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会社を辞めて旅に出た　～いつのまにか雲南定住～

[少数民族] カテゴリの記事

全49件 (49件中 1-49件目)

金平県の定期市情報（中国雲南省）

　先日訪れた金平の沙依坡郷、橋郷、馬鞍底郷、地西北について「民族衣装を楽しむための定期市情報（雲南省編）」に加えました。　金平県を訪れたのはこれで２回目ですが、まだ訪れていない地方もあるので近いうちに再訪したいと思っています。少数民族の衣装について言えば、雲南省では金平県が最も興味深いといえます。　では、参考のため金平県の定期市スケジュールを掲載しておきます。　農暦の子・午　金平、営盤、橋、南科、頂青（未確認）　農暦の午・未　金水河（通称那発）、中良（未確認）　農暦の寅・申　拉、馬鞍底　　農暦の卯・酉　銅廠、老集寨　農暦の辰・戌　者米、大寨、三家、十里村、沙依坡、地西北　農暦の巳・亥　阿得博、孟坪（未確認）　毎週日曜　　　老　興味がある方はどうぞ行ってみてください。

2008/03/24

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白裾ヤオ族の男性

　久しぶりにブログのトップ画像変更しました。＜今月の一枚＞とかしていたくせに、この1年以上ほったらかしのままでした。無責任な私です。　毎月更新しなくてもいいよう、名称も＜きまぐれ写真館＞と変更しました。　今回は珍しい男性の民族衣装姿です。次回の変更予定は未定ですがそのうち気分しだいで変更するつもりです。

2007/11/25

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花腰タイ族の定期市へ行く２（雲南省、新平縣戛洒鎮）

　木曜日から大学の運動会のため授業は休講（中国では大学でも運動会があるのだ）。４連休になったので昆明から比較的近い新平県の戛洒鎮に行ってきた。　戛洒鎮は花腰タイ族で有名な所で昆明から直行バスで５時間前後。昨年の１２月に一度行っているが、その時は小雨に降られ思うような成果が得られなかったため、今回再訪することにしたのだ。　戛洒の定期市は１と６のつく日（１、６、１１、１６、２１、２６日）。定期市の開かれる前日に戛洒に入った。戛洒は地方の鎮にしては規模が比較的大きく宿も２０軒くらいはある。標間（トイレ・シャワー付の部屋）が４０元くらいからと他の地方と比較すると少し高め。以前と同じく夕食は串焼きとビールでゆっくりくつろぐ。　市場のすぐ近くの宿に泊まったので翌朝はトラックのエンジン音がうるさく寝ていられない。ちょっと失敗だったか。８時頃市場に行くともう結構な賑わいだ。お目当ての花腰タイ族の民族衣装もちらほら見かける。しかし上下とも民族衣装を着ている人は多くはない。その殆どが年配の女性。まあ、こんなものだろう。　市場で野菜を売っている老女がなかなか美しい民族衣装をばっちり決めて着ていたので写真をお願いするも、「金をくれたらいいよ」とのこと。一気に気分が冷める。以前この地を訪れた観光客がお金を渡したのかもしれない。彼女を責めるつもりはないが、安易に金を要求することもどうかと疑問に思う。　まあ私はお金を渡してまで写真を撮るつもりはないので別の人を探す。しかし上から下までちゃんと民族衣装を着ている人はなかなかいないのだ。市場内でもう一人見つけお願いしたら、側にいた夫の方が「ま、いいじゃないか。撮らせてやれよ」という感じでＯＫの返事。その後、民族衣装を売っているお店のオバチャンとその母親が協力してくれた。　後でそのオバチャンから写真を欲しいとお願いされ近くの写真館に行くも、プリントには２、３日かかるとのこと。仕方がないので写真館の主人からオバチャンに後日写真を渡してもらうことにしてお金を払った。お互いが知り合いだったので助かった。　市場に戻ると花腰タイ族とは異なった民族衣装姿の女性が目についた。被っている帽子がハニ族っぽい。確認のため彼女に話しかけ聞いてみるとその通り。まだ見たことがないハニ族の民族衣装だった。彼女達はどの辺りに多く住んでいるのか聞いてみたが彼女の言う地名がよく分からない。ただ新平県ではないことは確かなよう。きっと近隣県ではなかろうか。　機会があったらそれを確認するため、お願いして彼女の写真も撮らせてもらった。珍しく快くＯＫの回答。ありがとうハニ族のオバチャン。　その後昆明に戻りこのハニ族のオバチャンの写真をパソコンでチェックしていたら、上着の内側にもう一枚民族衣装を着ているのに気づいた。どんなのを着ていたのか確認すべきだった。でももう遅い。　前回の訪問記事はこちらから　戛洒鎮の花腰タイ族の人々との交流記録を綴った「むりーさん」のブログ、「雲南省戛洒鎮の人々」はこちらから

2007/11/18

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白ルオ人の村を訪ねる　その３（雲南省、麻栗坡縣）

　夜に開かれるという年に一度の「龍蕎菜節」という祭りを期待しつつ、まずは村長たちと酒を飲み交わす。　２杯、３杯・・・。確か３杯目までは覚えていた。　気がつくと私は村長宅の簡易ベッド（？）に横たわっていた。辺りはもう暗くなっている。家の中には誰もいない様子だ。朦朧とした意識の中で記憶の糸を手繰り寄せる。　そうだ、私は昼間に村長たちと酒を飲んでいたんだ。そういえば、必死で柱にしがみついて体を支えていたような、ふらふらになりながら何とかまっすぐ歩こうとしていたような、そして突然、嘔吐が襲ってきて・・・。　　ああ、私は酒を飲んで酔いつぶれてしまったのだ。何たる不覚！それにしてもひどく気分が悪い。何かを考えることすら辛い。今、私に出来ることは、瞼を閉じて、いち早くこの苦しみから逃れることだ。とにかく眠るのだ。　翌朝、苦笑いを浮かべ村長一家に挨拶、そして昨日酔いつぶれてしまったことを詫びた。何ともきまりが悪い。それにしても、私は何のためにここまでやって来たのか？イ族支系白ルオ人の年に一度の「龍蕎菜節」というお祭りを見るためにわざわざ来たというのに・・・。ああ、自分が情けない！　二日酔いの渦の中、後悔の思いにくれている私に村長は、「今日、村の広場で踊りをやるので見ていかないか」と声をかけてくれた。なぜだか知らないが、彼らの踊りが見れるらしい。　ラッキー！　そして村長は家の中に設置されている有線放送機器のマイクをつかみ、だみ声で「○○××△△・・・」と私の理解不能な言葉で村人に用件をがなりたてた。後から推測するに、「今日の○○時より広場で踊りをするから、皆、着飾って集まるように」とでも言っていたのかもしれない。　午前１０時頃、広場から太鼓の音が聞こえてくるので行ってみると、小中学生の女の子が８人くらい先生のような男の指導のもと踊りの練習していた。傍らには、スピーカーやテーブル、椅子が設置されている。　でも、この踊り、全然民族舞踊なんかじゃない。中国のイベントなんかでよく見かける、なんというか、なんちゃって民族舞踊的な中途半端な代物だ。踊っている彼女達には申し訳ないが、別に見るほどのものでもない。　そうはいってもなにかが起こりそうなのでそれをしばらく見ていると、徐々に村人達が着飾って集まってきた。これは良い機会だと思い、写真を撮り始める。　何枚か撮っていたら、偉そうなある男が近づいてきた。彼は、「お前はどこから来たのか？身分証明書は？ここに何しに来たのか？」というまるで公安の職務質問のような問いを投げかけてきた。　なんか厄介な男だな。そうして彼は「ここで写真を撮ってはいけない。」と言い出した。せっかくのチャンスなのに、それに写真のことは村長は何も言っていなかったはずだが・・・。　どうして？　まあ、あれこれ文句を言っても仕方ないので彼の注意に従うことにした。昼過ぎ頃になると何台かの車で十数人くらいの一団がやって来た。村長の息子に彼らのことを聞いてみると、昆明から来た政府の役人ということ。なるほど、彼らの為にこのイベントを設けたというわけだ。　そしてその一団の中から１番偉そうな太った男がマイク片手に何やら話し始め、それが終わると踊りが始まった。　まずは、先ほど練習していた女の子達が民族衣装に着替えて出てきた。それから、村人の三分の一くらいが参加して大きな輪を作り、彼らの民族舞踊を披露した。銅鑼のリズムに合わせ、先頭の２人の老人がゆったりとした動作でちょっと不思議な踊りをする。そして、その後には男達が、次に女達がそれぞれ年齢順のように並んで踊っていく。　この踊りがしばらく続き、その後には最初に踊った女の子達がまた登場。２人が向かい合わせになり、２本の長い竹の棒の両端をそれぞれ左右の手で持ち、リズムに合わせてその竹の棒をを閉じて打ったり開いたりする。これが２組４人いて、その４本の竹の棒の間を他の女の子達が踊って通っていくというもの。なかなか面白い。　最後は木の枝を持った踊り手総出で村のあちこちを練り歩いて終わりとなった。この間、例の役人達はデジカメやビデオでバシバシと村人の踊りを撮っていた。何なんだ一体！　今回は彼ら白ルオ人の「龍蕎菜節」は見ることが出来なかったが、彼らの民族衣装は見れたし、ついでに踊りも見れたから（写真は殆ど撮れなかったが）よしとしようか。　だけど、次回このようなお祭りの時は、村人が差し出す地酒（白酒）には要注意だとつくづく思った。

2007/07/09

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白ルオ人の村を訪ねる　その２（雲南省、麻栗坡県）

城寨（chengzhai）村での１日目の夜は村長宅でお世話になった。　こういうこともあろうかと想定し、寝袋を持参してきたのが正解だった。居間兼キッチンのようなスペースの壁際に、床から１５センチほど高くなったベッドのような所がある。そこにムシロを敷き、その上に寝袋を広げて眠らさせてもらうことになった。　夜、そのムシロの上に体を横たえ眠る。しかし、どうも耳元をぶーんと飛びかう蚊がうっとうしくて眠れない。さらには体のあちこちが痒くなってきた。おそらくこのムシロにはノミとかダニが潜んでいるのだろう。　こんなことならば、宿のある新寨郷まで歩いて戻るべきだったと後悔したが、もう遅い･･･。後は開き直るしかない。疲れているので、そのうち眠気が痒さを上回るだろう、きっと･･･。そのようなことを考えているうちに、いつの間にか眠りに落ちた。　翌朝早く目覚めた。痒さが睡眠を吹き飛ばしてしまったのだ。横たわったまま、自分の足や脇腹を触って確認する。　「おお、随分と派手にやられた！」　昨夜、村長がムシロを敷く前に殺虫剤をかけてくれたが、その効果は果たしてあったのだろうか。かなり疑問？。いや、殺虫剤を使用してくれたからこそ、これで済んでいるのかもしれない。まあ、村長のその心遣いに感謝することにしようか･･･。　龍蕎菜節のお祭りは夜にならないと始まらないというので、朝食後、村長の息子（15歳）と新寨郷の六日に一度の定期市に行くことにした。昨日来た道を、また歩いて戻る。いつも田舎の定期市を訪れる時は、定期市が開かれる場所で村人が周辺からやってくるのを待ち受けているわけだが、今回ばかりは違う。自分も村人と一緒に市を目指し、のんびりと歩く。　はるか向こうまで定期市に向かう村人達が点々と連なっている。村人は皆、毎回こうやって遠い道のりをただひたすら歩いて行くのだ。私の場合は手ぶらだからまだ良いが、野菜とかを売る者はカゴを背負って歩かねばならない。農村に暮らす村人達の苦労に同情を覚える。　新寨郷に着いたら道の両側に並ぶ露店を一通り眺め、その後、歩き疲れた体を癒すため食堂に入りビールを頼んだ。15歳になる村長の息子とぬるいビールで乾杯！　ちなみに中国では未成年の飲酒を禁じる法律がないのだとか（本当かな？）。私の知り合いに法学部の大学院生がいるのだが彼女もそう言っていたから、そういうことなのかもしれない、中国では。中国以外でも、イランとかサウジアラビアとかでもやっぱりこの手の法律はないのではないだろうか。イスラム教ではそもそも飲酒自体を禁じているわけだから･･･。　まあ、いい。とにかく村長の息子とビールを飲み、そしてビリヤードをやった。さすがに１時間5元（80円位）だけあり、台が傾いており、玉の転がりも悪い。しかし、ここではちょっとリッチな娯楽なのかもしれない。　昼食を食べてから城寨（chengzhai）村に戻ることにしたが、また、あの道を７キロ歩いて戻るのだろうか？さすがに村長の息子もそれは嫌だったらしく、城寨（chengzhai）村へ向かうトラックを待つことにした。　待つこと１時間弱でトラックは来たことは来たが、皆がどっとトラックに押し寄せ、荷台にはもう乗り込むスペースがない。やむを得ず、荷台の端に足を踏ん張り、ホロをかけるために渡してある鉄パイプを必死で握り締めてなんとか耐えた。（振り落とされたらシャレではすまない）　村長の家に戻り休んでいたら、「食事だ」との声がかかった。近くの親戚の家で食べるとのこと。その家の主は村長の甥で、彼と村長と村長の息子、そして私の４人でご馳走に箸をのばす。出された料理は豚肉の煮物、かぼちゃの煮物、菜っ葉汁、炒りピーナッツ、煮込んだ豆腐といったところ。味も悪くない。　普段はこんなにも料理はないらしい。お祭りだから特別とのこと。そしてお祭りには酒が欠かせない。中国の農村で一般的に飲まれる酒は白酒だ。日本でいう焼酎と同じような感じ。今回のはアルコール度数が35度ぐらいでトウモロコシから醸造したものだと言っていた。　カタコトの中国語で彼らと会話を試みる。素面ではちょっと怖そうだった村長もアルコールが回ると穏やかな表情になり、話しやすくなった。そして、時々、「乾杯（ガンベイ）」と叫び、杯の酒を皆で一気に飲み干す。外はまだ明るい。＜その３へ続く＞

2007/06/09

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白ルオ人の村を訪ねる　その１（雲南省、麻栗坡県）

　４月のある日「春城晩報」という昆明の地方新聞を見ていたら、城寨に住む白ルオ人についての紹介記事が掲載されていた。記事を読んでみると城寨という村は文山チワン族ミャオ族自治州麻栗坡県の西部にあるらしいことがわかった。手持ちの地図を広げて探すが、城寨という地名は見つからない。そこで、ネットで調べてみると、ヒットした。　その情報によると、毎年旧暦四月の最初の辰の日に「龍蕎菜節」というお祭りがあるらしい。今年（2007年）は5月22日にあたる。これは行くしかない！　ということで、先日授業を休み、城寨村を訪ねてきた。まずは昆明から麻栗坡まで夜行バスに乗り、翌朝、午前9時20分、麻栗坡発新寨郷行きのバスに乗り込んだ。城寨は新寨郷の付近にあるはずだ。だが、新寨郷からどのくらい離れているのか行ってみるまでわからない。　新寨行きのバスは山道を縫うように走っていく。途中からは舗装道路とも別れを告げ、本当の山道となった。午後2時半ようやく新寨郷に到着。昼食及び情報収集のため、村内のある食堂に入った。　そこの主人の話によると、城寨までは歩いて7キロとのこと。確かにそこには白ルオ人が住んでいるという。しかし、龍蕎菜節というお祭りについては知らないという。少し不安になった。本当に明日が彼らのお祭りなのだろうか？　とりあえず食堂の主人から城寨への行き方を聞き、歩いていく。（分かれ道は全部で３つあり、１つ目の分岐は道なりに進み、２つ目の分岐は右へ、そして３つ目の分岐は左へ。これで本当に辿り着けるのだろうか？これまたかなり不安）　当初新寨郷からバイクで往復しようかと考えたが、彼らの言い値50元は少し高すぎるように感じて断り、結局歩いて行くことにしたのだ。　日本で言えば山道のようなダートロードをてくてくと歩く。幸い空は曇り空。これが晴天だとかなりこたえることだろう。1時間半ほどで老馬村に到着。この辺りから民族衣装のスカートをはいた女性をちらほらと見かけるようになった。更に進むこと1、2キロ、ようやく城寨へ到着した。　集落の手前に彼ら白ルオ人のものだろうと思われる民家を目にした。これまで目にしたことのないような美しい木造家屋だ。一見ゲストハウスかバンガローのようにも見える。　木材を使った高床式住居で屋根は瓦葺。高床の部分が居住スペースで、その下は家畜を飼ったり物置として使われている。建物の正面中央には居住スペースへと繋がる階段が見える。　まずは近くの民家の軒先で手作業をしていた女性に声をかけてみた。案の定中国語が通じない。それなので、あらかじめ切り抜いておいた春城晩報の新聞記事を見せる。記事には民族衣装の彼らの写真が載っている。すると家の中から椅子を持って来て、「まあ、ここに座れ」と身振りで示してくれた。　その後、彼女の夫らしき男が現われたので、この村を訪れることになった経緯を説明する。そして「明日は龍蕎菜節ですか？」と聞くと、「そう」との答え。ネットで調べたあの情報は確かだったのだ（無駄足にならなくて安堵）。祭りを参観するには村長の許可を得た方がいいだろうと考え、彼に村長の家への案内をお願いした。　集落内の各家では犬を数頭飼っている。この犬達が曲者で、外部の者には容赦なく激しく吠え立てる。これではとても一人で集落内を歩けたものではない。一瞬狂犬病のことが脳裏をよぎる。中国では年間２千人以上もの人が狂犬病で死んでいるらしい。私はまだ狂犬病の予防注射を受けていない・・・。　犬達の咆哮の洗礼を受け、村長宅に到着。村長は五十過ぎのちょっと険しい表情を持つ男だった。村長の家は私の予想に反し、集落内の他の民家とさして変わりがない。案内してくれた男が私のことを簡単に説明すると、村長は「まあ中にどうぞ」と室内へ案内してくれた。　そうして再び新聞記事を見せ事情を説明。村長から祭りを見学する許可も得た。そして５０元出すので寝る場所と食事をお願いできないか申し出たら、それも受け入れてくれた。これでまた再び新寨郷まで歩いて戻らなくて済む。ここまで歩いてきた甲斐があった。　＜その２へ続く＞

2007/06/03

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ランテンヤオ族の村（ラオス）

　ラオス北部のルアンナムター周辺にはランテンヤオ族の村がある。１番近い村だと市場から歩いて３０分もかからない。　昨年撮った写真を渡す為にまたその村を訪れることにした。　市場の裏手から民家の間をすり抜けていくと田んぼを作り変えた淡水魚の養殖池が広がっていたはずだ。その養殖池の畦道を突き抜けてちょっと歩くと村に着いたはずだが、肝心の養殖池が見当たらない。　今回は市場周辺に民家が増えていたり道路が新たに作られていたりして過去の記憶が頼りにならないのだ。付近にいた人にランテンヤオ族の写真を見せ村の方角を確認しながらようやく着くことが出来た。　１年前はこの村には道路が通っていなかったが、今回訪ねてみると村のど真ん中を新しく作られた道路がどーんと偉そうに貫いていた。これには驚いた！でも、まあ村人にとっては便利になり良いのかもしれないなぁーとも思ったり・・・。　この時期は村をあげて箒作りに精を出していて、家の前には箒の材料となる草をたくさん並べて干していた。　村の中を歩いてみると見覚えのある顔がちらほらと見える。用意してきた写真を取り出して本人達に配って歩く。　彼らの喜ぶ顔を見たら、「やっぱりラオスに来て良かったな」と改めて思ったのだった。注：左の画像はランテン族の手漉き紙。自分達で紙を作っている。また、ランテン族の老人達の中には漢字の読み書きが出来る者もいる。

2007/03/20

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雲南省の定期市情報に金平県を追加

　冬休み期間中に訪れた雲南省南部の金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治縣、緑春縣、江城ハニ族イ族自治縣を「民族衣装を楽しむための定期市情報・雲南省編」に追加しました。　　今回訪れた紅河ハニ族イ族自治州の金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治縣はこれまで訪れた雲南省の中で最も興味深いところでした。また民族衣装を着ている割合もかなり高かったです。　少数民族のほか棚田の美しさもこの地域ならではです。バスで移動していた為残念ながら棚田の写真は撮れませんでしたが・・・。　写真は金平縣の定期市に来ていた紅頭ヤオ族の女性。ベトナム北部に住むレッドザオ族と同じ民族です。

2007/03/08

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花腰タイ族の定期市へ行く（雲南省、新平縣戛洒鎮）

　花腰タイ族が集まる定期市の情報を入手したので、先週の金曜日早速訪れてみた。場所は昆明の南西、玉溪市の新平縣戛洒鎮。昆明を昼頃に出発し午後７時頃に戛洒鎮（JIASA）に着いた。　昆明よりだいぶ標高が低いようで気温は１、２ヶ月前の頃に戻った感じを受けた。周囲の畑ではサトウキビを栽培しているくらいだからさもありなん。着いた当日の夕食は屋台で串焼きをつまみながらビールを傾けた。このくらいの気温だったらまだビールも美味い。　翌日（１６日、土曜日）は朝から小雨がぱらつく生憎の天気。昆明ではこの１ヶ月ほど殆ど雨が降っていなかったから、まさか雨とは予想だにしていなかった。宿を出て近くの市場に行くと結構な人が集まっている。そして予想していたよりも民族衣装を着ている人の割合が多い。　うん、悪くない。わざわざ来た甲斐があった。これまでタイ族が集まる定期市には幾つも訪れているが、花腰タイ族は今回が初めて。　花腰タイ族の衣装の特徴は、A：黒のスカートB：着物のように襟を前で合わせる腰までの上着（黒い生地に鮮やかな刺繍が施されている）。C：その上に極端に短い黒のシャツを羽織っている。（肩が隠れる程度の長さでこれまた美しい刺繍）腰には刺繍帯を巻き、脛には白い布あて、頭にはベトナムでよく見かけるような円錐形の編み笠を被っている。　残念ながらBの上衣は着ている人はごく稀で、多くはその代わりにトレーナーやシャツを着ている。しかしまだ３０過ぎの女性でも民族衣装姿を見かけるという点においては、この地もなかなか捨てたモンじゃない。　彼女達花腰タイ族の女性は腰に竹製（？）の小さな籠、肩からは居酒屋のオヤジが買出しに行くような長方形の植物で編んだ籠を提げている。なかなか手の込んだ籠だ。この手の籠を一般的に使用しているのはこれまで殆ど見た記憶がない。とても興味深い。　日曜日は腰街鎮（YAOJIE）で定期市が開かれるというので行ってみたが、残念ながら腰街鎮は規模も小さく民族衣装姿の人も極端に少なかった。今回は雨のせいもあり、思うような写真も取れなかったので後日改めて訪れてみたいと思う。　雲南省の少数民族が集まる定期市情報はこちらをご参照ください。

2006/12/18

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雲南省の定期市情報に丘北を追加

　先週末に訪れた丘北縣を「民族衣装を楽しむための定期市情報・雲南省編」に追加しました。チワン族、イ族、ミャオ族、ペー族、ランテンヤオ族の民族衣装が見られます。　丘北縣はカルスト地形と蓮の花で有名な普者黒(PUZHEHEI)風景区があります。ちょうど今は蓮の花が咲く見ごろでした。景区入場料が１００元と極めて高いのが難点。但し湖を移動するためのボート代も含まれています。　普者黒(PUZHEHEI)風景区に行かれる方は、丘北の定期市の日に合わせて行かれると更に楽しみが増すでしょう。定期市スケジュールは４日に１回。農暦の卯、未、亥の日です。ちなみに2006年7月1日が定期市の日でした。　普者黒のイ族の村でも農暦6月24日（今年は7月19日）の火把節を祝うのだと村人が言っていましたが・・・。　写真は丘北の定期市に来ていたチワン族の女性。　

2006/07/08

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イ族女性は写真が嫌い？（雲南省麗江市ニンラン縣、新營盤郷 XINYINGPAN）

　２年前ニンラン縣で初めて民族衣装を着たイ族女性を見た時、その独特の姿に強烈な印象を受けた。小雨がぱらつく中、濾沽湖（LUGUHU）からニンランの町に戻る途中での出来事だった。　裾の長い襞付スカートに黒いマントを羽織り、頭に凧のような大きな黒い帽子を被った女性達が突如前方に現われた。彼女達の特異な姿は周囲の田園風景には馴染まずどこか現実離れしたようにも見え、不思議な気持ちになったことを覚えている。　そんなイ族の人達に再び会いたいと思いニンラン県に来た。早速工商局に行き定期市のスケジュールを確認したが、驚いたことにニンラン縣では定期市がないのだという。こんなことは初めてだ！定期市がないということは、村人が各自好きな時に好きなように町にやって来るということだ。私にとってはあまり好ましいことではないが、仕方ない。　とりあえず、昨日永勝縣から来る途中にあったイ族の村に行ってみることにした。ニンランの町から乗合ワゴンに乗って２０分ほどで新營盤郷（XINYINGPAN）に着いた。村は山の上の方にあり風が吹き抜け肌寒い。村で見かけたイ族の女性達は、あの黒いマントを羽織っている。　彼女達に声をかけ、以前から気になっていたそのマントを手にとらせてもらいよく見せてもらった。厚さが５ミリ位で羊毛製だ。ずっしりと手に重い。これは彼女達が自分で作るのだろうか？他の場所では見たこともないし、店先で売っているのも見たことがないからそうに違いない。　彼女達イ族の女性はなかなかオシャレだ。イヤリングの他に、ビーズを通した紐を下げ、首には長方形の飾りの付いたチョーカーのようなものをしている。手にはブレスレットというかバングルのようなもの。特に首につけているチョカーのようなアクセサリーに目が奪われる。　そんな姿をカメラに収めたくて写真をお願いするが、悉く拒否される。彼女達、イ族の女性はハニ・アカ族と同じくらいに写真を敬遠する。写真を撮られると魂が奪われるといったような迷信でもあるのじゃないかと思うくらいだ。それでも懲りずに何人にも声をかけ、怪しい中国語で民族衣装に興味があることを伝え、「民族衣装ミニアルバム」を見せてどうにかＯＫが出た。　カメラで写した後にデジカメのモニターでその画像を見せると、それはそれで興味津々の様子で見つめる。周りに人垣ができてくる。集まってきた女性にカメラを向けると、やっぱり拒否されてしまった。こうも拒否されてしまうと、なんか自分が悪いことでもしたような気分になる。妙なものだ・・・。　私は私の勝手な趣味で彼女達の写真をブログやホームページに載せているが、彼女達がこれを見たら何と言うだろうか？それを考えるとちょっと後ろめたい気もする・・・。

2006/03/14

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雲南省の定期市情報をアップ

まだ調査中ですが、雲南省の定期市情報をアップしました。掲載しているのは、見応えがあると判断した定期市（五段階評価で星３つ以上）のみ掲載しています。今後、随時加筆修正していきますのでご期待を。「民族衣装を楽しむための定期市情報」　中国雲南省編　中国広西チワン族自治区編*画像はハニ・アカ族（孟連の定期市）

2006/02/20

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三台山の定期市を訪ねる（雲南省徳宏タイ族ジンポー族自治州、三台山 SANTAISHAN）

　芒市（MANGSHI）から瑞麗行きバスに乗り、まだガスの濃くかかる道路を走ること約３０分で三台山ドアン族郷に着いた。この道路はよくガスがかかるらしく、昨年も今日のように濃いガスが立ち込めていた。　幹線道路沿いの市場に、こじんまりとした定期市が開かれていた。期待通り、ドアン族の民族衣装を着た女性を何人も見かけた。彼女達の着ている衣装は、先日訪れた鎮康具のドアン族の村よりも、より本来の姿に近いようだ。とはいっても、若い女性は民族衣装を着ていないようだが・・・。　この地方のドアン族の女性達、写真をあまり拒否せず、お願いしたうちの半分以上はＯＫだった。その後、近くの集落に行ってみたけど、ここでも人々は見ず知らずの私に好意的。私が民族衣装のミニアルバムを見せると、自ら民族衣装に着替えてくれて写真を撮っていけと。また、椅子を差し出され、お湯を振舞われた。　「お湯なんて出されても・・・」と思うかもしれないが、これは日本のお茶のようなもので来客をもてなすのに出されるようだ。最初の頃はとまどったが、今では有難く飲ませてもらっている。　ある家の前で、民族衣装のスカート（サロン状）の布を織っている女性がいた。側に寄りどのように織るのか見せてもらった。織物について詳しくないのでなんと呼ぶのか分からないが、少数民族に一般的の織り方のよう。１枚織り上げるのに約１０日かかるという。どこの家でも大体持っており、自分達の民族衣装は自分達で織るとのこと。　　最近では少数民族の間でも自分で布を織って衣装を作ることが徐々に少なくなっているようだが、ドアン族の女性達は未だ伝統を守っているように見受けられた。

2006/02/15

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ジンポー族のお祭り（雲南省徳宏タイ族ジンポー族自治州、芒市 MANGSHI）

　今日、芒市（MANGSHI）に来てみると、あちこちで民族衣装で着飾った女性達を見かけた。コレは何かあるに違いないとホテルのフロントで聞いてみると、ジンポー族のお祭りだという。昨日から始まって明日まで続くらしい。　おお、ちょうど良いタイミングでこの街に来たものだ！　早速、踊りをするという広場に出かけてみた。いるわ、いるわ、皆美しい民族衣装を着ている。広場の一部を大きな円形の柵で囲み、その中に数百人ものジンポー族の男女が連なって踊っている。中央には大きなスピーカーがあり、そこから民族音楽が流れていた。　踊りは前方にゆっくりと進みながら、左右にステップを踏み、軽く体を揺らすというシンプルなもの。女性達は赤い扇子を持ち、男達は刀を持って踊っている。特別の踊り手がいるというわけではなく、普通の人々が参加している様子。途中から踊りの輪に加わったり、あるいは抜けたりするのはそれぞれの自由。友人達と一緒に踊りを楽しむ彼らは、皆、生き生きとして見える。　　普段は民族衣装を着なくなったジンポー族の人々にとって、今日は自分達のアイデンティティを再認識する特別な日なのだろう。このお祭り、「目脳従歌（MUNAOCONGGE）」と呼ぶらしい。

2006/02/13

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ガイドはクミちゃん　その２（雲南省鎮康縣、南傘鎮 NANSAN）

　約束の午前１０時の５分ほど前に階下の食堂に下りた。約束どおり宿の娘がいてくれひとまず安心。そして間もなく彼女の友達もやって来た。当初は２人で定期市を案内してくれるはずだったが、宿の娘の都合が悪くなり、彼女の友達と私の２人で定期市を見に出かけた。　彼女はなかなか流暢な英語を話す。聞いてみると北京の大学で英語を専攻しているとのこと。なるほど発音が良いわけだ。北京の大学に通っているくらいだから、優秀な学生なのだろう。名前は「リウ・ルイ」さんという。彼女は「日本語名もある」と教えてくれた。紙に書いてもらうと、「清水九美子」だった。日本語名の方が呼びやすいので、クミちゃんと呼ぶことにした。　それにしても、中国人が日本語名というのは妙だなと気に係り尋ねてみると、コンピューターに自分の名前を打ち込むと、自動的に日本語名に変換してくれるとのこと。そのソフトを使ったのだと教えてくれた、なるほど・・・。それにしても、久美子ではなく「九美子」となっているところが、いかにも中国らしい。　クミちゃんの案内で、定期市が開かれるオールドタウン（老街）へ向かった。丘を１つ越えた向こう側に老街はあるとのこと。約３０分ほどかかった。丘からの道はちょうど市場の裏手に繋がっており、いきなり派手な色彩の民族衣装姿の老女が目に入った。頭にはターバンのような黒い布を巻いている。クミちゃんの通訳で何族か聞いてみると、彼女はミャオ族とのこと。そう言われてみれば、腕の横縞模様とか、スカート、前掛けのようなものとか、ミャオ族の民族衣装だ。　クミちゃんの通訳で写真を撮っても良いかと確認すると、すんなりＯＫの返事。　その後も、彼女の通訳でミャオ族やドアン族の人達に写真をお願いすると８割がたＯＫ。なるほど、ちゃんと中国語でお願いすれば案外撮らせてもらえるものだなと感心した。多分、今までの私は、何か訳の分からない言葉を話す怪しい奴と見られていたらしい（実はそうだったのか・・・）。　ひと通り定期市を見終えてから、近くにあるドアン族の村に行くことにした。ここから歩いて１時間もかからないらしい。しかし、彼女は行ったことがなく、市場で会った友人にどうやっていくのか聞いていた。クミちゃんの友人はその村出身のクラスメートを知っていて、ケータイで何やら彼と連絡をとっている。　最初は彼が村からここまで迎えに来てくれるという話だったが、結局私達だけで村へ行くこととなった。クミちゃんとその友人達と一緒に総勢６名ほどでてくてくと歩いていった。　ドアン族の村に着くとそこに住んでいる友人が案内してくれ、民族衣装の写真を何軒か回って撮らせてもらえた。この村は長寿村らしく、一番の高齢の方は１０９歳だという。実際彼に会ってみると、とても１０９歳には見えない。せいぜい８０歳くらいだろうか。しかし、彼は彼の孫夫婦と住んでおり、その孫がかなりの老人だったから、やっぱり彼が１０９歳というのはそう間違いでもなさそう。　ドアン族の村でもお祭りがあるという。この村ではもう終わったが、他の村ではこれからのところもあるとのこと。見てみたかったので、「それはどこでやるのか」と聞いたら、バスで半日、歩くと２日はかかるという話だった。クミちゃんの通訳で詳しく聞くと、それは中国ではなく、ミャンマーだった。ミャンマーね、私には無理だなぁ・・・。　彼らドアン族は、中国よりもミャンマーの方に多く住んでいるとのこと。彼らの親戚もミャンマーにいるという。彼らは山道を行くので国境はさほど関係ないらしい。時々、行き来はしていると言っていた。確かに、国境はその周辺に住む人々の都合とは関係無しに、国家間の交渉で勝手に線引きしたものに過ぎない。彼ら少数民族にとっては、甚だ迷惑な代物なのだろう。　お腹も減ってきたので、村人に礼を言って再び山道を引き返した。そして、ガイドのお礼に、クミちゃんとその友人達に昼食をご馳走することにした。高校を卒業後、彼らの殆どは故郷を離れ、都市へと学問や労働のために出ており、こうして皆が顔をあわせるのは久しぶりのことらしい。アルコールの酔いも手伝い、色々と話が弾んでいるようだった。　今日はこうして、クミちゃんとその友人のガイドのおかげで写真もスムーズに撮れたし、ドアン族の村も訪ねることが出来た。そして、彼らも友人達との再会を楽しんでいる。なかなか、充実した１日ではないか。　上の画像は白ミャオ族（白モン族）　下の画像はドアン族の老女（９１歳）

2006/02/10

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ガイドはクミちゃん　その１（雲南省鎮康県、南傘鎮 NANSAN）

今日は、耿馬県（GENGMA）から石畳の悪路を６時間バスに揺られ、睡魔と闘いながらここ鎮康県（ZHENKANG）まで移動した。なるべく眠くならないようにと１番前の席に座ったが、何度もコクリ、コクリ。時折、ガクンと頭が前方にうなだれ、首の痛みで目が覚める。そんなことを幾度となく繰り返した。幸い、首の痛みはたいして悪化せず、ひとまず安心。　鎮康県の南傘鎮（NANSAN）のバスターミナルに着いたら、そこは建設途中のニュータウンといった感じで、周囲には政府関係の建物の他には数軒の商店と賓館（高めのホテル）くらいしかない。あとは、どこも建築中。そして中国では珍しいことに人の姿を殆ど見かけない。　今晩はこんな何も面白味の無い殺伐とした所に泊まらなければならないのかとちょっとガックリ。とりあえず安宿を探さなくてはと、バスターミナルに併設の交通賓館（中国のバスターミナルには必ずホテルが併設されている）のフロントで聞いてみる。そうすると、裏手に安宿があるらしいことがわかった。ちょうど、そこの老板（経営者）が近くにいたので宿まで連れて行ってくれた。　バスターミナルから見えた広い空き地の向こう側が市場になっていた。その市場を取り囲むように３階建ての集合住宅があり、その建物の一部が宿になっていて、１泊１０とのこと。部屋を見せてっもらうと、まだ新しく、清潔。さすがにトイレ・シャワーは共同だが、１０元の宿にしては格段にキレイ。今晩はここに泊まることに決めた。　この宿、名前は「鎮新農貿食宿店」という。鎮新というのは、いわゆるニュータウンで、農貿というのは宿の横が農貿市場（いわゆる市場）になっているからだろう。食宿店というのは１階が食堂で２、３階が宿になっているから。この町と同様に、なんとも味気ないネーミングだ。　部屋にザックを置き、階下の食堂でビールを飲んでいたら、宿の娘がやってきた。彼女は大学生で有難いことに英語が通じる。定期市のスケジュールについて聞いてみると、明日この町で定期市があると教えてくれた。民族衣装の姿も多くはないが、見られるらしい。そして、彼女と彼女の友達が案内してくれるという。明日１０時にこの食堂で会う約束をした。　＜その２へ続く＞

2006/02/09

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孟連具の定期市を巡って（中国雲南省、孟連タイ族ラフ族ワ族自治縣）

孟連の後、モウマ（MENGMA）、公信（GONGXIN）、芒信（MANGXIN）の３地方の定期市を訪れた。いずれも５日に１回開かれる。　モウマはラフ族が多いと聞いていたが、ラフ族の女性の多くはかつてのような民族衣装を今では着ていなく、極稀に老女が着ているのを見るくらいだった。大体は、サロン（腰巻）に普通のシャツにスカーフといった格好。ラフ族のほかにタイ族と、ワ族が少々集まっていた。はっきり言って、期待外れで残念。　公信（GONGXIN）の定期市はワ族が多いとの事前情報。確かにワ族の人が多いが、特徴的なあの大きなピアスをしている女性は稀。ワ族の帽子とスカートはよく見かけるのだが・・・。定期市自体の規模も小さい。孟連に集まっていたワ族の女性とそう変わらないので、わざわざ訪れる必要は無いだろう。ちなみに、ワ族の他にラフ族が集まっていた。　芒信（MANGXIN）の定期市は訪れる価値あり。特にハニ・アカ族の民族衣装は、上から下までバッチリ決めている人を多く見かける。また、その数も多い。これだけハニ・アカ族が集まっている定期市は今回が初めて。ハニ･アカ族のほかには、ワ族、ラフ族、タイ族も見かけた。ワ族も比較的多い。　上記定期市の規模は、孟連がダントツで大きく、モウマ、芒信、公信の順。　開催日は、以下の順（それぞれ５日に１回）。　　　　　　１　孟連（オススメ）　　　　　　２　モウマ　　　　　　３　公信、モウア　　　　　　４　芒信（次にオススメ）　　　　　　５　富岩　今回もまた写真が欲しいと言われたので、デジカメからプリントできる写真屋がある瀾滄（LANCANG）まで１時間半かけて戻った。そうしたら、ここでも週に１度の定期市の日（毎週日曜日）で、孟連の倍くらいの賑わいだった。少数民族の衣装を着た人達も多く目にしたが、その衣装はちょっと中途半端な感じ（下だけ民族衣装とか、帽子だけとか等）でイマイチの印象。　明日、写真が仕上がるので午後にまた孟連へ戻り、明後日の孟連の定期市の時に写真を渡す予定。彼女達が喜んでくれる顔を見るのが楽しみだ。　1枚目画像　雲海に浮かぶ公信の定期市（手前のかまぼこ型屋根が市場）　2枚目画像　芒信の定期市（ハニ･アカ族）

2006/01/15

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孟連の定期市は必見！（中国雲南省、孟連タイ族ラフ族ワ族自治縣）

　モンハイからは瀾滄（LANCANG）で１泊し、工商局へ行きマーケット情報を入手した。翌日、良さそうなマーケットが無かったので、ミャンマーと接する隣の孟連（MENGLIAN）へ移動した。　＊入手したマーケット情報は、開催地、日程、規模が一覧となっていてとても分かりやすい。今後は、まず工商局をた訪ね情報収集するのが良いかも・・・。　瀾滄の常設農貿市場では、少数ながらハニ・アカ族（中国ではアイニ族、タイやラオスではアカ族と呼ばれる）やラフ族の民族衣装を着た女性を見かけた。これだけの規模の町（具級行政中心）で民族衣装を見られることはそう多くは無い。そんなことからも、「この辺りは良いな」という雰囲気が感じとれる。　孟連へは瀾滄からバスで約１時間半。３０分に１本位の頻度で運行している。駅前の賓館（ホテル）に部屋をとる。ツインの広い清潔な部屋が３０元と、この辺りの宿はリーズナブルなようだ。勿論、トイレ・ホットシャワーが部屋に付いている。洗面台もちゃんと付いているのが好ましい。　この町でも、まずは工商局へ行きマーケットの情報収集。瀾滄縣の工商局のように一覧表は無かったが、職員に聞きながら開催日を確認する。中国の役人はいかめしいような印象を受けるが、案外結構協力的だったりする。というか、地方の場合は皆ヒマにしており、相手が外国人なものだから好奇心も手伝い、受け入れてもらえるようだ。こういう時は、自分が外国人であることをしっかり利用させてもらう。　彼らから聞いたところでは、翌日この町でマーケットが開かれるという。ハニ・アカ族やラフ族、ワ族の民族衣装が容易に見られるという。「おお、なかなか良いではないか！」実際、その後町をぶらついていたら、見事な民族衣装を着たハニ・アカ族の人達を見かけた（酒屋に酒を買いに来ていた）。　そして、今日、朝起きてすぐに市場に出かけた。孟連の常設市場はかなり広く、それだけでも面白いが、今日は５日に１度の定期市の日。民族衣装を着た人達も結構いて大変興味深い。　特に、私が初めて会ったワ族には圧倒された。彼女達のするイアリングというか、ピアスがかなり大きいのだ。「えっ、こんなのを耳に通すの？」という感じ。また、服装も他の民族とは一味違う独特な雰囲気。　以前、彼女達ワ族の写真を見たことがあるが、「これは昔の話であって今はきっと違うんだろうな」と勝手に思っていた。しかしこの辺りでは、「写真のまま」とまでとは言わないが、まあ似たような雰囲気だったことについて、ある意味驚く。　ハニ・アカ族に「写真を撮っても良いか？」と確認すると大抵の場合はダメなんだけど、ここではそれほど断られなかった（勿論、事前にある程度コミュニケーションをとり、それからお願いする）。私の経験からすると、これは極めて珍しいこと。また、お互い同等の立場として、コミュニケーションをとることが出来たのも稀なことだ。　それは、「この地方の少数民族の立場が他の地域のように低くない」ということと関係があると推測する。手持ちの「雲南省地図冊」によると、この孟連タイ族ラフ族ワ族自治縣の少数民族比率は89.8％と極めて高い。このことは、彼らは少数民族ではなく、明らかに多数派なのだということを示している。　だから、彼ら自身が自分達の文化について卑下せずに、ある程度の誇りを持っているのではないだろうか。少なくとも他の地域に住む少数民族の人々と比較すると、そういう印象を受けた。　ミャンマーと接するこの地域は、漢文化の影響も他と比較して低く興味深い。しばらくこの周辺のマーケットめぐりをしようかと思っている。

2006/01/12

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西双版納のマーケット情報（中国雲南省）

　雲南省の西双版納タイ族自治州のマーケット巡りは、モンハイ具のモンワン郷（MENGWANG）、モンアラフ族郷（MENGA）、それと格朗和ハニ族郷（GELANGHE）の３箇所を訪れた。　モンワンとモンアは特に見るべきものはなかったが、格朗和はマーケット規模が小さいながらも、ハニ・アカ族（中国ではアイニ族、タイやラオスではアカ族と呼ばれる）の民族衣装が印象的だった。　さすがに上から下までバッチリ決めている人は数少ないが、ハニ・アカ族族の特徴であるコイン等で飾った帽子はあちらこちらで見ることが出来、なかなか興味深い。ただ、残念なことに写真は嫌がるので殆ど撮ることが出来なかった。まあ、これも仕方ないこと。　ガイドブック等にも書かれているモンフンの日曜マーケットと、巴達プーラン族ハニ族郷（BADA）は以前訪れている為、今回はパス。私の印象では、モンフンのマーケット規模は大きいがいまひとつといった感じ。それよりも、格朗和ハニ族郷や巴達プーラン族ハニ族郷のマーケットの方が素朴で味わいがあり、民族衣装も結構見られ良いかと。　今回、訪れることが出来なかった西定ハニ族郷（XIDING）もハニ族の民族衣装が見られると聞いている。各マーケットの開催日程と行き方について、以下にまとめましたのでご参照ください。　モンフン　毎週日曜　タイ族、ハニ族、プーラン族等が集まる。　　　　　　景洪（JINGHONG）からモンハイまでバスで１時間、モンハイで乗り換えさらに１時間強。　　　　　　前の日にモンフンに入り泊まるのが望ましい　格朗和（GELANGHE）　毎週火曜、タイ族、ハニ族が集まる。　　　　　　モンハイからバスで２時間弱（11:30と16:30発の1日2本）、要前泊（宿有15元）。　　巴達（BADA）　毎週月曜、ハニ族、プーラン族等が集まる。　　　　　　モンハイからバスで約３時間（14:30発の1日1本）、要前泊（宿有10元程度）。　　　　　　帰りは午前8:00発の1本だけだが、マーケットに来た商人が午後にモンハイに帰る際、　　　　　　トラックに同乗させてもらえる。運賃はバス代と同じ。　西定（XIDING）　毎木曜日、ハニ族、プーラン族等が集まる（未訪問）。　　　　　　モンハイからバスで２時間弱（10:40と15:30発の1日2本）、要前泊（宿有10-15元程度）。

2006/01/10

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少数民族の情報収集

　昨日、バスターミナルでバスの運転手や職員に少数民族に関する聞き込みをしたが、さしたる情報は得られなかった。それでは今日は政府機関を当たろうと、まずは旅游局に行ってみることにする。　宿の主人から教えてもらった場所に行ったところ、そこは旅游局ではなく旅行会社だった。とりあえず少数民族の民族衣装が見たいことを伝え、どの地方が良いのか相談してみる。だが彼女はあまり知らないらしく、「民族衣装はお祭りの時以外は見られない」と言う。モンラー具は少数民族が多く住むラオス北部に接しているので、そんなことはあり得ないと思うのだが、知らない者に聞いても時間の無駄だ。　次は定期市の方面から情報を得ようと人民政府工商局へ行った。しかし場違いなほど立派な建物の入口は閉じられ、１月１日から３日までは休みとのこと。旧正月を盛大に祝う中国でも、新年は政府機関がちゃんと３日休むらしい。これは意外だった。　それでは最後の手ということで公安局へ行った。少し待たされた後、英語を話せる職員が対応してくれ、２箇所ほど教えてもらった。だが彼女もやはりあまり詳しくないらしく、周囲の職員に聞きながらの対応だった。　昨日と今日の情報から推測すると、どうやらモンラー具に住む少数民族（タイ族、ハニ族、ヤオ族、イ族、ミャオ族等）は既に民族衣装をあまり着なくなったようだ。それと民族衣装を見るのに最適な「定期市」がここでは存在しないらしい。かなり、がっかり・・・。

2006/01/03

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広西チワン族自治区のマーケット情報

　昨日、広西チワン族自治区から雲南省の富寧に移動してきた。これで、一応広西チワン族自治の少数民族を訪れる旅も終わりとする。途中、気力が萎えたりしたが、なんとか終えることが出来た。　今、物凄い速さで変化を遂げる中国。今回、私が見た彼ら少数民族の生活や伝統的文化が今後どのようになるのだろうか？昔のままでいて欲しいとは勿論言わないが、今後も彼らの独自の文化を保持継承していって欲しいと望んでいる。　私の今回の中国の旅の区切りとして、「民族衣装を楽しむためのマーケット情報（広西チワン族自治区編）」をアップします。

2005/11/05

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紅イ族の村を訪ねる（中国広西チワン族自治区、那坡縣）

昨日の二の舞にならぬよう（デジカメのカードを忘れた）、チェックしてから再び百省郷にバスで向かった。バスに乗ること１時間半、途中の下華郷（XIAHUA）で市が開かれていたので、ここでバスを降り、見てみることにした。　ちょっと小雨がぱらついていたけれど、大板ヤオ族やランテンヤオ族の民族衣装を目にすることが出来た予想外の収穫。ここの市はマークしていなかっただけにラッキー。写真も比較的心良く撮らせてくれるのは有難い。　それから、１時間後の百省行きのバスに再び乗って百省郷へ移動。今日はこの村では、市が開かれていないので、眠ったような静かな村だ。とりあえず食堂で昼メシ。ついでに紅イ族の住む坡伍村に行きたいのだが、と言ってみると、「歩いて２時間」とのこと。　最悪の場合、紅イ族の村で泊まれるように寝袋を持って来ている。舗装された道路を三輪車に乗って４キロほど行くと、女性ドライバーが三輪車を停め、この山道を１時間歩いたら村に着くと教えてくれた。　そこからは人が通れるだけの山道となる。歩き始めると、分かれ道がいくつかあり迷いながらも１時間半後ようやく集落に着いた。途中で牛を追っていた女の子に道を教えてもらわなかったなら、辿り着けなかったかもしれない。　集落の一番手前の家で声をかけるが、出てきた女性が中国を解さないようで、ドアを閉めて中に引っ込んでしまった。どうも、怪しい奴が来たと思われたようだ。　２軒目ではオジサンが出てきて話をすることが出来た。民族衣装に関心がありこの村を訪れたのだと説明。すると、民族衣装を着ている老女の家に案内してくれた。孫だかひ孫を背負った女性は７７歳だという。この村の最長老らしい。　その後オジサンの家に戻って食事と酒をご馳走になった。飲んでいるうちにアルコールが回ってきて、泊まっていけという甘い言葉に負けて、その晩は村に泊まることになった。やはり、寝袋を持って来て正解だった。　紅イ族の人々はベトナム北部の山地に多数住んでいるということを教えてもらい（この村からベトナム国境までわずか５キロとのこと）、今度ベトナムの紅イ族の人を訪れようかと考えながら、翌日、山道を下りた。

2005/11/03

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百省郷の市へ行く（中国広西チワン族自治区、那坡縣）

　今日、紅イ族や大板ヤオ族が周辺に住むという百省郷（BAIXING）の市に出かけた。那坡の町からバスに乗り、山を越えて約２時間、百省郷に到着。　期待通り、民族衣装を着た人達が集まっている。見たところ白ミャオ族のようだ。話しかけて聞いてみるとやはり白ミャオ族。ついでに写真を撮らせてもらおうとカメラを取り出したが、メモリーカードが入っていない為、写せないではないか！　「でも、何故・・・？」　そうだ、昨夜デジカメから画像をパソコンにコピーした時、カードリーダーからメモリーカードを抜き取るのを忘れていたのだ。多分、今もカードリーダーにメモリーカードが挿さったままだ。　一気に気分が落ち込んだ。しかし、写真に撮ることは出来ないが、目で見ることは出来るのだからと気を取り直して市を歩く。白ミャオ族のほかに、紅イ族の老女が１人とヤオ族の女性が１人、民族衣装を着ていた。ちなみにヤオ族の女性は、ベトナムから歩いて６時間かけて来たという。確かにここはベトナム国境に近いからね・・・。　本当は、これから紅イ族の住む坡伍村や大板ヤオ族の住む村を訪れたいが、なにせカメラに写せないので明日再び出直すことにして那坡に戻った。

2005/11/02

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白イ族の村を訪ねる（中国広西チワン族自治区、那坡縣）

　那坡縣（NAPO）にはチワン族の他に、黒チワン族、大板ヤオ族、ランテンヤオ族、白イ族、紅イ族が住む。　１ヶ月ほど前にも那坡縣を訪れていて、白イ族が住んでいる達臘村（DALA）を訪れたことがあった。その時に村の中をちょっと歩いてみたのだけれど、民族衣装を着た人は誰もいなく、しかも小雨が降っていおり、１枚の写真も撮れずに引き返したのだった。　その後、那坡の町で偶然白イ族のお婆さんに会い、写真を撮らせてもらうことが出来、今回その写真を持って達臘村を再訪した。　達臘村は那坡の町からバスで３０分ほど。曲がりくねった道路を上った山の上の方にある。バスを降りたらちょうど村人が歩いていたので、お婆さんの写真を見せ、彼女の家を教えてもらった。この先の道路沿いの所にあるらしい。　教えてもらった家に行ってみたが、残念ながらお婆さんは不在とのこと。仕方ないので、イ族の民族衣装を見たいのだと切り出すと、家の中から持って来てくれた。せっかくなのだから、「民族衣装を着ている写真を撮りたいのだが・・・」とお願いすると、あっさりＯＫの返事。前回訪れた時は、村人とそんなコミュニケーションを取ることは出来なかったが、今回お婆さんの写真を持って訪ねたのが正解だったようだ。　着替えを待つ間、持ってきたヒマワリの種を食べることにする。周りにいた人にも分けてあげると、「開水（沸かした水）」だと言ってコップを渡された。まあ、日本でいう「お茶をどうぞ」といったところ。せっかく出してくれたんだからと、コップに口をつけ一口飲む。　ん？水じゃない。これは酒だ。　聞いてみると、トウモロコシから作った酒だという。おお、今日は酒まで出してくれるのかと感動。このお酒、日本でいう焼酎のようなもので、いわゆる蒸留酒。自家製だから少し煙臭さがある。アルコール度数は１５～２０％といったところか。　それから民族衣装を着た写真を撮っていると、隣の家のオバサンも民族衣装を着て現われ、写真を撮ってくれと頼まれた。そして近所の人も集まり、撮影会となってしまった。まあ、これも仕方ない。こういう機会はまず無いから、有難く写真を撮らせてもらうことにして、後日その写真をあげる約束をした。　写真を持って再びこの村に来るのは勘弁してもらい、私が泊まっている那坡の町の宿に彼女達の写真を預けることにした。全部で２０枚くらい。１枚１０円くらいだから、たかがしれている。それよりも、彼女達に喜んでもらえる方が、私にとっては嬉しい。　町へ戻るバスを待つ間、村の小さな店でビールを買い飲んでいた。やはり、ここでも村人に囲まれることに。日本から来たんだというと、「おおー！」という感じで皆驚くのが面白い。そして怪しい中国語で村人と会話する。そんなことをしていたもんだから、バスが来たのにも気づかず逃してしまった。おっと・・・。　その後、三輪車（バイクの後輪を取って座席付荷台をつけたもの、タイのトゥクトゥクと同様）が来たので、それに乗り町まで戻った。前回は片道５元と言われ払っていたけど、今回は３元だった。うーん、前回はぼられていたのだねー。ようやく、今日村人の仲間入りが出来たのだろうか・・・。

2005/11/01

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ミャオ族の熱気溢れるマーケット（中国広西チワン族自治区、隆林各族自治縣）

前回行くことが出来なかった徳峨郷（DEE）のマーケットに未練があり、再び隆林各族自治縣を訪れた。別の村のマーケットを訪れたりして待つこと４日、ようやく徳峨郷のマーケットの日だ（６日に１回開かれる）。　朝、マーケットを見るため宿の１階に下りると、驚いたことにそこは靴屋になっていた。フロントの中にも商品を積み上げ売るというその商売魂に脱帽。　その靴屋の脇を通り外に出てみる。人込みを掻き分け通りを歩いていたら、普段はジーンズにシャツで働いている宿の女の子も、今日は休みをもらったのか、民族衣装を着て友達と楽しそうに通りを歩いていた。　徳峨郷は山の中にある寂しい田舎の村だけれどこの日ばかりは違う。周辺の集落から村人が集まり、村全体がマーケットに飲み込まれている。　野菜や果物を売りに来た農民、子豚を売りに来た村人、さばいたばかりの新鮮な肉を売る男、衣料品や雑貨を売る町から来た商人、屋台で麺や揚げ菓子を売る人々、そしてそれらを買う人々・・・。さながら、山の中に突然小さな商店街が突然出現したかのようだ。　集まっているのは偏ミャオ族とチワン族が大半で、その他紅頭ミャオ族、白ミャオ族、栽姜ミャオ族（ZAI JIANG）、花ミャオ族がわずかにいる。女性の半分くらいは民族衣装を身に着けており、まるで別世界に紛れ込んだ感じがする。　これまで隆林各族自治縣のマーケットを５箇所見ているが、ここ徳峨郷が最も活気がある。というか、この３ヵ月半ほどの中国南部のマーケットの中ではここがベストだ！　やはり徳峨郷を再訪して正解だった。　P.S.隆林各族自治縣は広西チワン族自治具の北西部。貴州省と雲南省とに接しています。　　　高知県の山間部のような所です。

2005/10/27

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ミャオ族、八月八節（貴州省、黔西南布依族苗族自治州興仁縣）

　今日は農暦の８月８日。３年に一度のミャオ族のお祭が開かれる日。場所は貴州省黔西南布依族苗族自治州興仁縣鯉魚村。興仁の町の南東約２０キロほど離れた小さな村だ。　どうせ長時間やるだろうから、朝のんびり支度してから出かける。宿の老板（主人）に「八月八節に行って来る」と声をかけたら、彼の隣にいた中国人女性を紹介され、彼女も行くので連れて行って欲しいと頼まれた（実は私、１０日ほど前、開催村付近で開かれる市を見に行っているのだった。そして下見も兼ねて会場も見ていた）。その彼女、わざわざ西安から見に来たという。そんなに見る価値のある祭りなのだろうか？　勿論、ＯＫの返事をして出発しようとしたが、入場券が必要だと老板から言われた。まさか入場券が必要とは思いもしなかった。老板が入場券を手配してくれるというので、しばらく待った。でも、入場券は一体幾らなのか？不安だったので聞くと無料とのこと。　入場券を入手してから、バスターミナルへ行きバスを待った。しばらく待っても来ないので、タクシーで行くことにした。ドライバーと交渉するが、普段の倍近い料金を要求される。祭りのため、タクシーも利用者が多く、売り手市場なのだ。結局、ドライバーの言い値で妥協。西安からの彼女と、一緒に同乗することになった中国人親子がタッグを組んで、罵るように交渉したが実を結ばなかった。　祭りが開かれる鯉魚村（LIYU）の２キロほど前から交通渋滞。入場ゲート付近に辿りつくまでさらに２０分ほどかかった。入場券には９時３０分までに入場することと書かれている。すでに１０時頃になってしまったが、問題なく入場ゲートは通過。　入場券を持っていない人々は、田んぼの畦道を通り、迂回してチェックポイントをかわして入っている。入場ゲートの警備員もそこまで手が回らないのだろう、黙認の態度。　この入場ゲートから会場まではさらに２キロほど田んぼの中の道を歩かねばならない。それにしてもスゴイ人だ。この人数を収容できるような会場の広さではなかった筈。案の定会場は既に大勢の人でいっぱい。周辺の民家の屋根や、後方の山にも人が登って見ている。　なんとか会場内に入ったが、ステージはろくに見れない。まあ、ステージでは中国の観光地によくある、民族風情ショーのようなものだったので、たいして気にならなかったが・・・。それよりも、見物客の衣装が見応え十分。　それぞれの村から、民族衣装を身にまとった女性達が集まっているのだ。たぶん主催者側からの指示なのだろう。首飾り等のアクセサリーをバッチリ身に着けた姿は、普段、まず目にすることはできないので、貴重な体験だ。黒ミャオ族、偏ミャオ族、プイ族、イ族の民族衣装が見られた。普段は、カメラを向けても断られることが多いのだが、今日ばかりは別のよう。着飾った姿を写真に撮ってもらうことが、ちょっと誇らしげの様子だ。　民族風情ショーは以外にも１２時終了。もうないとのこと。ランチタイムの後は、各村対抗牛の品評会の様相。疲れたのでこの辺りで引き上げることにした。帰りに鯉魚村内をちょっと歩くと、食べ物の屋台や、織物やろうけつ染め、刺繍を施した手工芸品が売られたりしていた。そして、あちこちにゴミが散乱。なんとも・・・（これだけはねぇー）。　でも、この地域に住む村人にとっては、楽しい一日なのだろう。娯楽の少ない田舎にあっては、まさに「特別な一日」だったはず。勿論、私も楽しませてもらいましたが・・・。　

2005/09/11

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黒ミャオ族の村へ（貴州省、黔西南布依族苗族自治州興仁縣）

　昨日屯脚鎮（TUNJIAO）の市で撮った黒ミャオ族の写真をプリントして、今日、彼らの住む村まで届けに行った。ノートに書いてもらった、「興仁具巴鈴鎮陳家溝」という住所が頼りだ。　しかし、彼らの住む陳家溝という集落は私の持っている貴州省の地図にも載っていなく、それが巴鈴鎮からどのくらい離れているのか分からない。多分その集落まで行くバスはないだろうから、ちょっとばかり不安だ。　まずは興仁（XINGREN）から巴鈴鎮（BALING）までバスで移動。約３０分で料金は５元。巴鈴鎮からは陳家溝（CHENJIAGOU）まではやはりバスが無く、オートバイを探すことにした。　昨日撮った写真を見せながら、陳家溝へ行きたいとバイクタクシーにあたっていると、偶然老女の知人だという人に遭遇。彼に村まで５元で乗せてもらうことにした。　バイクに二人乗りして、デコボコの田舎道を１５分ほど走ると、ある雑貨屋の前で停まった。この辺りが陳家溝の集落だと言う。そこからはバイクを降りて、田んぼの畦道を彼の後について行く。前方の丘をちょっと登った所がそうらしい。　着いてみると、大勢の村人が一軒の庭先に集まっていた。写真に撮った老女を探し、早速その写真を渡した。彼女は満面の笑みで喜び、周囲の村人に誇らしげに何か言っている。きっと、写真を手に入れた事情を説明したのだろう。　それにしても、この集まりは一体何なのか？中国語を理解する村の男性に筆談で聞いてみると結婚式の集まりだという。これはラッキーと思い、新郎新婦は何処にいるのかと確認すると、新婦はいるが新郎はこの場にはいないとのこと。黒ミャオ族の婚姻形態がどのようなものか不明だが、これは新婦側の、結婚を祝う集まりらしい。ただ、新婦がＴシャツにジーンズという普段着なのが残念！　せっかくなので集まっている村人の写真を撮らせてもらう。老女は結構民族衣装を着ているが、皆首飾りまではしていない。今日はしてこなかったのか、あるいはすでに手放してしまったのか？１人だけ首飾りをしている女性がいたが、何故かこれまた普段着で、どうも・・・。　写真を撮っていると食事に招かれたので、新婦への祝儀として２０元ばかし渡し、村人と一緒に食事をご馳走になった。当然のことながら、白酒（パイチュー）の洗礼も受ける。　２時間くらい村にいただろうか。そろそろ帰りのバスが気になってきたので、お礼を言って引き上げることにした。帰り際に、撮った写真をもらえないだろうかと村人から言われ、またしてもあげる約束をしてしまった。９月１１日のミャオ族のお祭りに彼らも行くというので、その時に手渡すことにした。　でも、ミャオ族のお祭りの時にも写真を撮り、またまたその写真を欲しいと言われたらどうしようか？　

2005/09/04

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２００５年９月１１日はミャオ族のお祭り！（貴州省、黔西南布依族苗族自治州興仁縣）

宿の主人の薦めてくれたミャオ族の村、屯脚鎮（TUNJIAO）に行ってきた。今日は屯脚鎮で市が開かれる日（毎週土曜日が市の日）。興仁（XINGREN）から屯脚鎮までは約１５キロくらいか。おんぼろバスで田舎道をのろのろと走ること３０分弱で到着した。　周辺の集落から、竹篭を背負った人や天秤棒で荷物を運んでくる人が多数集まってきている。いきなり目に付いたのが黒っぽい帽子を被り耳に大きなイヤリングをした女性だった。頭の帽子とイヤリングを除けば、その辺を歩いている村人とさして変わりがないが、そのイヤリングのあまりの大きさに目を奪われた。直径５センチ位はあり、ずっしりとした質感が感じられる。使い込まれた色合いからして、それはシルバーのように見える。　市の開かれている場所へ行くと、そのように大きなイアリングをした老女を多数見かけた。確認すると黒ミャオ族だという。しかし、民族衣装を身に着けている人は少ないようだ。　ざっと見た感じでは、４０代以上の女性がイヤリングを付けていて、その７、８割が黒ミャオ族の帽子を被っている。さらに、民族衣装の上着（黒っぽい布地に青や紫の刺繡がライン状に施されている）を着ている人は、そのうちの１割強ぐらいだろうか。上下民族衣装（上着と合わせた黒のスカート）の人となると、そのまた２割弱くらいとぐっと少なくなる。なかなかシックな民族衣装だけに、若い人たちにもその伝統文化を受け継いでいってほしいと思ってしまった。まあ、確かに普段民族衣装を着るのは不便だろうが、伝統行事の際にきちんと着れるよう、刺繡とか服を作る技術の保存・継承が望まれる。　屯脚鎮（TUNJIAO）の定期市では、この黒ミャオ族のほかに、偏ミャオ族の女性を１０数人、花ミャオ族の女性を２人（多分）、白ミャオ族の女性を１人見かけた。　写真を撮らせてもらった黒ミャオ族の老女一家から、「記念に、撮った写真を欲しい」と頼まれ、明日彼女の家に写真を届けに行く約束をした。一応、住所と名前を聞いたが、ちゃんと辿り着けるだろうか？　そう、ミャオ族のお祭りの話だった。　昼にビール休憩していた食堂で、９月１１日に屯脚鎮（TUNJIAO）から３キロほど離れた鯉魚村（LIYU）でミャオ族のお祭りがあるとの情報を入手した。興仁具の人民政府が作成したお祭りの計画書を見せてもらったので、情報に間違いはない。ミャオ族の歌や踊りの他に、闘鶏、闘牛も行われるようだ。　せっかくの機会だから、またここに戻ってきてミャオ族の祭りを見てみようかなと思う。

2005/09/03

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路城の市のとりあえずの報告（中国広西チワン族自治区、田林縣路城郷）

　昨日百色市（BEISE）から田林縣（TIANLIN）に来た。ちなみに、田林縣も百色市の行政管轄下にある。この田林縣にはランテンヤオ族が住んでいる。　昨日聞き込みを行い、今日は路城（LUCHENG）で市が開かれるという情報を入手。早速、出かけた。（路城の「路」という字は、さんずいが付きます）　田林からはバスで３０分位で到着。予想していたよりも大きな市で、結構な人が集まっている。１０時頃に現地に着いた時は民族衣装を着ている人はあまり見かけなかったが、昼頃になると良く目にするようになった。　集まっているのはチワン族が殆どで、その他にランテンヤオ族と偏ミャオ族も見かけた。チワン族は、殆ど普通の中国人とさして変わらないが、ランテンヤオ族の民族衣装は黒というか濃い藍色を基調として、シックで私個人的には好きな民族衣装だ（右の写真がランテンヤオ族）。本来、ランテンヤオ族の成人女性は眉を剃っているのだが、民族衣装を着た人でも剃っていない割合の方が高かった。　偏ミャオ族の方は大きな襞のロングスカートを穿き、上着がちょっとスーツの上衣のようでどことなくアンバランスな印象を受ける。しかし、彼女らの持つお手製の刺繍の入った肩下げバッグは美しい。　明日は、また違う場所の市に出かけるのでご期待！

2005/08/28

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ヤオ族の村、里湖（中国広西チワン族自治区、南丹）

　　南丹（NAN DAN）の町からバスで約１時間、白袴ヤオ族の住む里湖（LI HU）ヤオ族郷に来た。距離にすると南丹から３０キロ弱だが、未舗装の道が大部分なのでどうしても時間がかかる。　里湖には宿が３軒、その中で最高級（？）の宿に宿泊する。といっても、１泊３０元のところを２泊５５元にまけてもらい、日本円にして１泊４００円弱。建ててまだそんなに経っていないようで、部屋も新しく清潔で良い。この村には蚊が多く、部屋の窓に網戸がついている点が助かる。　３、６、９の日は里湖の村で市が開かれる日。周辺に住むヤオ族の人々が集まってくる。野菜や果物等の食品のほかに、屠殺して解体したばかりの豚肉や牛肉を売る人、ニワトリやアヒル、子豚を売る人、服や雑貨を売る人、そして市に集まってきた人に食事を出す屋台で、狭いながらも活気がある。　なにせ市に集まる半分以上の人は民族衣装を着ているので、どこか別の世界に来たようで不思議な感覚にとらわれる。　今回訪れた中では、最も興味深い場所だ。それにしても、里湖（LIHU）は周辺に観光名所がないため、あまり知られていないようだ。外国人はもとより、中国人観光客すら１人も見かけない。　里湖から１０キロほど離れた恩村（EN CUN）に鍾乳洞があるということを宿の主人から聞いた。彼の話では、広西チワン族自治区の中で最も美しいのだそうだ。確かにこの辺りは石灰岩の奇岩というか奇山がボコボコ聳え立っている。実際、その巨大な奇岩の合間に耕作地や集落があるのだが・・・。　里湖から南丹行きのバスに乗り６、７キロの地点に、恩村への分岐路が右側に見える。そこでバスを降りて道なりに３キロほど歩くと、恩村の数百メートル手前、右手の田んぼの向こうの岩山に大きな空洞が見える。そこが鍾乳洞の入口だ。恩村洞と呼ばれている。　入場料は６０元（中国の物価からするとかなり高い。日本円の感覚で数千円といったところか）。白袴ヤオ族の民族衣装を着た若いお姉さんが中を案内してくれる。かなり大きな鍾乳洞で、入ってから出てくるまで１時間ちょっとかかった。なかなか見応えがある。　この鍾乳洞、まだオープンして１年（と言っていた、多分）のため知名度が低いせいか、その時の入場者は私ただ１人だった。この鍾乳洞のさらに先にも、中に川が通っているという洞窟があるのだが、時間がないため行けなかった。　里湖のマーケットの日と組み合わせて、鍾乳洞と洞窟を見ればなかなか面白いのではないかと思う。

2005/08/16

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南丹のヤオ族（中国広西チワン族自治区、南丹）

　昨日、融水ミャオ族自治具から南丹縣まで来た。途中河池市でバスを乗り換えて６時間の移動。　今日、朝食を食べようと宿から出ると、ローカルバスターミナル付近に民族衣装を着た女性を何人も見かけた。だが、これまで見たことのない衣装だ。一体何族なのだろうか？　それからもう少し歩くと、今度は路上に露店がずらりと並んでいた。今日は、南丹で市が立つ日なのかもしれない。面白そうなので朝食は後回しにし、ゆっくりと眺めることにした。　すると、街角のビリヤード屋に民族衣装を着てビリヤードに興じる男達がいた。女性の民族衣装姿を見かけることはあっても、男性が民族衣装を着ていることはまずない。それも老人ばかりではなく青年達も着ているとは。　その後マーケット等も一通り歩いたところ、同様の民族衣装を着た人々を多数見ることが出来た。小さな村と違いこのくらいの町の規模になると、民族衣装を着た人を殆ど見かけないのが普通だが・・・。　以外にも、ここ南丹は、なかなか良いように思う。　それにしても、あのちょっと変わった衣装の人々は、何族なのだろう？宿に戻り、金秀の博物館で買った本で調べたてみると、彼らは白袴ヤオ族であることが分かった。また、南丹の近くの里湖ヤオ族郷に住んでいることも・・・。　明後日、その里湖で市が開かれるという情報を得たので、明日里湖へ移動することにした。　

2005/08/14

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紅ヤオ族の棚田（中国広西壮族自治区、金坑）

　璃江の絶景にも別れを告げ、棚田で有名な龍勝各族自治縣に来た。龍勝（LONG SHENG）は広西壮族自治区の北部に位置し棚田で有名なところ。興坪から陽朔、桂林とバスを乗り継いで龍勝まで約５時間。龍勝からさらにローカルバスに乗り換え、山道を１時間半ほど行くと紅ヤオ族の村、金坑（JIN KENG）に到着する。　この辺りの棚田は龍脊（LONG JI）梯田景区に指定されていて、入域料５０元がかかる（ちょっと高い）。景区内には平安村（チワン族）と、金坑村（紅ヤオ族）の２箇所が美しい棚田として知られている。　私は、龍勝のバスターミナルで客引きをしていた紅ヤオ族のオバちゃんに連れられ、彼女の村を訪れることにした。棚田で有名な村だけあって、バスで直接その村までは乗りつけられず、村の１キロほど手前で終点となる。そこには竹網カゴを背負ったヤオ族の女性が１０数人ほど集まっていて、観光客の荷物を運んでいくらかのお金をもらおうと、バスから降りる客を待ち構えている。なかなかの迫力。　私が泊った「千層天梯旅館」は、この辺りの針葉樹を使用して建てられた温もりのある宿。やけに小奇麗なので何時建てたのか聞いてみると、半年前だという。なるほど清潔なはずだ。私の部屋（３階）からは、向かいの山の斜面に広がる棚田が見える。まだ青々とした稲の緑が美しい。　この金坑村には多数の宿があり１泊２０元前後で宿泊できる。まあ、見たところどこも同じような感じだ。この村では、宿も民家もみな木造建築で、この辺りにはまだ木材になる木が残っていることがうかがえる。　夕食には、オバちゃんにお願いして、「１０元払うから一緒に夕食を食べさせて欲しい」とお願いした。出てきた料理は、韮の炒め物、川魚の佃煮、ピータン、キュウリの大きな野菜（何と言うのだ？）の炒め物、豚の油肉とピーマンの炒め物、そして川魚スープだった。味の方はそれぞれの素材の味を生かした薄味で、なかなか美味。（その後３晩とも夕食を一緒にしたが最初の日が最も豪勢だった）個人的には川魚の佃煮が、日本の佃煮の味とそっくりで一番美味かったか・・・。　食後、交流ついでにヤオ族の言葉を少し教えてもらった。　ノ・ヴィ（ありがとう）、ン・ンー（こんにちは）、ナン・アー（ご飯を食べる）、ン・ナン（おいしい）、ン・ニュ（いらない）、ツゥアイ（お腹いっぱい）等々。紅ヤオ族の言葉の方が、中国語より発音が難しくなさそうだ。早速、翌日土産物を勧めるオバちゃんに「ン・ニュ（いらない）」を使ってみると、相手は一瞬驚いたが、その後笑顔をみせ和やかに断ることが出来た。　金坑村（JIN KENG）の棚田は、昨年訪れた雲南省の元陽の棚田と比較すると、ちょっと見劣りがする。何故そう見えるのか詳しく観察すると、棚田一つ一つの大きさにも関係しているようだ。金坑村では山の傾斜が急なため、高低差は結構あるのだけれど、横の広がりに欠ける。また、所々谷のような箇所があり、どうしてもそこまで棚田を作ることが出来なく、一部欠けてしまう。　確かにスケールとかでは元陽の棚田に見劣りはするが、ここでは棚田の中にある村に滞在出来ることが最大の魅力だろう。元陽の場合、町の宿に宿泊して、周囲の村までバスに乗って棚田を見に行かねばならない。のんびりと過ごすなら、こちらの方が良い様に思う。

2005/08/02

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ヤオ族博物館（広西壮族自治区、金秀）

　金秀（JIN XIU）で開かれた市(いち)には失望した。全く普段の日と変わり映えがしない。市自体も日用雑貨や衣料品等ばかりで、農作物や食料品がないのだ。これでは周辺の村からわざわざやって来るほどの魅力もない。残念。　しかし、丘の上あるヤオ族博物館（入場料１０元）がなかなか見応えがあった。先日、期待せずに「まあ、とりあえず行っておくか」という軽い気持ちで入ってみたら、ヤオ族の衣装の展示が充実していた。ヤオ族の場合、各地方毎に民族衣装がかなり異なるわけだが、それらを集めて比較展示してある点が興味深い。かなり参考になった。　そして、ミュージアムショップ（よく言えば）には、広西壮族自治区の少数民族について写真付きで解説している綺麗な装丁の本を見つけた。これが上下巻セットで３００元だ。その時はお金の持ち合わせがなかったので、後日買いに行った。今後の旅行に、大変参考になる。　今回の中国旅行では、少数民族の衣装を詳しく見たいと思っている。それとともに関連書籍もちょっと買っておきたい。勿論中国語だが、全く意味が理解できないわけではないし、掲載されている写真が結構参考になる。　これで、重い荷物がまたさらに重くなるわけだ。香港では、中国の鳥の図鑑を買ったしね。　P.S.「鳥の図鑑」は日本のアマゾンでも品切れしていて入手できなかった物で、やはり重い。

2005/07/17

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ヤオ族の風雨橋を訪ねる（中国広西壮族自治区）

　先日買った広西壮族自治区の地図を見ていたら、この近くに風雨橋（屋根付きの橋。トン族のものが有名）があることが分かった。早速行ってみることにした。この風雨橋はヤオ族のものだというから尚更興味がわく。　富川（FUCHUAN)からまずは麦嶺（MAILING）までバスで行った。１時間弱で５元。麦嶺は小さな村で、ここから風雨橋のある油沐（YOUMU）まで１０キロくらいあるらしい。まずは三輪車（バイク改造三輪車。タイのトゥクトゥクのようなもの。）のドライバーに料金交渉するが２０元とのことで、歩くことにした。　炎天下歩くのでまずは商店で水を買ってからスタートする。１キロちょっと歩いたところで、後ろから来た自転車のお兄さんにこの道が油沐へ行くのか確認した。すると違うというではないか！これまで２人（三輪車ドライバーと路上の少年）に確認したというのに・・・。お兄さんは確信を持って、「この道は違うから、一旦麦嶺に戻りなさい」と言う。まいったなあと思い来た道を引き返す。でも、もしやと思い、今度はバイクのオジサンを停めて、もう一度聞いてみた。今度はこの道であっていると言う。数度聞いたが、間違いないようだ。　ということで最初の通りに進む。でもこれで本当に合っているのか不安だ。そのうちに左手に集落が見えた。そして小川も越える。道路もその集落の辺りから大きく右に曲がっている。どうやら私の持っている地図とも一致するので、少し不安が解けた。　１時間ちょっと歩くと今度は右手に集落が見え、道路が左の方に大きく曲がっている。これも地図通り。ということは、今、中間地点くらいだ。この辺りではタバコを作っていて、トウモロコシ畑や水田に混じりタバコ畑がモザイク状に広がっている。だいぶ疲労してきたなと感じていた頃、右の路肩に７キロと表示されたコンクリがあった。それから間もなく、遠くに集落が見えてきた。　あれが油沐村に違いないだろう。でも、まだ３キロくらいはあろうか。　一応目的地が確認でき、道を間違えていなかったことに安堵する。村は道路から数百メートル離れ右の方にある。地図によると、風雨橋は村よりさらに少し進んだところにあるはずだ。道端にいたオジサンにメモ帳に「風雨橋」とボールペンで書いてみせると、前方を指差した。その方向を見ると、確かに風雨橋が見えた。　だが、その風雨橋はもう使用されなくなったらしく畑の中にぽつんとある。その下を小川がちょろちょろと流れているだけだ。まるで誰も住まなくなった家のように、何か寂しさを感じさせる。一応、薄汚れてしまった風雨橋を渡ってみる。屋根瓦の一部が崩壊してしまって空が見えた。　風雨橋を見たついでにヤオ族の住む油沐（YOUMU）郷の中を歩いてみることにした。中に入ると村全体が１つの家のようで、各家が独立して存在するのではなく、路地も門も壁も家もみな一体となった不思議な構造だった。路地をずっと進んでいくと右手に風雨橋があった。ちゃんと村の中にも風雨橋があったんだ！　そこには村人が集まり、収穫したタバコの葉を干すために棒に掛ける作業をしていた。炎天下の強い日差しを避けて作業するには、このような風雨橋が適している。橋には欄干を兼ねた長い椅子が両側にあり、そこに腰掛けたり、体を横にして休むことが出来る。風雨橋は単なる橋の機能だけでなく、村人が憩う場所でもあるのだ。だから、このように村人に使われている風雨橋を見るとホッとする。　この村にはこの風雨橋の他にも、もう１つあり、村はずれの最初に見たものと合わせると全部で風雨橋が３つあった。村人の話では、全部で５つあると言っていたけれど・・・。　私も椅子に腰掛け、彼女達の作業を見ながらしばらく休ませてもらった。それから、また来た道を１０キロ歩き、バスに乗って富川まで戻った。さすがに２０キロも歩くとかなり疲労したけれど、「今日はその甲斐があったな」と夕食時ビールを飲みながら満足感に浸った。

2005/07/11

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ヤオ族の村を訪ねる　その１

　香港で3ヶ月の中国ビザを取り、広州で３泊、そしてここ連州に着いた。連州は広東省北西部の町。隣には連南ヤオ族自治縣がある。　連州の書店で買った観光マップを手がかりに、連南ヤオ族自治縣にある三排（SANPAI）というヤオ族の村を訪ねることにした。ただし、マップには行き方までは書いていないので、とりあえず連南まで行ってみる。　連州から連南まで田舎道をバスで４０分ほど。連南のバスターミナルで三排行きのバスを探す。すぐに見つけ、一応運転手に三排に行くかどうかを確認し乗り込む。バスは川沿いに進み途中から坂道を上って行く。周囲を取り囲む花崗岩の奇岩が美しい。右手には見晴台のような所が見えた。そこには土産物を売るヤオ族の女性が数人いた。　さらに進むと集落があり、その5分後くらいに車掌のオバサンから「ここだ」と言われバスを降りた。目の前には駐車場があり、そこには大型バスが停車している。　なんか嫌な予感。　駐車場の先には土産物屋が並んでいる。間違いない、ここは観光ヤオ族村なのだ。さらに先にはゲートがあり、入場料が２５元と書かれている。観光向けのものではしょうもないと思い、とりあえず受付の小屋にいた民族衣装を着たお姉さんに声をかけ写真を撮らせてもらった。　それから筆談でちょっと会話をし「ヤオ族の伝統的酒はありますか」と聞いてみると、「うん、あるよ」とのこと。そして手招きをして私をゲートの中の醸造小屋へ案内してくれた。米から造る蒸留酒でアルコール度数が４０％だという。少しだけ飲ませてもらう。泡盛のようだが、もっとクセの強い酒だった。　酒を飲み終えると彼女は「２５元で中を見れるけれど、どうするの？」と私に詰め寄ってくる。観光村のようなので入るのは止めようと思っていたが、彼女の押しに負け入場券を買うことになった。　そして彼女の案内で中を見てまわる。土産物屋の前で彼女は「ちょっと待って」と言って（多分）、店先の売り物のトウモロコシを取り私にくれた。なんとも嬉しい心遣い。その後ヤオ族舞踊ショーのところで彼女と別れ、ショーを見る。中国人の団体観光客が数十名ほどショーを見ていた。　帰り際、入口の受付小屋で彼女の姿を見かけたので声をかけ、それから来た道を引き返した。すると間もなく、後ろから彼女の声が聞こえた。振り返ると彼女がなにやら言っているが、なんと言っているのか分からない。紙とペンを渡すと、彼女は自分の名前と電話番号を書き、私に差し出した。でも、どうしたら良いのか・・・？　とりあえず私も紙に名前を書いて彼女に渡すことにした。　連南に戻るバスの中、「ああ、私もあと１０歳くらい若かったなら・・・」と独りつぶやいた。

2005/07/04

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元陽のイ族の画像を追加

　2003年4月に訪れた中国雲南省の元陽で撮ったイ族の画像をフリーページに追加しました。　右の画像をクリックすると、フリーページにリンクします。

2005/06/05

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元陽周辺のイ族（中国雲南省）

トップページの画像「今月の一枚」を更新しました。今月は先月に続きイ族の女性です。元陽周辺の村にはイ族の他、ハニ族、ミャオ族、タイ族、ヤオ族が住んでいます。村毎の定期市には民族衣装を身に着けた多くの人々がやって来るので見逃せません。また、ハニ族の棚田も必見です。個人的には、ここ元陽周辺が雲南省で最も好きな所です。　　トップページを見る　

2005/06/04

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イ族の村を訪れる（中国雲南省、ニンラン・イ族自治県）

　中国雲南省のニンラン・イ族自治県にあるイ族の村を訪ねた時のミニ旅行記をフリーページにアップしました。イ族の画像もアップしています。こちらからお楽しみください。

2005/05/08

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「パキスタンへ嫁に行く」を読んで

　先日あるブログを読んでいたら、「パキスタンへ嫁に行く」という本について書かれてあった。　この本はパキスタン北西部に住むカラッシュ族の男性と結婚し、その村に住むこととなった日本人女性の話である。私自身その村を訪れたことがあり（残念ながらその時は彼女はいらっしゃらなかった）興味を惹かれたのと、あまり好意的でないブログ管理人のコメントを目にし「本当にそうなのか？」という疑問を感じ読んでみたのだった。　で、実際どうだったのかというと、私にとっては文章が読みやすく、またこの村への懐かしみも感じ、借りてきたその日のうちに読んでしまった。　書かれている内容は、彼女がカラッシュ族の男性と結婚することになった経過、カラッシュ族の伝統的習慣、村人との交流等をわりと「さらり」と書いてある。「文化の違い」や「ある意味苦労を強いられる生活」による困難・苦痛を殊更大げさに表現していないし、かといってそれを「いかにもなんでもないこと」かの如く達観してもいない。彼女の自然な受け止め方に共感を感じた。　また、カラッシュバレーは再訪したい場所の一つであり（多分、いずれ訪れるであろう）、その時は是非とも著者の「わだあきこ」さんにお会いしたいものだと思っている。　残念なことにこの本、絶版となっているので、興味のある方は図書館で借りて読んでみてください。（ちなみに私の街の図書館では、利用が少ないせいか、地下の閉架書庫に収められていました）　「パキスタンへ嫁に行く」　わだあきこ著　（三一書房）　カラッシュ族の画像を見る

2005/04/10

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中国・雲南省のリス族

　トップページの「今月の一枚」にリス族の女性をアップ。　フリーページには、リス族のマーケット情報と「川に張られたワイヤーロープ」を利用した川渡りについて詳細を掲載しました。マーケットの様子や川を渡っている画像もアップしています。こちらからお楽しみください。

2005/04/01

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ラオスのミェン族

トップページの画像、「今月の１枚」を更新。今回はミェン族です。　ラオス北西部中国国境に近いムアンシンの町から１０キロ位離れたミェン族の村、Ban Nam Mai を訪れた時の画像です。村の脇の小川では、病人を治す「ブリッジセレモニー」というものを行っていて、なかなか興味深いものでした。こちらからお楽しみください。

2005/03/05

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タイ北部、ソッポン周辺のラフ族

　トップページの画像、「今月の１枚」を更新。今回はラフ族です。　私が訪れたのは、タイ北部メーホンソン県のソッポンに近い、Ban Look kao Lam というラフ族の村。ひょんなことからこの村に泊めてもらうことになりました。その晩は竹で作った楽器に合わせて彼らと一緒に踊ったりして、なかなか貴重な体験でした。こちらからお楽しみください

2005/02/02

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アカ族の頭飾りについて

アカ族の頭飾りについて、「フリーページ」の「過去のトップページ」、「アカ族(ラオス)」に追記しました。ご覧ください。

2004/11/16

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ラオスのアカ族の画像を追加

フリーページにラオスのアカ族の画像を追加しました。ムアンシン、シェンコック周辺で撮ったものです。

2004/11/12

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ラオスのアカ族

トップページにラオスのアカ族を掲載しました。今後、月に１回更新したいと思います。次回はリス族の予定です。

2004/11/11

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タイのパダウン族（首長族）の写真を追加

トップページに続く、タイのパダウン族（首長族）の写真を追加しました。　　　

2004/09/06

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タイのパダウン族（首長族）

トップページ「今週の一枚」に、タイのパダウン族（首長族）の写真を掲載。現在は難民としてタイ北部メーホンソン県のミャンマー国境近くに住んでいるが、問題が一刻も早く解決し、本来の彼らの土地(ミャンマー)に戻れることを願う。

2004/09/05

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ランテン族

トップページ「今週の一枚」に、ラオス北部に住むランテン族の写真を掲載。黒のシックな民族衣装がなかなか素敵だ。

2004/08/30

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カラッシュ族

2003年の春に訪れたカラッシュ族の写真を1枚と、カラッシュバレーへの行き方をトップページに掲載。1週間ほど滞在し、村の子供達とも仲良くなれて、彼らの自然な雰囲気を撮ることが出来た。物静かな穏やかな人々で、いわゆる一般的パキスタン人(結構アグレッシブ)とはかなり異なる。カラッシュ族は人口約3000人と少なく、今後の文化継承についてちょっと心配。会えなかったが、村にはカラッシュ族の男性に嫁いだという日本人女性もいるという。カラッシュ族のフォトギャラリーはこちらです。　http://hiroto.kt.fc2.com/kalashwomen.html（お手数ですが、コピー＆ペーストでお願いします）

2004/08/27

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