが広島東洋カープは5勝9敗2分けの9位でした。厳しい見方をすれば、昨シーズンの戦い方と何も変わっていない感じがします。特に攻撃面と走塁面は変化なしと言っていいと思います。今シーズンの公式戦の戦いも苦しみながらという感じになるのでしょうか。25日の開幕まであと5日です。首脳陣は改めて投手陣の整備と、攻撃面、走塁面のチェックをしながら、横浜に乗り込んで欲しいと思います。