リナも食べてみたい
通学路の植え込みのところにスギナが沢山生えている。ヒョッコリと「つくしんぼ」が出ていた。つくしんぼで遊んだ記憶。節から抜いて元に戻してどこが抜けてるか当てっこした。リナに遣ってみせたら見事に外れた(笑)『じゃ今度リナの番ね、はい、どぉこだっ!!』ココ!と適当に指さしたら『ブッブー(笑)全部抜けてませんでしたぁ(笑)』( ̄∇ ̄)コノヤロメ…ヤラレタワそう言えば小さい頃、つくしんぼを束になるほど摘んで帰ってお母さんにあげたことがあったのを思い出す。あっちにもある、こっちにも、あ、そこにも…と止まらなく土手でローラー作戦である。確かおひたしと天ぷらにしたんじゃなかったかなぁ。味はぼやけてしまったけど、すごい美味しくはなかったと思う。けど、お母さんが摘んできたつくしんぼを料理してくれたのがうれしくて、味は美味しい記憶が残ってなく忘れてしまってるがあの時の瞬間と言う時間は、幸せな味だったんじゃないだろうか。大人の今は、食べたら美味しいと思うのだろうか。そんな話をしたら、『え!!リナも食べてみたい!!』(;゚д゚)マジか…たぶん美味しいって味じゃないと思うよ。好奇心スイッチON。『リナどんな味か食べてみたい』実験みたいだな。リナはつくしんぼを摘み出した(苦笑)家に着く頃にはシナシナで黒ずんで、見るからに不味そうだ。『なんか黒くて怖くなってきたからやめよ、これここに置こ』植え込みに挿されたクニャクニャのつくしんぼ。うわ何でこの木につくしが生えてんだ、しかもクニャクニャ!って誰かがビックリしたらどうすんだ。『キャハハε=ε=(ノ≧∇≦)ノ』想像して笑いが止まらなくなる。どんだけ想像しているんだ。クニャクニャしてないのは花瓶にさし食べるのはやめた(笑)お母さんは、摘んできたツクシンボやフキノトウ、フキ、夕飯のおかずにこしらえてくれた。お母さんが料理している後ろ姿が目に浮かぶ。貧乏だった当時、お母さんはどんな気持ちで作ってくれた?貧乏で苦しかったけど、お母さんはあの頃笑顔だったな。お母さんは、あの頃が私1番幸せだったなぁって前に言ったのを覚えている。今はつくしんぼ穫っても面倒くさいと母は言うだろうな(笑)