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テーマ:たわごと(26183)
カテゴリ:日記
学校で昔習った歌が、今のご時世に合わないから・・と削られているのが話題になったのは、いつ頃だったでしょうか。
村の鍛冶やや村祭りなどが、学校の教科書から削られてしまった時に、「そりゃ、確かに村の鎮守の神様だとか、朝から晩まで鎚打つ響き・・」と言ったところで、鎮守もない所は多いだろうし。鍛冶と言う仕事自体が身辺に無いよねぇ・・・と妙な納得をしておりました。 ところで。 今日、母の日で。あちこちのお店では、カーネーションの鉢植えやアレンジメントが沢山店頭に並んでいましたが。 その立ち寄ったお店では「お母さん」は良い匂いがする~と言う歌がずっと流れていました。 母の日で思い出すお母さんの歌は、私にとっては「母さんが夜なべをして~」の方かな? お母さんが卵焼きやシャボンの良い匂いがする~と言うのは、今の若いお母さんかな?と思いつつ聴いていました。 ところで。私が思い出す方の「母さんが夜なべをして手袋を~」と言う歌。これも、村の鍛冶やや村祭りのように、今のご時世に合わない曲の一つかもしれませんね・・。だって、わら打ち仕事も麻糸を紡ぐ・・・知らないもの。見たことないし。 土間が家の中にある所って、それこそ昔の旧家くらいじゃないのかしら?? 実は、今回この「夜なべをして~」の歌を最後まで聴く機会がありまして。昔歌っていた時には、おそらくスルーしていたと思うのですが。母さんのあかぎれが痛いから、なまみそをすりこむ~と言う歌詞。この部分を私はかなり思い違いをしていた事に気が付いたんですね。 父に「昔は良い軟膏がなかったから、ひび割れたあかぎれに味噌を刷り込んだのかな?」と尋ねましたら。 昔は、味噌をすりこんで。その上から焼け火箸をジュッッと当てていた・・・と言うのです。 え??なんですと??手に焼け火箸なんて当てたら、それこそ火傷になっちゃう!!と慌てた私に、父は 「手じゃない。足だ!かかとの部分だ!」と。 いやはや。私はあかぎれは、手に出来るしもやけの延長と言いますか、もっとひどくなったものだと思っていたんですね。 ところが、あかぎれに味噌を刷り込むのも、焼け火箸を当てるのもかかとの部分だと言うのです・・・。かかとが固くなって、ボロボロに角質化してしまい、そこに割れ目が出来ると、痛くて大変なのだそうです。父が幼い頃には、家に居る老人達は、皆そういう民間療法をしていた・・と言うのです。 手と足の違いは、大きいですね・・。いや・・・聴いてみないと分からないものって、まだまだ多いですな(^^;。 里の秋と言う歌が、最後まで良く聴いていると。戦地に行った父親を思っている歌だったり。昔習った唱歌なども、今、振り返ってみると、意外に知らない部分や何気なく歌っていて、スルーしていた部分もかなりあるかもしれない・・・と、ふと思っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月13日 20時21分47秒
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