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カテゴリ:海外旅行
チョコレートの原材料としても有名なカカオは、中南米原産の熱帯植物で、その果実の種子(カカオ豆)を加工したものです。私が始めてカカオを実際に目にしたのは、10年以上前インドネシアのスマトラ島を旅行していた時でした。
スマトラ島北部にあるオランウータンのリハビリテーションセンターを訪れるため、ブキット・ラワンという村に数日滞在していました。早朝にオランウータンを見に行き、午後は宿の周辺を散歩がてら歩いていると、近くの小川で小学生くらいの子供達が水遊びをしていました。私も暇だったもので何気なく彼らが遊んでいるところを見ていたら、その中の何人かが薄い黄緑色のトウモロコシを太くしたような野菜のようなものを食べています。これまで見たことのないもので、あれはなんだろうかと考えていたら、ある子供がそれを私にくれました。外側はちょっとゴツゴツしていて、内側に白い親指大の果肉がいっぱい詰まっています。その果肉を食べるのだと教えてくれました。指で一つつまんで口に入れると、それは野菜というよりフルーツのようなさわやかな甘みがしました。そしてその中に大きな種が入っていて、実際果肉部分はわずかです。「コレは何なの?」とその子に尋ねると、カカオとの返事。「ほー、これがカカオなのか」と納得しました。そして、カカオは果肉からではなくその種から作るのだとも・・・。 私にとっては、カカオという言葉を聞いてもほろ苦いあのカカオではなく、さっぱりとしたちょっと青臭い甘みの果肉の方を思い出します。 カカオについては、日本チョコレート・カカオ協会のホームページに詳しく書かれてありますので興味のある方はご覧ください。 http://www.chocolate-cocoa.com/cacao/beens.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004/12/04 05:56:22 AM
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