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カテゴリ:少数民族
先日あるブログを読んでいたら、「パキスタンへ嫁に行く」という本について書かれてあった。
この本はパキスタン北西部に住むカラッシュ族の男性と結婚し、その村に住むこととなった日本人女性の話である。私自身その村を訪れたことがあり(残念ながらその時は彼女はいらっしゃらなかった)興味を惹かれたのと、あまり好意的でないブログ管理人のコメントを目にし「本当にそうなのか?」という疑問を感じ読んでみたのだった。 で、実際どうだったのかというと、私にとっては文章が読みやすく、またこの村への懐かしみも感じ、借りてきたその日のうちに読んでしまった。 書かれている内容は、彼女がカラッシュ族の男性と結婚することになった経過、カラッシュ族の伝統的習慣、村人との交流等をわりと「さらり」と書いてある。「文化の違い」や「ある意味苦労を強いられる生活」による困難・苦痛を殊更大げさに表現していないし、かといってそれを「いかにもなんでもないこと」かの如く達観してもいない。彼女の自然な受け止め方に共感を感じた。 また、カラッシュバレーは再訪したい場所の一つであり(多分、いずれ訪れるであろう)、その時は是非とも著者の「わだあきこ」さんにお会いしたいものだと思っている。 残念なことにこの本、絶版となっているので、興味のある方は図書館で借りて読んでみてください。(ちなみに私の街の図書館では、利用が少ないせいか、地下の閉架書庫に収められていました) 「パキスタンへ嫁に行く」 わだあきこ著 (三一書房) カラッシュ族の画像を見る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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