カテゴリ:レビュー(書籍)
マタギである主人公があるトラブルによってマタギをやめてしまうが、やはり天職であるマタギを忘れられずに厳しい自然に立ち向かう物語。直木賞と山本周五郎賞のダブル受賞作・・・らしい。
大正時代でまだカモシカが天然記念物となる前の物語です。東北地方の素朴な考え方やあの時代ならではの哀しいシキタリや職業や男女関係などが表現されています。特に熊との闘いは息を呑む描かれ方で、恐怖すら覚えます。また先日「蒼穹の昴」を読んだ時に書き損ねましたが、世の中の出来事の多くは女性が動かしている・・・ようです。(笑) この作家さんの作品は「虹色にランドスケープ」しか読んだ事がなかったのですが、「邂逅の森」は類似の作品(シリーズ?)も何冊かあるようですのでしばらくおっかけてみようかと思います。 おすすめする方 :素朴な言葉が好きな方 おすすめしない方:熊が近所にいる方 5段階評価:★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/05/27 11:55:17 PM
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