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drkuri

drkuri

2007.12.17
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カテゴリ:今日の報告!
行ってきました、仙台。
訪れるのは、学生時代からだから、うーん何年ぶり。
目的は、日本小児血液学会、日本小児がん学会への参加。
今は表だっては小児血液の分野で働いていませんが、
ほそぼそと「小児がんの子どもたちの長期フォローアップ」ということに
臨床とは離れながらも繋がっているのです。

今回のメインテーマの一つが、まさしくこれだったため、
珍しく学会に真面目に参加してきました。

教育講演では、チャイルドライフスペシャリストの日本での第一人者である
藤井あけみさんの講演を久しぶりに聞きました。
彼女の小児心身医学会での講演を聞いたのは、何年前だったでしょう?

その頃に比べると、明らかに小児がんの分野でも、トータルケアが進んでいます。
まだまだ病院間格差があることは事実。
でも、がんのこどもを守る会をはじめとした、患者・家族会のがんばりもあり、
告知率もすすみ、そして何より生存率の向上ということにより、
将来を見据えた生存の質を高める関わりを、できるだけ早期から行っていかないといけないこと、ということに気がつき始めた血液・腫瘍専門医が増えてきたこと。
それらが、少しずつ太くなっているのを感じてきました。

今回、素敵な言葉を覚えました。
「traumatic growth」
これはがんの体験はトラウマになるかもしれない。
けれど、周囲の温かなサポートを受けることで、その体験を克服し、
人間として成長することができる。
日本語にすると、なんて長たらしい。私の言語能力のなさですが。(笑)

これは、がんだけに限らず、今の私の関わる子どもたちにも言えることだと、
日頃から感じています。
不登校になってしまったこと、それをネガティブな体験としか捉えるのではなく、
彼らの成長へと繋げるために必要なことを忘れずにいたいな~と。

そうそう、
もうひとつ新たな発見。
なんとひ孫達の時代だということ。
というのは、ドクターは、だいたい4-5年目に指導医という立場になり、
若い研修医を育てる役目を仰せつかります。
4-5年目というのは、まだまだ未熟なんだけれど、なんとなく「自立感」ももっちゃう怪しい時期。その頃に指導をする立場になることで、ドクターとして、人間として成長します。
(でも、実際その立場にいる間には、そのことには気がつきません。)

若い先生方と夕食をご一緒させてもらっていました。
その時に判明したこと。
なんと、一緒にいた4名の先生方ですが、
一人は私が指導していた学年の先生(子ども)。もう一人は、その彼女が指導していた学年(孫)。
更に別の二人はさらにその彼が教えていた学年(ひ孫)。

もうちょっと落ち着かねば、と改めて実感したのでありました。





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Last updated  2007.12.17 18:00:49
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